花粉による肌トラブルを内側からケアするレスキュー食材3選

時短美容協会 一般社団法人
更新日:2020-02-22 06:00
投稿日:2020-02-22 06:00
 春の訪れが楽しみな時期になりました。でも、待ち遠しい一方で、春は花粉症の方にとっては、悩みの多い季節……。肌も揺らぎやすくなる季節です。
 そこで今回は、体の内側からの花粉症に負けない肌を目指せる食材やお役立ち情報を、時短美容協会に所属する栄養士の筆者がご紹介します。

花粉のダメージに負けない肌ケアのポイント

 暖かくなると花粉の飛散によって、目がかゆくなったり鼻詰まりやくしゃみが出たり、などの症状が起きやすいですよね。言うまでもなく、それは春が一年の中で特に花粉の飛散量が多いから。

 肌には外の刺激から皮膚を守るバリアの働きがありますが、花粉による外からの刺激によって肌のバリア機能が低下してしまうと、刺激を受けやすくなりトラブルにも繋がりやすいでしょう。

 そのため、花粉によるさまざまな症状を少しでも減らすためにも、肌のバリア機能を内側から高めて対策を行なっていくのがポイントに。

花粉に負けない肌を目指せる食材3選

1:発酵食品

 味噌や納豆、ヨーグルトなどの発酵食品には、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が豊富に含まれています。

 肌のバリア機能を高めるには、発酵食品で腸をケアして免疫力を上げることが大切。腸は免疫細胞のバランスを整える働きがあるといわれているので、肌のためにも腸のケアは念入りに行いたいですね。

 また発酵食品に含まれる食物酵素によって、花粉症の症状の緩和に期待ができるといわれています。

2:ココア

 ココアに含まれるポリフェノールには、肌にダメージを与える活性酸素を、ポリフェノールの抗酸化作用によって抑える働きがあり、肌トラブルを防いでくれ作用が期待できます。

 また、鼻水や目の痒みなどの原因物質の生成を抑えてくれる効果も狙えます。

3:お酢

 お酢に含まれる酢酸には腸内環境を整える働きがあり、アミノ酸は代謝の向上に繋がるので、肌のターンオーバーのサイクルを整える効果があるといえます。

 また花粉症には、黒酢やバルサミコ酢などの濁り酢がオススメ。酢酸菌によって免疫反応のバランスを整え、症状も抑えてくれます。1日30ml程度の摂取で、効果が期待できるでしょう。

日常生活に花粉を取り込まないポイント2つ

 そもそも花粉を日常生活に取り込まないことも、今の時期の肌ケアにおける重要なポイントです。そこで、日常生活に花粉を取り込まないポイントを2つ解説します。

1:マスク

 花粉対策でマスクを使用する際は、湿ったガーゼを間に挟んで使用すると、体内への花粉の侵入を防ぎやすくなるでしょう。さらに、ガーゼにミント系のアロマを加えると、鼻通りもスッキリしますよ。

2:眼鏡

 花粉による目の違和感には、目に入る花粉の量を大幅にカットできる眼鏡がオススメ。普段コンタクトを使用している人も、プラスで伊達眼鏡をかけるだけで効果がアップするはずです。

 花粉時期の肌ケアは、インナービューティーと花粉を取り込まない対策の両輪での対策がオススメ。花粉に負けず、元気に過ごしていきましょう!

<文・時短美容協会所属/Nozomi・栄養士>

時短美容協会
記事一覧
一般社団法人
「時短美容」を単なる「省略美容」「ながら美容」ではないものと定義し、多忙な現代女性が「美容の時間を効率的に確保するため」に欠かせない正しい美容知識の普及に努めるとともに、美容にまつわる正確な時短知識を有する「時短美容家」「時短美容協会認定美容家」ならびに、薬機法(旧薬事法)を遵守する「美容ライター」の育成および普及活動を行っています。
WEB:https://fastbeauty.biz

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


「ジェネリック医薬品」って何が違うの? いまさら聞けないメリット・デメリット【薬剤師解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
紫外線は“顔のたるみ”の大敵です! 老化だから…って諦める前に試したい4つのこと【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ひぃ~! ツヤ肌ファンデ→数時間でドロドロに…。大人世代が「買って後悔する」コスメのポイント【美容家解説】
 炎天下でもドロドロ顔面を回避したい40代にとってファンデーション選びは死活問題。最近では比較的安価なツヤ肌ファンデーシ...
「化粧めんどい界隈」に伝えたい。ずぼらな私が発見した“ラクして可愛いを作れる”6つのウラ技
「あと15分で家を出なくちゃいけないのに、まだメイクできてない! 手抜き感は出さずにパパッと終わらせたい!」「出勤しなき...
えっ、食物繊維が逆に「便秘の原因」になるってホント? “正しい摂り方”を知っておかなきゃ【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
痩せたい…でも食事制限は嫌! ダイエット中の間食、何時に何を食べればセーフなの?【医療従事者監修】
 ダイエットをしていると、厳しい食事制限をしがち。とはいえ、食事制限でストレスがたまって過食してしまっては、元も子もあり...
知ってた?「レチノール」に紫外線は大敵です。夏にヘビロテする前にちょっと待って!【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
大人だって「バブみメイク」をしてみたい! 童顔風になれる4つのコツ
 最近よく見聞きする、「バブみメイク」。「10代、20代の子がやる分には可愛いだろうけど、私の年齢ではちょっと…」なんて...
2025-05-28 22:04 ビューティー
昭和バブル→令和メイクに即変身!40代でもトレンド顔になれる簡単プチプラコスメ3品【美容家厳選】
「今どきらしさ」のあるトレンドメイクをしたいけれど、何を買ったらいいのかわからない…と感じているOVER40歳にこそ、プ...
雨の日の「頭痛」は水のせい? 梅雨の前に知っておきたい“気象病”の対策方法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ケアしてるのに~! 40代の「イマイチ肌」を乗り切るアイテム3つ。日焼け止めから見直して【美容家厳選】
 今年は、5月から真夏のような暑さの日も多く、「ちゃんとケアをしているのに、なんだかイマイチ」の声もチラホラ。  物価...
対策は万全に!「水虫」に感染しやすい人の特徴って? 気温15度以上は要注意【医療従事者監修】
 夏になると、水虫になる人が増えるといわれています。「自分は大丈夫」と思っていても、プールや温泉などで知らない間に感染し...
物価高の今こそ「節約美容」を! プチプラでも満足度“1万円越え”のアイテム3つ【美容家厳選】
 長引く物価高の影響で、日々の美容にもこれまで以上に「コスパ」や「お得感」を求める声が高まっています。  節約しつつも...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎ...
日焼け対策、怠ってない? アウトドアガチ勢が実践すべき“美肌”を死守する3大ケア
 春と夏はポカポカと気持ちいい外の空気を吸いながら、アウトドアスポーツをしたくなる季節です。でも、「日焼けが気になる」と...