“こすらない洗顔”が大人気! でも…毛穴汚れって取れるの?

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2020-09-10 06:00
投稿日:2020-09-10 06:00
 毎日行うスキンケアのひとつに「洗顔」がありますが、誰かに習うものでもないので、自己流で行っている人も多いのではないでしょうか? 自分の洗顔方法にイマイチ自信がない……そんなあなたにおすすめしたいのが、今話題の“こすらない洗顔”です。“目から鱗”の洗顔方法、ぜひ試してみてくださいね!

“こすらない洗顔”が大人気! 一週間で肌が変わる美容法って?

 洗顔は、肌に不要な皮脂やメイクなどによる汚れを取り除く大切なもの。しかし、少なからず肌への負担となるため、間違ったやり方をしてしまうと将来の肌に悪影響を及ぼす可能性があるんです。そんな肌負担を最低限に留めるという、“こすらない洗顔”とは、どのようなものなのでしょうか?

摩擦ゼロ! “こすらない洗顔”とは

 “こすらない洗顔”とは、その名の通り洗顔時に肌をこすらない洗顔方法のこと。とはいえ、洗顔時に「普段からたっぷりの泡で洗顔してるよ!」という人も多いと思います。

 でも、おそらくそういった人は、「泡を使って指の腹でくるくると優しく洗いあげている」のではないでしょうか? 実は、“こすらない洗顔”では、この刺激すら与えない画期的な洗顔方法なんです。

普段の洗顔が肌負担の原因になっている

 “摩擦ゼロ洗顔”の考案者、美容家の石井美保さんはじめ、洗顔による肌負担を懸念する美容家さんはたくさんいるようです。

 肌は摩擦などの刺激から肌を守ろうとして、肌を硬くしたり、メラニン色素を分泌させます。要は、今まで良いとされていた「たっぷりの泡を使って、くるくると指の腹で洗う洗顔」だけでも少なからず刺激となり、将来のシミやシワ、くすみなどの原因になるかもしれないということ。

 “こすらない洗顔”は、この負担を最低限まで減らすことができる方法。なんと、「一週間で肌の調子がよくなった」という声もたくさんあるようです。

今日から実践!3STEP“こすらない洗顔”のやり方

 “こすらない洗顔”には特別なアイテムも必要ありません。普段使っている洗顔料、そして、自分の手があれば行えるため、今日からでも実践可能! さっそく、3STEPでできるやり方をチェックしていきましょう。

STEP1:濃密な泡を作る

 まずは、普段お使いの洗顔料を泡立てます。もちもちとした濃密な泡を作りましょう。

 手だけで泡立てると時間がかかってしまいますので、泡立てネットはあった方が楽ですね。もちろん、ポンプ式の泡洗顔料を使うのもありです。

 洗顔料はケチらず、適量を使うことがポイント。必要な泡の目安はピンポン玉3つ分ほどですので、足りない場合には洗顔料を調整してください。

STEP2:両手に泡を乗せ、肌に垂直に押し当てる

 両手に作った泡を乗せて、顔全体にまんべんなく広げましょう。そして、ここからがポイント! 濃密な泡をクッションの代わりにして、肌に垂直に押し当てるように手を動かして洗いあげていきます。

 注意点は、この時手を横に滑らせたり、指でくるくると細かく洗わないこと。凹凸がある目や小鼻脇なども、同じように洗っていきます。必ず、手と顔の間に泡がある状態を意識してください。

STEP3:ぬるま湯でしっかり洗い流す

 最後に、すすぎです。せっかく肌負担が減っても、洗顔料が肌に残ってしまうと肌トラブルの原因になるため、念入りに行うことが必須!

 ぬるま湯を手にすくって、洗顔時と同じように肌に優しく当てるようなイメージで洗い流していきましょう。30〜50回ほどこの動作を繰り返すと、綺麗に泡が落とせるはずです。

 フェイスラインや髪の生え際は泡が残りやすい部分ですので、きちんと落とせているか、鏡などで確認しながら行うことをおすすめします。

“こすらない洗顔”への素朴な疑問! 毛穴汚れはどうなるの?

 最後に、“こすらない洗顔”への素朴な疑問を解消していきましょう。

こすらずに毛穴汚れは取れる?

 こすらない洗顔だけでもしっかり毛穴汚れは落とせるそうですが、気になる方は、こすらなくても毛穴汚れをしっかり落とせるクレンジングや洗顔料を使用してみるのもひとつの手。

 こすらない洗顔を続けることで毛穴悩みは徐々に減ってくるそうですので、未来の肌に期待して日々のケアを淡々と行うことが大切でしょう。

1日に行う洗顔は何回?

 “こすらない洗顔”は、朝晩2回がおすすめです。朝は何かと忙しいため、「ぬるま湯で洗い流すだけ」という人も多いようですが、就寝時に分泌された皮脂は水だけの洗顔だけでは落とせません。皮脂が残っているとメイクもちにも影響しますので、朝も洗顔習慣をつけることをおすすめします。

クレンジングはどうしたら良い?

 “こすらない洗顔”をしたからといって、メイクや皮脂などの油性の汚れは落ちません。そのため、メイクを行う限り、クレンジングをすることは必須。

 適量のクレンジング料を使用して、洗顔と同様、肌をこすらないように優しくメイクを落としていきましょう。落ちにくいアイメイクは、ついゴシゴシとこすってしまいがちですので、要注意。どうしても指に力が入ってしまうという人は、力が入りづらい薬指と小指を使うと、適度な力加減でクレンジングを行うことができます。

 すすぎは、“こすらない洗顔”と同じく、ぬるま湯で優しく洗い流すようにしましょう。

“こすらない洗顔で”肌が変わる! 美肌習慣はじめませんか?

 いかがでしょうか? 新しい美容法である、“こすらない洗顔”。私も、「ちゃんと洗えるのかな?」と試してみたところ、普段と変わらずちゃんと洗顔できました。また、洗顔したあと、タオルで水気を押さえた後にはいつも顔が赤くなるのですが、洗い上がりの肌に赤みもありません。

 実は、洗顔後の赤みは肌をこすることによって起こる反応だそうです。今まで、肌に負担をかけていたことに、気づけた次第……。正直、今までの洗顔よりも少々手間は増えますが、(笑)しばらく続けてみたいと思います♪

 誰でも簡単に試せる“こすらない洗顔”、ぜひ実践して効果を実感してみてくださいね。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ビューティー 新着一覧


「ジェネリック医薬品」って何が違うの? いまさら聞けないメリット・デメリット【薬剤師解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
紫外線は“顔のたるみ”の大敵です! 老化だから…って諦める前に試したい4つのこと【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ひぃ~! ツヤ肌ファンデ→数時間でドロドロに…。大人世代が「買って後悔する」コスメのポイント【美容家解説】
 炎天下でもドロドロ顔面を回避したい40代にとってファンデーション選びは死活問題。最近では比較的安価なツヤ肌ファンデーシ...
「化粧めんどい界隈」に伝えたい。ずぼらな私が発見した“ラクして可愛いを作れる”6つのウラ技
「あと15分で家を出なくちゃいけないのに、まだメイクできてない! 手抜き感は出さずにパパッと終わらせたい!」「出勤しなき...
えっ、食物繊維が逆に「便秘の原因」になるってホント? “正しい摂り方”を知っておかなきゃ【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
痩せたい…でも食事制限は嫌! ダイエット中の間食、何時に何を食べればセーフなの?【医療従事者監修】
 ダイエットをしていると、厳しい食事制限をしがち。とはいえ、食事制限でストレスがたまって過食してしまっては、元も子もあり...
知ってた?「レチノール」に紫外線は大敵です。夏にヘビロテする前にちょっと待って!【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
大人だって「バブみメイク」をしてみたい! 童顔風になれる4つのコツ
 最近よく見聞きする、「バブみメイク」。「10代、20代の子がやる分には可愛いだろうけど、私の年齢ではちょっと…」なんて...
2025-05-28 22:04 ビューティー
昭和バブル→令和メイクに即変身!40代でもトレンド顔になれる簡単プチプラコスメ3品【美容家厳選】
「今どきらしさ」のあるトレンドメイクをしたいけれど、何を買ったらいいのかわからない…と感じているOVER40歳にこそ、プ...
雨の日の「頭痛」は水のせい? 梅雨の前に知っておきたい“気象病”の対策方法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ケアしてるのに~! 40代の「イマイチ肌」を乗り切るアイテム3つ。日焼け止めから見直して【美容家厳選】
 今年は、5月から真夏のような暑さの日も多く、「ちゃんとケアをしているのに、なんだかイマイチ」の声もチラホラ。  物価...
対策は万全に!「水虫」に感染しやすい人の特徴って? 気温15度以上は要注意【医療従事者監修】
 夏になると、水虫になる人が増えるといわれています。「自分は大丈夫」と思っていても、プールや温泉などで知らない間に感染し...
物価高の今こそ「節約美容」を! プチプラでも満足度“1万円越え”のアイテム3つ【美容家厳選】
 長引く物価高の影響で、日々の美容にもこれまで以上に「コスパ」や「お得感」を求める声が高まっています。  節約しつつも...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎ...
日焼け対策、怠ってない? アウトドアガチ勢が実践すべき“美肌”を死守する3大ケア
 春と夏はポカポカと気持ちいい外の空気を吸いながら、アウトドアスポーツをしたくなる季節です。でも、「日焼けが気になる」と...