更新日:2021-02-06 04:41
投稿日:2021-02-06 04:30
「冷酷と激情のあいだvol.30〜女性編〜」では、持病を理解されずに夫への別居を突きつけた妻・Yさんの決断をご紹介しました。さて、そんなYさんからの離婚の申し出に応じていないという夫・Tさんの真意は…?
生活費を入れない理由とは
「離婚は、今はしたくないですね。今ある“既婚者”という社会的ステイタスを捨てたくないですし、なにより、Yは病気なので他の女性よりも口うるさくないところが、結婚生活では楽です。仕事をしていれば、“既婚者”であるほうが、なにかと信用も得やすいですし、僕は晩婚だったので、やっと結婚できたっていう安堵もあります」
現在、別居中である妻のYさんから離婚を突きつけられているTさん。「まだ結婚して1年ちょっとなのに、納得できない」と不満を口にします。
「Yは、病気への理解がないし家のことをしないし、生活費だって入れないしって理由で『離婚したい』って言ってきていますけどね。そこは僕なりに反論があります。
Yは持病のせいで、体調が悪くて家事が満足にできないときもけっこうあるんですけど、そんなときにも僕は文句ひとつ言っていないんですよ。
代わりに僕が家事をしているのかって聞かれたらノーですけど、だけど文句を言わずに寝かせてあげているんだから、その分、僕からの生活費は入れなくていいと思っています。
Yがきちんと家のことをするなら、その対価として生活費を家に入れるべきだと思うけど、うちはそうじゃないですから」
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