話題の音声SNS「Clubhouse」を楽しめるようになる3つのコツ

内藤みか 作家
更新日:2021-02-18 06:00
投稿日:2021-02-18 06:00
 突如として話題になった音声SNS「Clubhouse」。他のSNSと違い、招待制かつ音声でコミュニケーションをとるという形式が、ステイホームを続ける人たちの心をくすぐったようです。一方で、登録したはいいけれどどう使ったらいいかわからないという人も。Clubhouseを楽しむちょっとしたコツをお伝えします。 

まずはリスナーとして楽しもう

 Clubhouseにはスピーカーとリスナーがいます。自分でルームを立ち上げてスピーカーになればリスナーに向けて話をすることができますが、そうでない場合は聞くことしかできません。しかしClubhouseが面白いのは、スピーカーから指名された際や、自分から手を挙げてスピーカーがそれを認めた場合、スピーカーのひとりとして話の輪に加わることができるところ。

 手を挙げる勇気があれば、芸能人とやりとりするチャンスもある無料のSNSはかなり魅力的で、話題になるのもわかります。けれど、慣れないところでいきなりトークをするのは怖いと思う人も多いでしょう。まずはリスナーに徹し、ラジオ気分で誰かのライブトークを楽しむことから始めることをお勧めします。

気になる人をフォローしよう

 Clubhouseでは、フォローしている人と関連しているトークルームが優先して表示されやすくなっているようです。なので、まずは興味ある人をフォローしていくといいでしょう。では、Clubhouseで気になる人を、どうやって見つけたらいいのでしょうか。それは、画面の左上にある虫メガネマークで検索することができます。

 虫メガネマークをクリックすると、気になるワードを入れて検索することができます。知っている友人知人や芸能人の名前で探すこともできますし、好きな言葉で検索できるので、趣味や居住地や出身校が同じ人を探すことなどもできます。その人がプロフィールに書いている言葉がヒットする形です。こうしてフォローしていくことで今後、関心がある情報が自分に入ってきやすくなるようです。

お気に入りのルームを見つけよう

 自分が興味がある人をフォローしていくと、その人が入っているトークルームが表示されたり、その人がどこかのトークルームでスピーカーになるとそのお知らせが来るようになるなど、だんだんと興味のアンテナに近い情報が入ってくるようになります。

 私はメディア系の人を多くフォローしているからか、メディア関係のことを語り合う部屋がよく表示されています。私のようにジャンルを絞り込んでフォローするとそのジャンルに近い情報が増える傾向にあり、幅広くいろいろなジャンルの人をフォローすると幅広い情報が入ってくると思われます。

 そして表示されたいくつものルームの中から聴いてみたいと感じた部屋をクリックすればそこに入室することができます。まずはその部屋で何が話されているかを聞いてみましょう。気に入ったらいつまでも聞いていてもいいし、あまり合わない、または用事がある時などは、そっと去ることができます。挨拶せず静かに去っても大丈夫という部屋が多いのが、Clubhouseの気楽なところです。

お気に入りのスピーカーにアラートをつける

 聴いていくうちに「この人の話をぜひまた聞いてみたい」と感じる人が現れるかもしれません。そういう時は、アラート機能を設定することができます。その人のプロフィールページにあるベルのマークをクリックし、その人がルームを作ったら常にお知らせが来るよう設定できるのです。

 2週間使ってみてとてもラクだと感じたのは、聴いているだけならこちらはノーリアクションでいいというところです。他のSNSだと「いいね!」を押したり、何らかのコメントを書き込む必要が出てくることもありますが、Clubhouseはそれらはできないので、話を聴くことに集中できて気楽なのです(登壇者に知り合いがいると、こちらもスピーカーに指名されるというハプニングが起きる時はありますが、それも絶対ではなく「今は無理」と断る機能も付いています)。

  ◇  ◇  ◇

 ちなみに私のClubhouseのアカウントは @micanaitoh です。先日、短編音声ドラマ「#クラドラ」を配信してみました。Clubhouse内に「合コン部屋」を開いた男女のコメディーで、三浦佑介さんが演出し、劇団「あサルとピストル」さんが演じてくれました。こんな風にコラボできるのも楽しいところです。今後も続けるつもりなので、よろしければぜひチェックしてみてくださいね。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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