“女子アナ”上等!結婚願望が叶わないトホホ女性の共通点とは

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2021-03-09 06:15
投稿日:2021-03-09 06:00

婚活用写真が自撮りNGのワケは…

――写真はプロに頼むほうが確実だ、ということですね。

五十嵐先生 自撮りは、自分「だけ」が満足できる写真に仕上がりがちです。最近の加工技術はめざましく発展していますが、“盛りすぎる”と、直接相手に会ったときにガッカリされる可能性が高くなるデメリットもはらんでいます。一方、プロのカメラマンは、本人が一番素敵な瞬間をプロの目線で切り取ってくれます。写真集がいい例で、自撮りよりもクオリティーが高いのは一目瞭然です。

 婚活用のお写真を撮影する理由は、結婚相手を探すためですよね。自分自身最上のお相手と出会いたいのであれば、ご自身も自分自身最上の写真を用意してアプローチする。そのためには、プロの手をお借りするのが一番の近道なのです。

 写真はプロの手を借りるという言葉に、何度も頷き共感しました。筆者は仕事柄、カメラマンさんとご一緒する機会が多いのですが、「こんなに美しく撮れるものなんですか!?」と、驚いた経験が数え切れないほどあるからです。背景や光の加減が計算され尽くされていて、プロの手による写真はまさに芸術作品。五十嵐先生と同意見で筆者も、“勝負時”はプロに撮影してもらうことをお勧めしたいです。

 そして、五十嵐先生が「絶対に守っていただきたいです」と言う、明るい色のワンピース。説得されてもなお、抵抗を覚える人がいるかもしれません。筆者も五十嵐先生の結婚相談所に入会していたら、「それは無理です!」と、即答していたでしょう。

 ですが、女性会員のビフォーアフターの写真を見せていただいたら、「元女子アナかモデルさんですか?」と思うほど様変わりしていました。今はオワコンといわれている合コンに同席していたら、男性全員が持っていかれてしまうであろう、アレです。「今夜のわたしは負け戦」と、敗北感にまみれる、あの女性です。勝ち組に入るためには、「郷に入れば郷に従え」は正攻法だと、思い知らされました……。

 五十嵐先生によれば、「自分の物差しを振りかざして婚活している人は、残念ながらご成婚できません」とのこと。アドバイスを聞き入れる素直さも、大人婚には必須要素と言えそうです。

譲れない条件が多すぎる

五十嵐先生 40代になると誰しも、自分が積み重ねてきた生活習慣があるものです。性別を問わず本人のスタンダードになっているため譲り合えず、破談になってしまったケースが多々あります。細かなことですが食事の作法が気に入らない、お風呂に入るのは夜か朝かなどでも譲り合えなければ、ぶつかり合いになってしまうのです。

 結婚生活は、ギブアンドテイク。お互いに win-win の関係にならなければ継続できません。ご自身がなにかを譲ってもらっていると感じるのであれば、ご自身も相手になにかを譲らないといけないのです。

 たとえば40代の女性が、同年代で「高収入」「高学歴」「高身長」の「3高男性」を求めたとします。ご自身はなにを譲って、なにをして差し上げられるのか。冷静に分析すれば、すべてを求めることが無謀だとわかるはずです。同年代の高条件男性は、まだ子どもがほしいという思いがあり、30代の女性にアプローチするケースが後を絶たないのですから。自分がして差し上げられることがないにもかかわらず、求めてばかりでは相手にNOを突きつけられるのは当然なのです。

――なるほど。譲り合いの精神が成婚へ結びつくのですね。

五十嵐先生 お相手はご家族ではなく血のつながらない人なので、一緒に生活するメリットを感じられなければチョイスしてもらえない、ということです。自分が当たり前としてきた生活様式は、お相手には当たり前ではないという意識で、譲り合っていただきたいです。自分の当たり前を、相手に強要してはいけないのです。

 自分のスタンダードが、相手の標準とは限らない。結婚生活のみならず、人生においても胸に刻んでおきたい言葉です。

 五十嵐先生によれば、「柔軟性がない」具体例はまだまだあるとのこと。

 次回に続きます。

いがらし・まこ

日本仲人協会仲人。5年連続で同協会にて、1800人の中から成婚数全国No.1を表彰される。運営する結婚相談所は、ヘアメイクとファッションアドバイス、お買い物同行、女子会・男子会(お茶、食事)など、きめ細かい Person to Person のサポートがコンセプト。真剣に結婚を考えている人を、マンツーマンでサポートしている。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


人生初キスは先輩と♡…なのに鼻毛チョロ!? アラフォーの恋愛黒歴史譚4選
 40代を超えた女性の中には、できれば忘れたい恥ずかしい「恋愛黒歴史」が一つくらいあるもの。大人になった今だからこそ、笑...
恋バナ調査隊 2023-08-21 06:00 ラブ
「そうめんでいい」って何?料理が原因で火蓋が切って落とされた夫婦喧嘩
 夫婦喧嘩といえば、「浮気」や「性格の不一致」が思い浮かびますよね。でも、侮れないのは「料理にまつわる夫婦喧嘩」。今回は...
恋バナ調査隊 2023-08-20 06:00 ラブ
羨ましくさえ感じる今日この頃…結婚しない人を「賢い」と思う5つの瞬間
 最近は、結婚しない女性が増えてきています。「寂しくないのかな?」と思う一方、羨ましく感じる既婚者も少なくないのではない...
恋バナ調査隊 2023-08-19 06:00 ラブ
「前妻に謝りたい…」人並みの奥さんになれない女との再婚を悔いる50男
「冷酷と激情のあいだvol.156〜女性編〜」では、不倫の末に結婚をした和美さん(43歳・仮名)が、夫であるフミオさん(...
並木まき 2023-08-19 06:00 ラブ
「お前は不倫する女だろ?」略奪婚後に本性露わに…モラハラ夫に苦しむ女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-08-19 06:00 ラブ
「誕生日おめでと」をせがむ男…“察してちゃん”LINEが送られてきたら?
「こう答えてほしい」「こっちの気持ちを分かって!」という意図を感じる“察してLINE”が送られてきたら、あなたはどう対処...
恋バナ調査隊 2023-08-19 06:00 ラブ
明石家さんま&大竹しのぶはレア?離婚後も仲良しな元夫婦の特徴と副産物
 離婚後の元夫婦というと険悪なイメージがあるでしょう。もちろん、泥沼裁判まで発展した離婚なら険悪な関係で終わりそうですが...
恋バナ調査隊 2023-08-18 06:00 ラブ
ブラとパンツがバラバラのバレバレ! めちゃ恥ずかしかった下着の失敗談
 好きな男性といいムードになったときに「ヤバ! 今日の下着最悪なんだった……」と焦った経験はありませんか? 今回はそんな...
恋バナ調査隊 2023-08-18 06:00 ラブ
“カードはあるが現金はない”の気苦労 結婚に不向きな金持ち彼氏あるある
 お金持ちな男性と付き合っている女性は、うらやましいですよね。交際中は奢ってもらえたり、結婚すれば大きな安心を得られたり...
恋バナ調査隊 2023-08-18 06:00 ラブ
パパ活の逆!? ママ活狙いの彼女たちがマッチングアプリで増えているワケ
 じわじわと浸透しているかもしれないママ活。パパ活の逆で、若い男性が年上の女性とデートをして、お小遣いをいただくものです...
内藤みか 2023-08-17 06:00 ラブ
結婚していないとかわいそう? いいえ、独身生活が最高すぎる5つの理由
 一昔前までは、30代で結婚していないと「かわいそう……」なんて思われちゃう時代でした。でも今は、独身を謳歌する女性も増...
恋バナ調査隊 2023-08-17 06:00 ラブ
親切の押し売りって…世話焼き夫“うざい”あるあると迷惑な時の対処法
 多くの女性が、家事や育児に協力してくれない夫を嘆き、「家事や育児に協力的な夫になってほしい!」と願う人は多いでしょう。...
恋バナ調査隊 2023-08-17 06:00 ラブ
ベタ惚れ彼氏をゲットしてプロポーズされちゃう3ステップ
 恋愛中の方は今のパートナー、出会いを探している方は次の男性との恋は実りあるものにしたいですよね 。  できれば自...
若林杏樹 2023-08-16 06:00 ラブ
大切な子供の未来のために…離婚予備軍が大事にしたい準備期間と3つの対策
 夫婦関係を続けてはいるけれど、気持ちはもうない……。そんな離婚予備軍の女性でも、子供がいると別れるべきではないのでは?...
恋バナ調査隊 2023-08-16 06:00 ラブ
「夫、いる?」子どもが巣立った後の夫婦関係を考えるとゾッとする
 子どもが低年齢の時は、子どものお世話に手一杯で早く成長してくれないかな……と考えた経験があるのは私だけではないはずです...
豆木メイ 2023-08-15 06:00 ラブ
貴女の度数は? オスを引き寄せる「フェロモンジャッジ」に挑戦!
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-08-15 06:00 ラブ