まだ間に合う!40歳OVERで結婚願望が叶わない女性の共通点

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2021-03-16 12:13
投稿日:2021-03-16 06:00
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする、「40代50代の大人婚」連載の番外編。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、日本仲人協会にて「2015~2019年 5年連続 成婚数全国1位」に表彰されたやり手の仲人、五十嵐まこ先生に「40歳オーバーで結婚願望が叶わない女性の共通点」について、全3回にわたって聞く最終回です。五十嵐先生は、“気軽に相談できる隣のお見合いお姉さん”ではありますが、入会者には「連続でダメ出しもします」とのこと。やや辛口のアドバイスもありますが、ご承知おきを。

男性を立てることができない女たち

――五十嵐先生は40歳オーバーで結婚願望が叶わない女性の共通点として、「柔軟性がない」の一言に尽きるとおっしゃっていました。前々回前回の項目以外に、共通点はあるのでしょうか。

五十嵐まこ先生(以下、五十嵐先生) 男性を立てることができない女性です。「自分はすごい」と思ってもらいたいがためにしがちな“マウンティング”は、男性に限りません。40歳をすぎてある程度仕事で経験を積んでいる女性も、ご自身の優位性を誇示してしまいがちなのです。

 女性会員の中には初回のお見合いで、お相手を“口撃”して帰ってしまうパターンもありました。“知識の披露とお互いの意見の否定合戦”になってしまったのでしょう。

――せっかくのお見合いの場で、そんな事態が起こり得るのですね。

五十嵐先生 今ご成婚できていない女性の大半は、ただしい「男性の立て方」を知らない、あるいはできないと言っても過言ではありません。

男性を褒めて伸ばせば幸せになれる

――具体的に「男性を立てる」ためにはどうすればいいのでしょうか。

五十嵐先生 第一に、お相手を褒めることです。一般的にはお仕事にかんする内容を褒めるといいとされていますが、趣味や一生懸命頑張っていること、思考の筋道など、探せば褒めるポイントはいくつも見つかるはずです。

 人によりプライドのありかは異なります。会話を重ねるしか見つける方法はありませんが、そこをいち早く察知することも、コミュニケーションスキルの一種なのです。

 また、人間としての関係が深まってきた場合は、頼ることも男性を立てるスキルとなります。たとえ自分でできる事柄でも、お相手を頼ってみるのです。これを面倒だと捉える女性が多いのも事実ですが。

――たしかに。ジェンダーレスで仕事を頑張っているのに、なぜプライベートでまで相手を気遣わないといけないの? と考える女性はいるかもしれません。

五十嵐先生 男性は褒められ頼られるとご自身の存在意義を感じ、自信を持つようになります。結果、「いい男」に成長するのです。

 男性を立てられれば、最終的にはご自身も幸せになれるということ。正直、女性のほうが地頭がいい方が多いからこそ、身につけていただきたいです。

 以前インタビューした男性は、「◯◯さん、お弁当いっぱい食べて、食欲旺盛ですごいですね!」と褒められただけで「1日中ハッピーでした」と語っていました。

 その場にいた女性スタッフ全員が、「かわいい! それだけでいいんですね」と伝えたところ、「多くの男性は、女性より脳のつくりがシンプルにできているんでしょうね」とのこと。

 筆者が大好きな作家・林真理子先生は、ご著書のあとがきで初対面で相手のどこかを必ず褒めると書かれていた記憶があります。褒める訓練は、しておいて損はないかもしれません。

謙虚な気持ちと感謝の心を持っていますか?

五十嵐先生 男性を立てる言動にもつながりますが、謙虚な気持ちと感謝の心を持ち合わせていない女性は、いずれ男性から「交際終了」のご連絡が来ます。

 初回でのお見合いは、大抵がホテルのラウンジ。コーヒー1杯でも高額です。しかも、男性が全額支払うのが暗黙の了解。お見合いでご成婚へ至るには、男性は女性の2倍ほどお金をかけているかもしれません。その事実を「当たり前」と受け止めて、お礼を言わない“ごっつぁん女”は、どの男性にも選ばれません。男性は、ご自身に見合ったお相手にしかペイしないからです。

 結婚相談所では、「真剣交際」に進む前の「仮交際」中、同時進行で複数のお相手とデートができます。「ごちそうさまでした」の一言すら伝えられない女性は、奢りがいがない。早々に足切りされてしまうのは当然なのです。

――では、謙虚な気持ちと感謝の心を持っている女性に共通点はありますか?

五十嵐先生 お見合い前に、「当日はなにかお返しを持っていったほうがいいですか?」と、質問してくる女性です。男性がお茶代をごちそうしてくれるとわかっているので、手土産を持参しようとします。

 男性は気に入ったお相手に対しては、格好をつけたくなるもの。会員女性の中には、ラウンジで「ケーキでもいかがですか?」と勧められたり、「僕もおなかが空いたので……」と、上階で天ぷらやお寿司をごちそうになる女性もいました。

 彼女たちのように、奢るに値する女性は短期間でご成婚できます。

 余談ですが筆者は本インタビュー後、五十嵐先生からお守りの“おみや”をいただきました。お守りを。そして、日本仲人協会で成婚退会した女性からは伊勢名物の「赤福」を。

 初対面なのに「会う前から自分のことを考えていてくれた」と、感動しました。値が張る品物ではなくてもいい“小さなおみや習慣”は、徹底したいと思いました。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「抱けばイライラが収まる」離婚協議中に妻を求める夫の本音
「冷酷と激情のあいだvol.101〜女性編〜」では、夫のヒロタダさん(仮名)と離婚の話し合いを進めている妻・華絵さん(仮...
並木まき 2022-07-30 06:00 ラブ
なんで? 彼に「結婚式やりたくない」と言われた時の対処法
 40代を目前に控えて、こっぱずかしい……という気持ちを抱くと同時に、「つつましい結婚式でもやりたい」「一生の思い出にな...
恋バナ調査隊 2022-07-30 06:00 ラブ
不倫懇願に浮気バレ…お酒の失敗で恋愛終了! ヤバすぎ体験談
 仕事終わりの一杯や、友達との飲み会を楽しみに過ごしている人は多いはず。  お酒の席での経験があるあなたも、他人には言...
恋バナ調査隊 2022-07-30 06:00 ラブ
意外と身近に…モテ男に埋もれた“隠れイイ男”の特徴はこれ♪
 彼氏がなかなかできない女性の中には、「周りにイイ男がいない」と思っている人も多いでしょう。確かに、周りに恋愛対象になる...
恋バナ調査隊 2022-07-29 06:00 ラブ
気づけば“レスカップル”に…別れるべきか判断するポイント
 付き合いたての頃はたくさん触れ合っていたのに、気づけば「レスカップル」状態になり、悩んでいる人は少なくありません。デー...
恋バナ調査隊 2022-07-28 06:00 ラブ
お金目的で女性経営者を狙う…「起業したいフリ男」の接近手口と撃退法
 女性からお金を引っ張ることを目的にマッチングアプリを利用する男性が増えています。  いわゆる「ママ活」や「ヒモ」狙い...
内藤みか 2022-07-28 06:00 ラブ
年収の低い年下男性 「伸びる」or「ヒモ化」タイプの見分け方
 恋愛映画やドラマでも人気の「年下男性」。でも、実際に付き合うとなると、多くの女性を悩ませているのが年収による格差のよう...
恋バナ調査隊 2022-07-27 06:00 ラブ
好きな人ができないっ! 恋愛モチベが上がらない時の対処法
 年齢が上がるとともに、仕事で忙しくなり、彼氏がいたのは数年前……。なんてことになっていませんか? 「男性とは出会...
若林杏樹 2022-07-27 06:00 ラブ
ナメたらアカン! 出張中のはずの彼が…浮気バレ体験談3つ
 スリリングな恋愛に燃える女性たちは、いくつになっても浮気をやめられない傾向にあるようです。そんな人のなかには、思わぬボ...
恋バナ調査隊 2022-07-26 11:30 ラブ
「色恋にかまけるのか!」再婚話をしたら親に再び絶縁された
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
【経験者は明かす】私が“ダラダラ不倫”を卒業できたきっかけ
 不倫をしている女性の中には「卒業したいけどできないでいる」と悩んでいる人が少なくないようですね。はじめからダメな恋だと...
恋バナ調査隊 2022-07-25 06:00 ラブ
“ウザ可愛い”って思える? 男性の嫉妬行動3選&意外な原因
 大人の男性であっても、好きな女性には嫉妬してしまうもの。隠しているつもりでも態度に出ちゃう……なんて男性も少なくありま...
2022-07-25 06:00 ラブ
朝処理したムダ毛がチクチクと…彼との夏デート失敗エピ5選
 さまざまなイベント盛りだくさんの夏! デートの幅が広がり、彼との楽しい時間に、ついついテンションが上がってしまう人も多...
恋バナ調査隊 2022-07-24 06:00 ラブ
「本当に私のこと好き?」恋を遠ざける“しつこい女”LINE3選
 突然ですが、あなたは好きな男性に「しつこい女だな」と思われていないでしょうか? 自分ではいたって普通のつもりでも、男性...
恋バナ調査隊 2022-07-23 06:00 ラブ
新婚レスに悩み続けた34歳妻は今「私離婚しても大丈夫かも」
 この連載も、おかげさまで記念すべき100回目を迎えました(祝)! ひとえにみなさまのおかげです。本当にありがとうござい...
並木まき 2022-07-23 06:00 ラブ
新婚レスに陥った33歳夫は今「“憎い妻”と別居し離婚一直線」
 こちらの連載、気付けば100回を迎えました(祝)! みなさんのおかげです。本当にありがとうございます。記念すべき100...
並木まき 2022-07-23 06:00 ラブ