ヒョウ柄の秘密は? 4月が旬「アルストロメリア」栽培のコツ

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-04-07 06:00
投稿日:2021-04-07 06:00

アルストロメリアの栽培のコツ

 アルストロメリアはガーデニング商材としても売られているため、アナタのお家でも育てることが可能でございます。球根は秋と春が植え時で、寒い地方だと、まさに今が春の植え付けシーズンでございます。

 ワタクシの印象としては、栽培の難易度はそんなに高くないという印象でございます。一つの球根から何本も茎が出てきて、お花が見事に群生する……という感じと申しましょうか。“地下茎”と呼ばれる土の中で伸びていく根が、やがて膨らんで球根に変化していき、どんどん広がっていきます。

 どういうわけかワタクシの母は、世の中にそれほどアルストロメリアの苗が浸透していない頃から育てておりましたが、やたらとデカイ瓶に植えた小さな球根が短期間に広がって、瓶が葉っぱで埋まっちゃった……という記憶がございます。

「茂美さん、この花なんだかわからないけど何本も茎が出てきて、ずーっとお花が咲いてるの。きっと、ママは(栽培が)相当上手なんだわ」

 母はてんこ盛りに盛られた巨大なサラダボールのようになったアルストロメリアの瓶を見るたび、幼いワタクシによく自慢しておりましたが、母でなくてもそんなに苦労することなく、どなたでも咲かすことができたのではなかろうか、と今は思っております。

 なぜなら、母がお世話をしている様子が一切なくとも本当によく咲いておりましたから。たまたま植えた瓶が運良くやたらドデカかったことと、瓶を置いた場所が雨の当たらない屋根の下の半日陰だったから。多分、ただそれだけです。

 品種にもよりますが、以下のことに留意していただければ大概うまくいくと思われます。

・地植えでも鉢植えでも、植える場所は半日陰が好ましいです。

・ お水の与えすぎは厳禁。しかも暑いのもダメ。高温多湿は球根を腐らせちゃいます。地植えの場合は特別な水やりは必要ではなく、鉢植えでも乾いたらたまに水をあげるくらいで良いです。

・ 特別な肥料は気にするほど与える必要もございません。ただし、鉢植えを選択なさった方は、春から開花期に月に一回の置き肥か、週に一回の液肥を。品種によっては、気が向いたら秋ごろに追肥をあげる程度でおそらく大丈夫。

・ 地下茎で増えていくアルストロメリアのような植物、たとえばスズランやドクダミなどは、一度地植えをすると広範囲に広がってまいります。そこを留意していただき、植える場所を選択なさることをオススメ致します。

アルストロメリアは4月のオススメ誕生花

 最近、運気が下がり気味なアナタ。「勘弁してー!」と叫ぶ前に、4月の誕生花でもあり今が旬でお手頃価格、しかもロングライフなアルストロメリアを日々の生活に取り入れていくと、花言葉の「未来への憧れ」や「幸せな日々」を、実践できるような気がいたします。

 お花は、“凶を抑えて難を隠す”と申します。低迷したアナタの運気を上昇させるために、エバーグリーンの印象が強いアルストロメリアはオススメでございます。

 植物に至っては、“どこに飾っても吉”ですが、その中でも、キレイにお掃除されたお玄関からやってくる良運は、生きたお花でお迎えすることでさらに良い相乗効果が期待できちゃいます。

 とくに、パワー満載の今月の誕生花を飾ると鬱々とした気分も一転、ポジティブなアナタにシフトチェンジできるきっかけになるかもしれませんよ。

 そこで、一つ覚えていただきたいことがございます。

 色鮮やかに咲いている一番花の花弁が散るときは、気持ちいいくらいにパラ~っと散っていきます。ここで「終了~」と思ってらっしゃる方が多いのでございますが、アルストロメリアが本領発揮するのはここから。

 散ってしまった一番花の先についているツボミは咲きます。

 花弁が散って残ったガクを摘んで除去すれば、ご長寿アルストロメリアに遭遇できるはず。

 でございます。お試しあれ。

 エキゾチックでカラフルなアルストロメリアが、4月のアナタの運勢を爆上げしてくれますことを……遠いお空向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


清水ミチコさんしみじみ 愛猫と“テレパシー”した黒柳徹子さんはさすが
 わが家の猫はアビシニアンのアケビ♀と、三毛のチビ♀。アケビは「アビ」と呼ばれてみんなからかわいがられましたが、昨年16...
まだまだ子供! かまちょ“たまたま”が姐さんに「遊ぼうよ♪」
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
主婦の再就職、諦めない! 自分を活かす仕事を効率よく見つける方法4つ
 出産を機に退職し家事・育児に奮闘してきた主婦。子育てがひと段落したタイミングで、再就職を希望する人は多いですよね。でも...
2024-03-04 06:00 ライフスタイル
“育ての親”の祖母が亡くなった…最愛の人との別れ、心に誓った1つのこと
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
紅と白の梅に魅せられて
 春の青空の下、紅白の梅。  違う色が混ざり合ってきれいな姿を見せる。  世の中もたくさんの色が混ざってきれ...
妻嫁、奥さん、妻…どのように呼ばれるのが正しい? 愛情が多いのは?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
え、また? 家に来たがるママ友を撃退!角を立てずに断るキラー文言3選
 気心の知れた女友達とは違い、ママ友は子どもを介した友達。なにかと気を遣いますよね。そんなママ友が頻繁に家に来たらストレ...
恩師「結婚したら幸せになれるものではない」えっ!恩師の名言LINE3選
 お世話になった恩師からの言葉は、深く胸に響くものですよね。人によっては、恩師の元を卒業してからも、いろいろな相談をする...
指原莉乃が後輩へのスキンシップで炎上!今時のセクハラ・パワハラ境界線
 元HKT48でタレントの指原莉乃(31)が、10年前の番組内で後輩メンバーに行ったスキンシップがSNSで拡散され、炎上...
春=別れの季節と思う大人へ「さみしい」は「めでたい」証拠
 みなさんにとって、春はどんなものでしょうか。アラサーの私にとっての春は、年々“別れの季節”になりつつあり、あまり好きで...
思いもつかない理由で「常識」は簡単にひっくり返るから…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
【ダイソー】スギ花粉に負けるな! 40女のお守りアイテム3選
 ついこの間「あけましておめでとう」なんて言ってたのに、いつの間にやら2月も終わりですよ。  まだまだ北風が冷たい...
お日様最高にゃ! 春が来た喜びを全身で表現する“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「桃」は最強の魔除けアイテム!食べてよし、飾ってよし。
 まもなく上巳の節句(桃の節句)。女の子のお節句でございますわよ。ひな祭りシーズンになるとお花だけでなくスイーツやグッズ...
「なんで風は吹く?」子どもの質問に知識以外で答えてみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子育てをしたくない若者が急増!複雑に絡むネガティブな原因
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  先日、「子ど...