30代人妻の告白「14歳年下大学生との甘美な不倫の果てに」#1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-04-23 06:00
投稿日:2021-04-23 06:00
 道ならぬ恋とわかっていても、落ちてしまう――気づけば「不倫」という底なし沼にハマってしまったのが、35歳の人妻・Y美さんだ。お相手の男性は、なんと14歳年下の大学生Dさん(21)だという。
 年下男性との甘美で背徳感あふれる秘密の恋愛模様をお伝えします。

息子のサッカー教室がきっかけ

きっかけは息子のサッカー教室(写真:iStock)
きっかけは息子のサッカー教室 (写真:iStock)

 喫茶店に現れたY美さんは、サラサラのボブヘアと大きな瞳が印象的な愛らしい女性だ。ややふっくらしたスタイルと、艶やかな白い肌は、同性でも思わず触れてしまいたくなるほど。淡いブルーのワンピースが、恋する人妻の色香をいっそう醸しだしていた。

――お二人の出会いから教えてください。

「息子のサッカー教室です。小4になる息子は地元の小学生サッカー教室に通い、そこにコーチとして来てくれたのが、大学3年のDさんでした。Dさん自身が同じサッカー教室の出身で、たまたま監督に会いに来た際に『よかったら、休日にコーチをしてくれないか』と、監督からお願いされたんです」

――なるほど、Dさんはどんな感じの青年でしょう?

「第一印象は、『日焼けした肌で精悍な長身のスポーツ青年』という感じでしょうか。涼し気な一重の目と短髪が似合う素朴な感じ。Tシャツ一枚でも胸板の厚さが逞しくて、屈託なく笑う姿も若々しいなと……。もちろん、最初から『異性』という意識はありません。あくまでも息子のサッカーコーチとして、挨拶をしました」

他のママ友にも人気

ささいなことから盛り上がる(写真:iStock)
ささいなことから盛り上がる (写真:iStock)

――それが、いつしか恋愛に変化したと?

「はい、サッカーの練習は土日で、Dさんが来てくれるのは日曜日だけでした。ある時、練習を見学していたママ友の一人が『Dさんて礼儀正しくて、好青年よね。彼女とかいるのかしら』と言い出したんです。その一言が呼び水となって、立て続けに他のママ連中も『いるに決まってるわよ』『え~、ちょっと嫉妬しちゃう』などと話題にしたんです」

――わかります。女性の恋バナって、ささいなきっかけで盛り上がりますものね

「はい、一人が引き金を引いたら、たちまちDさんに関しての話題で持ちきりになりました。皆さん、言いたくてウズウズしていたんでしょうね。私も、口にこそ出しませんでしたが、いけない妄想を抱くようになったんです。すれ違った時に香る若々しい汗の匂いや、水を飲む際に上下する男らしい喉仏、逞しい筋肉の隆起に、いつしか『男』を感じるようになって……」

就職相談を口実に

これで彼とプライベートで会える(写真:iStock)
これで彼とプライベートで会える (写真:iStock)

――そんな彼とは、どのように親交を深めたのですか?

「きっかけは息子とDさんの会話です。八歳上の夫は、大手の商社マンの飲料部門なんですね。で、息子がDさんに『D先生の飲んでいるミネラルウォーターは、パパの会社が扱っているんだ』みたいなことを言ったようなんです。元サッカー少年でプロの選手を目指していたDさんも、現実を考えると、Jリーガーなんてとっても無理だと思っていたのでしょうね。たまたま私の近くにいた時に、商社マンを目指しているということを伝えてきたんです」

――なるほど、続けてください。

「その流れで、私も同じ商社に勤めていたと告げたら、一気に話に花が咲いたんです。『職場結婚ですか。ご夫婦でエリートですね』とか『よかったら、就活に向けてもっと話を聞きたいんですが』って……。その時、私思いました。『これで、彼とプライベートで会える口実ができる』って。いけない女ですよね(笑)。でも、他のママ友がステキだと噂しているDさんを独占したい気持ちが芽生えてしまって……女ってそんな部分、ありますよね?」

続きは次回。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


私が48歳まで処女だったワケ。30代日本人女性の3人に1人が性体験なし
 はじめまして。今回、「コクハク」で「処女」に関するコラムを書かせていただくことになった、mirae.(みれ)と申します...
mirae.(みれ) 2024-03-11 06:00 ラブ
オンラインゲームは不倫の温床? 主婦が恋愛沼にハマるワケ
 近年、オンラインゲームがきっかけで、恋愛から不倫にハマる主婦が増えています。なぜ自宅でやるはずのオンラインゲームから、...
恋バナ調査隊 2024-03-10 06:00 ラブ
資産家なのに62歳まで独男のワケ 彼女からは別居婚を打診され五里霧中
「冷酷と激情のあいだvol.185〜女性編〜」では、付き合おうという話がないままに曖昧な関係が続いてきた62歳のトシオさ...
並木まき 2024-03-09 06:00 ラブ
62歳資産家からの求婚! もう結婚しないポリシーと打算で揺れるバツ1女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-09 06:00 ラブ
【画像あり】大谷翔平の結婚で注目されたメジャーリーガーの美人妻たち
 2月29日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)の電撃結婚発表は世界を驚かせ、興奮冷めやらぬ様子が続いている...
2024-03-08 06:00 ラブ
現役ネトナン師が激白!ネットナンパのシビアな世界と人妻攻略マニュアル
 皆さんは「ネトナン師」なるものをご存じだろうか?  端的に言うと、ネット上のナンパ師だ。  近年の男女の出...
蒼井凜花 2024-03-15 10:17 ラブ
なんでも納豆がけって…夫が「バカ舌」すぎて料理作りたくない!
 家族のために手間暇かけたり、健康を考えて薄味に仕上げた料理も、夫の舌がバカ舌だと作る気がなくなりますよね(笑)。  ...
恋バナ調査隊 2024-03-08 06:00 ラブ
アラフォーが20歳年下と恋愛できるの? 占い師3人に聞いてみると…
 年下男性と恋愛する年上女性はかなり増えてきましたが、10歳以上の年の差となるとまだまだ少数派。  今回は20代男子に...
内藤みか 2024-03-07 06:00 ラブ
サバ読みした年齢で結婚は可能? いやいや、ちゃんと説明を
 大好きな彼に嫌われるのが怖くて、年齢をサバ読みしたまま付き合っているカップルたち。  でも、望んだはずの結婚の話が出...
恋バナ調査隊 2024-03-07 06:00 ラブ
今度こそダメ男に見切りをつける!事前に見抜くポイントとタイミングは?
 素敵な男性がたくさんいる一方で、女性を不幸にするダメ男もいます。でも、ダメ男の多くは、甘い言葉と巧みな会話術で女性がハ...
恋バナ調査隊 2024-03-06 06:00 ラブ
独身だと同窓会参加は気が重い? 40代の結婚は旧友がおすすめな理由3つ
 かつて苦楽を共にした仲間と再会できる「同窓会」。旧友の今を知れる楽しさもありますが、40代を過ぎても独身の人にとっては...
恋バナ調査隊 2024-03-05 06:00 ラブ
「不倫の第一歩」突然の雨、幼稚園、職場…当事者たちが振り返る瞬間5つ
 いけない恋愛だと分かっていながらも不倫に足を踏み入れてしまう男女。そもそもの出会いやきっかけはなんなのでしょうか? 不...
恋バナ調査隊 2024-03-04 06:00 ラブ
彼の“最初で最後の女”になれる♡ 結婚相手に「童貞クン」を選ぶメリット
 彼氏が童貞だと知ったらあなたはどう思いますか?「女性に慣れていないから不安」「今までの反動で結婚してから浮気しそう」な...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ
「良好だけど円満ではない」冷え切っていても妻を抱く48歳男の虚無感
「冷酷と激情のあいだvol.184〜女性編〜」では、結婚8年目を迎えた夫が「40代の女性は性欲が旺盛」と思い込んでいるこ...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
私は家政婦兼風俗嬢?「40女は性欲旺盛」を信じる夫に疲れた43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
なぜ妻が妊娠中に女遊びしたの? サイテーな夫たちの言い訳と末路
 妻の妊娠中に女遊びをする男性は多い模様。妻としては「一番大変な時期にどういうつもり?」と怒りたくなるでしょう。  身...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ