まずは小さな一歩から…#zerowasteで地球にやさしい生活を

上村菜穂 女性集客講師
更新日:2022-05-31 10:54
投稿日:2021-05-25 06:00
 皆さんは「#zerowaste」をご存知でしょうか? 現在、Instagram上では、世界中で790万回以上の使用がされている#(ハッシュタグ)です。Wikipediaによる定義は、ごみをゼロにすることを目標に廃棄物を減らす環境社会政策を指します。まさに21世紀を生きる私たちが向き合うべきキーワードですよね。
 “地球にやさしく”に何となく関心や問題意識を持っていても「自分は何をしたらいいんだろう?」と筆者も感じていました。そこで今回は簡単にできる地球にやさしい取り組みをまとめてみました。

個人でも地球のために今日からできる#zerowaste活動とは?

1. 使い捨てを減らし、洗いまわせるものへシフト

 飲み物が欲しい時にいつでも手に入る自動販売機はとても便利ですよね。自動販売機の数において、人口や国土面積を勘案した普及率は世界一である日本。しかし、ペットボトルを買う生活が当たり前になっていたら、少し立ち止まってみましょう。

 マイボトルという言葉が徐々に浸透していますが、荷物になることを少しだけ我慢して、ペットボトルから水筒に変えれば、ゴミはもっと少なくなります。私も数年前にペットボトルから水筒に変えたときは、地球にもやさしい上に節約効果もあるので、もっと早く実行するべきだったと反省しました。

 同様に、多くの食品用ラップも使い捨てになりがちですが、洗って使い回すことができるミツロウラップや、シリコンの蓋に替えるのはいかがでしょうか。

2. 欧米でトレンドの”Bulk Shop”(バルク・ショップ)をチェック

 先日いただいた卵6個入りのケースに「捨てずにまた持ってきてください」と書かれていて、いつもスーパーで卵を購入している私は驚きました。生活の中で卵のケースを買っては捨てる……の繰り返しが当たり前になっていましたが、使い回しても問題ないですよね。

 日本ではまだ一般的ではありませんが、欧米では"Bulk Shop"(バルク・ショップ)という「量り売りショップ」が浸透しています。ナッツやドライフルーツだけではなく、お店によって、お豆腐やお魚、お米からスイーツ、石鹸や洗剤まで、さまざまなお店が取り組んでいました。

 店舗数が限られているので、「量り売りショップ」とネットで検索をして、ご近所にどのようなお店があるか調べてみるといいでしょう。

3. 寄付や不用品回収を活用する

 人気のフリマアプリを使いこなしてお小遣い稼ぎが流行っています。一方、そのために必要な写真撮影や梱包に負担を感じてしまう人がいるのも事実です。

 そんなときは「寄付 東京(自分の生活エリア)」などで検索をしてみましょう。キーワードは「寄付」以外にも「不用品回収」「不用品買取」などがおすすめです。

 目的別にみると、

・利益重視 → フリマアプリで出品。綺麗な写真とわかりやすい説明が必須
・環境や社会のため → 寄付、不用品回収、不用品買取を活用

 で選ぶとよいでしょう。

 後者の場合は、あくまで利益を目的にするのではなく、「捨てるなら誰かに使ってもらおう」というスタンスでいることが大切です。

 寄付は本の寄付、衣服の寄付など特化しているサービスもあります。本が多い、衣服が多い、などのときは特化している支援先が上手く社会へ還元してくれるでしょう。

 自分にとって不要になったものでも、誰かにとって必要なものになれば嬉しいですよね。

知っておきたい!企業が行っている#zerowaste活動

1.無印良品の「水プロジェクト」で飲み物代がタダに!

 意外と知られていませんが、無印良品はまずは1日1本でも空のペットボトルを減らすことから。持続可能な社会への第一歩として、無印良品は「自分で詰める水」を提案します。と掲げ、給水サービスを行っています。

 お水ばかりの毎日では飽きてしまう……という人には、水に溶ける粉末類で、ジャスミン茶やルイボスティーなどもあります。

『水 – MUJI Life』というアプリも開発されており、無印良品以外の給水サービスも教えてくれて、土地勘のないお仕事先でも飲み物に困りません。

2. 老舗・大丸松坂屋百貨店の「エコフ リサイクルキャンペーン」

 日本を代表する百貨店の一つである大丸松坂屋。環境のために、「エコフ リサイクルキャンペーン」をされているのはご存知でしょうか?

 不用になった衣料品・くつ・バッグを店頭に持参すると、引き取り1点につき「ショッピングサポートチケット(1,000円分)」を1枚いただくことができるサービスです。

 ただし、

・各店舗ごとに開催時期が異なるので事前に調べることが必須
・くつ下、ベルト、財布、革小物、手袋、マフラー、ストール、帽子など対象外のアイテムも多い
・利用対象外売場もある
・ショッピングサポートチケットは、レシート1枚につき税込11,000円のお買い物ごとに1枚、最大9枚までの利用制限がある

 などの注意事項があります。

 あくまでリサイクルキャンペーンということを念頭に置いて、「捨てるならリサイクルをしよう」という気持ちでいることが大切です。

おわりに

 意外と身近に簡単にできることがありませんか?

「量り売りショップ」にまつわるお話ですが、秋田県出身の母にこの話をしたところ、「私が子供のころ、おばあちゃんたちは、お鍋を持ってお店にお魚やお豆腐など買いに行っていたよ」と教えてくれました。

 おばあちゃんの知恵袋ではないですが、昔の人の行いを知ることによって、便利な生活をしている現代の私たちの暮らしも、やさしい暮らしに変えられるのでは? と思ったエピソードでした。

 Instagram上には、「#zerowaste」「#ゼロウェイスト」でたくさんのお役立ち情報があるので、自分にあったものを取り入れてみてください。

 みんなの力で地球を守っていきたいですね!

上村菜穂
記事一覧
女性集客講師
広告費をコストカットし、理想のお客様が集まるSNSづくりをコンセプトに活動中。スキルや経験を活かして、人の力になりたいと思う女性が自分らしいライフスタイルを送れることを掲げている。14歳で女性向けメールマガジン20,000人。楽天、ロート製薬、東京大学などで2,000名以上に向けて講演。継続レッスンの受講生も、広告費をかけずに何百万円の売上アップや企業案件受注をしている。
HPInstagramメールマガジン

ライフスタイル 新着一覧


最高のバイプレーヤー! マルチな才能を発揮するテマリソウ
 そもそも、なぜこんなモノを食べようと思ったのか……と、見た目が驚く食材が世の中多すぎるのでございます。  たと...
仕事に悩む人の共通点…誰かに頼るのは悪いことじゃない!
「仕事が早く片付かなかったり効率が悪いのは、私が無能だからだ……」。そんなふうに一人で悩んでしまうことはありませんか? ...
島暮らしの猫は忙しい…「用もないのに呼び止めるにゃ!」
 きょうは、アメリカCNN「世界6大猫スポット」に選ばれたことのある、福岡県の猫の島。たくさんの猫が暮らしている「相島」...
妊活と婚活に見つけた共通点…34歳で卵子凍結を決めた理由
 みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。婚活や恋愛のコンサルをしている私自身が、結婚後に女...
弁護士もお手上げ!嘘に酔う虚言癖男…加奈子さんのケース#3
 内縁の妻がいるから結婚できないと言ったことも、自動車ディーラーという職業も、養護施設に妻の連れ子がいることも、何もかも...
ノルマ達成に焦って…恐喝まがいに“投げ銭乞い”をするひと
 ライブ配信は、まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく世界。今日も今日とて、多くのライバーやリスナーは、配信をめぐっ...
小さくても“にゃんたま”!保護猫カフェNo.1ホストに胸キュン
 きょうは、保護猫カフェで猫スタッフとして働くにゃんたま君を裏側からロックオン。  あれ、ちょっとにゃんたまωが小...
恋愛相談が女友達とのケンカに発展した“痛すぎるLINE3選”
 上手くいかなくて歯がゆい恋愛を友だちに相談して発散……女性のルーティンワークとも言える行動ですよね。女性の多くは、悩み...
悲しみに暮れる人を慰める枕花とは…人の優しさと花のチカラ
「さっき、お知らせがきてびっくりしちゃってさ……」  今日もそんなことをおっしゃりながら、ご来店なさるお客様がいら...
服やメイクに自信がない…そんな時はディテールに気を配る!
 パブスナック「どろんぱ」には、今日もたくさんの悩めるお客と女性がやってくる。ここで働くことになったモジョ子は、自信のな...
厳しい冬が来る前に…お日様パワーを吸収中の“にゃんたま”君
 すっかり朝晩冷え込むようになりました。猫も人間も、冷えと寝不足は万病のもと。  きょうは、温まった防波堤のコンク...
流行りの“朝活”で得られるメリット6つ♪ 方法と具体例を紹介
 朝活というと「睡眠時間が短くなる」「日中眠くなりそう」など、デメリットばかりに目が行きがち。仕事やプライベートが忙しい...
部屋をおしゃれに模様替えしたい♡ポイント&プラスアイテム
 仕事で疲れて帰ってきた時、嫌なことがあった時、お気に入りのお部屋が迎えてくれるとホッとするもの。自分の好きな物、落ち着...
他人のウワサは蜜の味…悪口を言ってわざわざ敵をつくるひと
 ライブ配信は、まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく世界。今日も今日とて、多くのライバーやリスナーは、配信をめぐっ...
カメラに気づいて慌ててコロン…まだあどけない“にゃんたま”
 せっせとにゃんたまωのお手入れをしている男の子に出逢いました。  気づかれないようにそっとカメラを構えたつもりが...
自信のある女性になりたい!その願望「どろんぱ」が叶えます
 ここはビル街の袋小路――。その突き当たりの地下に店を構える「パブスナック どろんぱ」には、今日もたくさんの悩めるお客と...