涙、涙の「ペット可」物件探しジエンド! 何を譲歩した?

コクリコ 編集者
更新日:2021-06-13 14:09
投稿日:2021-06-06 06:00

物件探しの達人が本気で動き出す

 困難を極める「ペット可」物件を探す旅。まわれどまわれどピンとくる出合いがなく、アプリ婚活で抱くような疲労感が……。そんなわけで、気持ちはすっかりベトナム旅行(遅めの夏季休暇取得で!)に向かっている私に、物件の内見達人の友人がさらにプッシュしてきます。

「でも、ここは結構いい間取りだと思う。私もこのお部屋見てみたいから、行ってみようよ」と言うので、ランチがてらに見るだけ見てみようかということになり、内見の予約をします。この友人、あたりの相場よりも2万円くらい安くて条件のいい部屋を毎回見つけてくる、すごい嗅覚の持ち主なのです。いっちょ乗っかってみるかと。

内見時に忘れずに確認したいポイント

 内見当日。最寄駅から物件まで歩いていると、手前150mほどのところに動物病院を発見。ラッキー! 物件そのものだけでなく、動物病院が近くにあるかとか、万が一、猫が玄関から飛び出てしまっても大丈夫なのか(内廊下であるなど)も、余裕があれば気にしておきたい条件なのです。

 部屋を見てみると、広くも新しくもないものの、1DKという使いやすそうな間取りで、洗濯機置き場もそこそこ広く、また部屋ごとに扉があるので、猫の飛び出しも防げそうです。ベランダは真南に向いていて、大きな窓からはさんさんと光が降り注ぎ、そこから商店街が眺められます。

 そして部屋の一部がせり出すように150cmほどのスペースが。普通の人にとってはデッドスペースになりそうですが、うちのキャットタワーを置くのにぴったりな気がします。ここに置いたタワーから猫たちが日向ぼっこをしたり、商店街を行き交う人を眺めたり……という風景を想像するとなんだかうれしくなりました。

物件探し達人がぶった斬る!

 とはいえ、気になる点もいくつかあったのですが、なにか私が言うと……。

「脱衣所がちょっと狭いな~」
友人「今の家の脱衣所が広すぎ。なに脱ぐん? そんな広い脱衣所はいらんやろ」

「クローゼットが狭いな~」
友人「それはチェストを買えば解決。ここに置けるやろ。うちにディノスのカタログがあるから見においで」

「ここ、網戸がないのが気になるな~」
友人「(不動産屋さんに向かって)ここに網戸つけておいてって大家さんに言ってもらえます? もちろんこちらに費用の負担させないですよね。あ、お風呂場の鏡も割れてるから、それも直してな」

 といった具合に次々と問題点をぶった斬っていき、結果的に、「解決できない大きな問題はなさそう」ということで、申し込みをすることにしました。

 そうよね。しかも素晴らしいことに内廊下。ちょっと飛び出てもすぐ捕まえられます(すでに何度も飛び出てます……)。

最終的に譲歩したこと

 ということで3カ月間、ずっと物件を探し続けた私の物件探しの旅が終わりました。譲歩したのは、希望よりも平米数を狭くしたこと、最寄り駅を比較的不便な駅にしたこと。それでも、2階以上、オートロック、南向き、バストイレ別、独立洗面台、駅から徒歩8分などの条件を考えると、かなりよい物件です。

 今の家賃よりも+3万円までアップするか!? と考えていましたが、結局+5000円で済みました。これはよかった。

 ペット可物件は敷金が2~3カ月が一般的です。しかも、返却されないことも多いという、今時の不動産契約にしてはあまりにも借り手に不利な条件なんですよね。なので、賃料が上がるほどに苦しいのです。猫を飼うって大変。

一件落着したはずが…

 そしてこれは住んでみてからわかったのですが、このマンションに住んでいる10部屋のうちの1部屋は大家さん、3部屋が大家さんの娘、3部屋が大家さんの親戚の家であったこと。半分以上が大家さんの関係者。なんだか大家さん一族に監視されているような気もしますが、ペット可物件てこういう心理的瑕疵もあるのですかね。。。

 なんとなく更新したくない気もするので、その後もずっと物件を探しています。旅、終わってなかったー!

 次回に続きます。

コクリコ
記事一覧
編集者
実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


私って“枯れ女”かも…? 5つの特徴&脱出方法をチェック!
 あなたは自分の美意識や女子力に自信がありますか? 実は、最近「女性として終わっている……」と周りから思われてしまう、“...
猫島でのお宝ショット! 3つ並んだ兄弟“にゃんたま”は超豪華
 きょうは、瀬戸のにゃんたま三兄弟ωωω。  小さな猫の島で、こんなにも華やかで雅な光景が見れるとは!  長...
嫁は頭を抱える日々…やりたい放題でも開き直る姑たちの生態
 義母とお嫁さんの関係になると、いつの時代も、トラブルはつきものなのかもしれません。しかし問題が起き、完全に義母側に非が...
たとえお腹で育たなかったとしても…2度の流産で感じたこと
 みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。婚活や恋愛のコンサルをしている私自身が、結婚後に女...
育ちが良さそう!思わずドキッとさせられた品のある女性たち
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。日常的に知らず知らずにやってしまう人間観察。そんな中で育ちがよさそう!と思わ...
家事の時間はもっと短くできる!今すぐ買いたい時短家電5選
 毎日溜まっていく汚れたお皿や洋服、ほこり……。特に、フルタイムで働いている女性にとって家事をする時間はできるだけ短縮し...
完璧なポージング!イケメン“にゃんたま”のクールな見返り姿
 にゃんたまωにひたすらロックオン!  きょうも出逢ったイケてる猫に声をかけて、にゃんたまストリートスナップ撮影。...
女性たちが次々指名…営業再開した出張ホストが大人気の理由
 緊急事態宣言が解除されて早くも1カ月。まだまだ街に賑わいが戻ったとは言いがたく、慎重な生活が求められている今日この頃で...
フルーツ&フラワーのグリーンカーテンで酷暑を乗り切ろう!
 遥か昔、ワタクシが幼少の頃。学校の帰り道にあった大きな造園会社の塀に絡まって咲いていた、何とも摩訶不思議なお花がござい...
甲状腺全摘から1年経過…手術を迷っている人に伝えたいこと
 バセドウ病によって甲状腺の全摘手術に至ってから、まもなく1年になろうとしています。  術後の経過は順調で、今は体力や...
接写! 激レアな「キジ三毛猫」のパーフェクト“にゃんたま”
 ニャンタマニアのみなさま、お待たせしました。  きょうは久しぶりに、「接写したくなるにゃんたまω」です。 ...
ご飯作りを苦痛に感じる5つの原因&3ステップの改善方法!
 ご飯作りは、毎日の生活の中で切り離せない大事な家事のひとつ。しかし、仕事で疲れていたり、献立を考えるのが面倒だったり、...
「愛されるモテSNS」って? ネット世代が気をつけるべきこと
 コロナ期、私たちはSNSを利用して、リアルで減ってしまったコミュニケーションを埋めました。人と会えない期間によって、よ...
猫って液体なの…? 透明ボウルにも納まる“にゃんたま”君
 土鍋を置いておくと、猫がまあるくなって中に入る「ネコ鍋」現象がありますが、透明ボウルを置いてみたら、やはり!入りました...
愛と美のオンナの幸せを司る「ピンク花」のとてつもない威力
 ある日の昼下がり。  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんに、この日も悩める子羊がお花を買いにやってまいりました。...
バセドウ病の再燃で疲労困憊…治療はいつも不安と隣り合わせ
 寛解に向かっていたバセドウ病が再燃してからは、ひとことで言うと「地獄」。何をしても良くならない症状が、日を追うごとにひ...