更新日:2021-06-02 06:00
投稿日:2021-06-02 06:00
武士みたいな友人が負けた話
ぺんぺん草って呼ばないで タラスピって呼んで
「俺もさ、最近考え方を変えたんだよね」
先日、仲良しのお花屋さん仲間A君との花談議で飛び出した一言でございます。
何事にもストイックなA君。自分に対して完璧を求める彼の「花仕事」は、商品というより作品に近いものばかり。仕事が丁寧で仕上がるものはすべてが美しい。商品の素材や組み立て方にこだわり抜くそんな彼が「考え方を変えた」というのでございます。
ワタクシ 「どういうこと?」
A君 「俺としちゃあね、最近のハーブなんかの『野草ブーム』って、認めたくなかったわけ。古い人間なのかもしれないけど、『野草』をわざわざ買ってアレンジとか花束に入れるのって、どうなの~って。負けを認めたみたいで抵抗あったわけよ」
武士みたいに流儀にこだわるストイックなA君ならそう思うでしょうね……などと勝手に思いながら黙って聞いていると、彼の口から驚きのお言葉が。
A君 「何を作っても上手いことまとまらない日っていうのがあるのよ。そんな日はなにしてもダメだけど、ダメを通せないわけ、仕事なんだからさ。
そんな時に、ちょっと禁断のアレを使ってみたら、目からウロコよ~。花束もアレンジもそれなりに見えちゃうわけ。すごいヘルパーだわ。そりゃ、みんなこぞって買うよね~。認めたくないけど……俺、負けたわ~笑」
彼の流儀から言えば、彼にとっての“禁断のアレ”を欠かさずに買うワタクシなんぞ、とっくに負けておりました。
花のプロですら利用価値を認めざるを得ない禁断のものとは……。ということで、今回は「まとめてグルッと解決しちゃいます タラスピ」の解説でございます。
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