40代エリート男性の告白~「夫婦交換」という愛のカタチ#6

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-08-06 06:00
投稿日:2021-08-06 06:00
 これまで5回にわたって綴ってきた「夫婦交換」の内情。「性と生」を謳歌するべく、二組の夫婦がもつれあう光景は、Wさん(46歳・外資系IT)の興奮を煽り、予想以上に男の欲望と感情、人生観をも大きく揺さぶった。それぞれがエクスタシーを得たのち、Wさんは驚愕の言葉を告げられる。妻に「レズビアンプレイ」を持ちかけられたのだ。待望のラスト――!

◆前回までの話はこちら→第1回第2回第3回第4回第5回目

「レズビアンを教えてもいいかしら?」

――妻・U子さんに「レズビアンを教えてもいいかしら?」と、相手側の奥様が持ちかけてきた。その後をお教えください。

「はい、僕は一瞬、何を言われているの理解できませんでした。今の今まで夫婦交換のセックスでまぐわっていただけでも普通ではないのに……。

 僕が返答に困惑していると、隣のベッドで横たわるU子がこちらを向きました。アクメを迎えて全身を紅潮させて……淫らでぞっとするほど美しかった。改めて妻を『女』だと実感しました。ただレズビアンとなると、話は違ってきます。

 しかし、Hさんの奥さんが『奥さま、そちらのベッドに行ってもいいかしら』と声をかけたんです。

 U子は『はい……』と消え入りそうな声で承諾しました。

妻に称賛の言葉をかけながら…

――続けてください。

「奥さんは夫であるHさんと交代するように、U子のベッドにあがりました。そして、U子のそばに行くと、『U子さんは、とてもいやらしくて素敵でした……私も魅了されてしまって……』と、称賛の言葉を告げながら、U子の髪を撫で、背中をさすったんです。

 確か、次のような会話がなされていたと記憶しています。

『U子さんはレズビアンのご経験はある?』
『いえ……ありません』
『男性しかご存じないのね。女性同士にご興味はないかしら……』
『えっ……』
『無理強いはしないわ。ただ、少しだけ試してみない……?』
『……でも』
『すごく気持ちいいのよ』
『わ、分かりました……』

 U子が承諾すると、奥さまは、『本当はキスをしたいけど、今日は主人のモノが入っていたここを愛させて……』と、U子を仰向けにしたんです。

 U子の脚を広げた奥さんは、その間に身をすべりこませました」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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