20代派遣OLの告白「私、不倫相手と同じマンションに…」#4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-09-03 06:00
投稿日:2021-09-03 06:00

心配りとマメさに感激

――とても優しくて心配りができる男性なんですね。

「はい、大切にされているとしみじみ感じました。『私って、たった一言のメールで、こんなにも地獄から天国に昇れる女だったんだ』と。なんか十代に戻ったように、心がヒリヒリしてしましましたね。彼が帰ったあと、ベッドに残る彼の匂いが愛しくて、なんども香りを吸いこみましたよ……(笑)」

――Gさんとはどれくらいの頻度で逢っていらしたんですか?

「LINEは毎日で、セックスは三日に一度くらいでしょうか。エッチをしなくても『この店のマカロン、美味しいよ』とか『これ、H美ちゃんが見たいと言っていたDVD』などと言って一日おきには何かしら持って来てくれたでしょうか。スイーツの差し入れや、ささやかなプレゼント。嬉しさと同時に、彼のマメさにも驚きました。

 モテる男性のひとつにマメさが挙げられますが、まさにそうだなと」

――気にかけてくれることが嬉しいですものね。

「そうなんです! ちゃんと私を忘れずに、気にかけてくれることが嬉しくて。それに、ちょっとした変化にも敏感なんです。口紅の色を変えたり、前髪の分け目を変えたりすると、すぐに気づいて褒めてくれる。同性同士でもなかなか気づかない細かなことまで、ちゃんと指摘してくれるんです。あれには驚きました」

心と体を満たしてくれる存在

――すごい!記憶力に加えて観察眼もある男性なんですね

「はい、だからセックスの時も、『H美ちゃんはこうするほうが感じるんだよね』と言いながら、乳首を下から上にはじかれたり、乳輪ごとチュッ、チュッと吸ってくれるんです。私の喘ぎ声や体の反応で、性感を見つけてくれる。

 クンニリングスも同様です。私は尖らせた舌先をズブッ!と挿入されるのが好きなんですが、彼、ちゃんとわかってくれました。そしてクリトリスは舌先ではじかれるよりも、口に含んで吸引されるのが好きなんですね。だから、いつもクリトリスをチュパチュパ吸って、挿入前に一度イカせてくれるんです」

――聞いているだけで心拍数が上がります。(笑)

「フェラチオのテクニックもあがりました。以前、付き合った恋人は『気持ちいい』『フェラ顔見せて』などという人が多かったんですが、Gさんは『ペニスのツボは、裏スジとカリのくびれの交差点あたりだよ。ここを重点的に舐めてもらえるかな』とか『唾液をたっぷり溜めて、唾音も聞かせてほしいな。耳でも興奮するんだ』とか、エロスにも知性があふれているんです。

 そして必ず、『舌の絡め方が気持ちいい』とか『(フェラが)格段に上手になったね』などと称賛してくれるんです。

 そして挿入のさなか『H美、愛してる』『ずっとこうしていたい』って……。

 もう心と体が満たされているせいか、肌もツヤを増して、たまに会う女友達にも『どうしたの? すごく変わった』と驚かれました」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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