夫の浮気に苦しみ…出張ホストとのデートで「ひとりの女」に

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-11-05 06:00
投稿日:2021-11-05 06:00
 愛はお金では買えないと言われるものの、トキメキを買うことはできる。自分好みのルックスの男性と「甘い非日常」を味わうことができるのが、出張ホストのサービスだ。
 今回、出張ホストとの甘いひと時を語ってくれたのはT子さん(44歳・WEB関連・子供アリ)。ショートボブに大きな瞳が印象的なフェミニンな顔立ち、細身のスタイルにスキニーパンツが似合う魅力的な女性だ。一児のママでもある彼女に、筆者が迫ってみた。

家庭を壊さず遊ぶなら…

――出張ホストを利用したきっかけを教えて下さい。

「……今だから言えるのですが、コロナ禍の前に、夫の浮気が発覚したんです。夫は大手自動車部品メーカーに勤めていますが、接待先の銀座のホステスと親密になって……。

 夫のスマホを勝手に見た私が悪いのですが……夫にも言えず、だからと言って普段通りに接することも出来ず、精神的につらい日が続きました。

 で、同じWEB関係の女友達と呑んだ際、苦しい胸の内を打ち明けたら、『目には目よ! T子ちゃんも浮気しちゃえば?』ってあっけらかんと言われたんです。

 私には中学生の娘もいますし、家庭を壊す気はありません。そのことを告げると、『勘違いしないで。ダンナ様がプロのホステスと浮気をしたんだから、こっちもプロのホストと遊べばいいのよ』と、その場でスマホをタップ。とある出張ホストのホームページを見せてくれたんです。

 彼女いわく『出張ホストとデートして甘い時間を過ごせば、少しは溜飲が下がるわよ。もっとも、金銭が発生するから親密になっても浮気にはならないけどね』と言われて――」

29歳の韓流系をチョイス

――確かに金銭が介在する場合、浮気とは言えないですね。

「はい。彼女が差しだしたスマホの『ホスト一覧』を見ると、20代~30代の男性の写真が載っていました。

 正統派イケメン系、爽やか体育会系、王子様系、メガネの似合うインテリ系など、様々な男性がいて、内心『えっ、この人たちとデートできるの?』と驚きました。彼女も『私も時々利用してるの。優しいし、お姫様あつかいしてくれるし、仕事の愚痴も聞いてくれるし、なかなか良いわよ』とニンマリ。

 プロフィール欄には写真の他に年齢、身長と体重、趣味、特技などが書かれていましたね。料金は『スタンダード・デートコース=120分・1万5000円』。私は収入もありましたし、2時間でトキメキを買えるなら、高くないと言うのが本音です」

――なるほど、それでホストの男性とデートを?

「はい、さっそく申し込みました。選んだのは29歳の韓流系のイケメンです。実は私、K-POPが大好きなんです。

 その彼は『タクミ』と言う名前でした。身長も182センチと高く、クールな顔立ちを見て、一目で気に入ってしまって(笑)

 都内なら交通費はかからないということで、自宅から少し離れた代官山で待ち合わせました」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


彼の人間性を疑ったあり得えない4つの言動、不信感を抱いた感覚は大事に
 彼氏や夫の言動に「そんな人だったの?」と引いた経験はありませんか? 人間性を疑うほどの出来事があると、大好きだった彼へ...
恋バナ調査隊 2023-11-26 06:00 ラブ
「入籍は餞別みたいなもん」30男が非モテ系彼女とのケジメ婚に悩むウラ
「冷酷と激情のあいだvol.170〜女性編〜」では、交際2年目で同棲をしている恋人が、風俗通いや浮気をすることに悩む理奈...
並木まき 2023-11-25 06:00 ラブ
風俗に職場女性とねんごろ…それでも年下男と別れられない34歳女の悲哀
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-11-25 06:00 ラブ
恋愛ライバルが少ない「出会いの穴場」は? おすすめの趣味&業界
 良い恋愛をするには、素敵な男性と出会う必要があります。でも、現実には素敵な男性は彼女がいたり、既婚者だったりとなかなか...
恋バナ調査隊 2023-11-24 06:00 ラブ
別居中の夫と復縁する方法…3カ月以内ならあり?チェック方法&きっかけ
 夫婦関係がうまくいかなくなった時、すぐに離婚するのではなく一旦別居する夫婦は多いですよね。でも、いざ別居すると相手の存...
恋バナ調査隊 2023-11-24 06:00 ラブ
マッチングアプリの既婚者男性、真の目的と女性が騙されない有効策を聞く
 恋活系マッチングアプリといえば、ほとんどの人は独身男女が恋人を見つけるために使うものだと考えるでしょう。けれど、その中...
内藤みか 2023-11-23 06:00 ラブ
適齢期ではあったけど…私が「元彼と結婚しなかった理由」
 アラサー・アラフォーになると、結婚を視野に入れた恋愛をする人がほとんど。そのときに交際している彼がいたら、彼との結婚も...
恋バナ調査隊 2023-11-23 06:00 ラブ
今どきは普通かも? 自分から彼にプロポーズする3つのメリット&注意点
 同棲中の彼がなかなかプロポーズしてくれないと悩んでいる人は多いですよね。女性は、妊娠出産などもあるので年齢は気になると...
恋バナ調査隊 2023-11-23 06:00 ラブ
知ってた?“オモシレ―女”が恋愛対象にならない理由と脱却法
「いつも友達以上にはなれない」 「なんで私は、いつも“いい人”で終わるの?」  彼氏が欲しいと思っていても、恋愛...
若林杏樹 2023-11-22 06:00 ラブ
私は“女優”さんか?「彼氏に嫌われたくない病」がもたらす3つの問題
 大好きな彼氏には「嫌われたくない」と思いますよね。でもその意識が強くなりすぎると、ある問題が生じます。  あなたは彼...
恋バナ調査隊 2023-11-22 06:00 ラブ
心の中で「ざまあ」と叫ばずにはいられない! 許してね、元夫のプチ災難
 離婚した元夫に対して、多少なりとも恨みが残っている女性は多いはず。離婚理由にもよりますが、元夫に「妻を泣かせた罰」が当...
恋バナ調査隊 2023-11-22 06:00 ラブ
男性はみんな若い女が好き? 芸能人の“年の差婚”で思うこと
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  先日、ハライチの岩井...
豆木メイ 2023-11-21 06:00 ラブ
超優良物件!“家事ができる男性=仕事もできる”の5つの根拠
「家事ができる男性は仕事もできる」なんて聞いたことはありませんか? 家事と仕事のデキは別物かと思いきや、実は通ずるものが...
恋バナ調査隊 2023-11-21 06:00 ラブ
11月後半 貴女の度数いくつ?オスを引き寄せるフェロモンジャッジに挑戦
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-11-21 06:00 ラブ
「昔からの友達を好きになった…」彼女に昇格できる?気になる男性の本音
 異性としてまったく意識していなかった男友達を好きになったら、あなたはどうしますか? 「今の関係が壊れてしまうかも……」...
恋バナ調査隊 2023-11-21 06:00 ラブ
あーじれったい!くっつけたい2人のキューピッドになる手順や成功のコツ
 どう考えてもお互いに好意があっていい感じなのに、なぜか一向に付き合わない男女がいると、もどかしくなりますよね。くっつけ...
恋バナ調査隊 2023-11-20 06:00 ラブ