市川海老蔵の変貌にみる 男が遊び人から「卒業」する日

しめサバ子 マルチポテンシャライトライター
更新日:2019-03-15 08:19
投稿日:2019-03-15 06:00
稀代のプレイボーイと言われたが…(C)コクハク
稀代のプレイボーイと言われたが… (C)コクハク

 一時期は“稀代のプレイボーイ”として連日週刊誌に話題を振りまいた歌舞伎俳優の市川海老蔵さん。

「灰皿テキーラ」という鬼畜プレイまでも生み出した天才遊び人の彼ですが、最近は実にストイックになったとか。

 先日、「週刊朝日」(3月8日号)に掲載されていた海老蔵さんと作家・林真理子さんとの対談。

<海老蔵さんのブログを見ると、いつもジムに行ってるか、お子さんたちのお世話をしてるか、劇場に行ってるかですけど、遊びに行ったり飲みに行ったりする時間はないんですか>

 と聞く林真理子さんに対し、海老蔵さんは、

<今、一滴もお酒飲んでないです。元旦にお屠蘇(とそ)を飲んだだけ。去年も一滴も飲んでないです>

 などとストイックな回答に終始します。林真理子さんは持ち前の心の強さを発揮し、延々と女遊びを勧める質問を繰り返しましたが、

<おもしろいと思うことの角度が変わったんです>

 海老蔵さんは最後、さらりとこう言ってのけました。

プレイボーイの「卒業現象」はどういう時に起きる?

「卒業」してすっかりいいパパに(写真:iStock)
「卒業」してすっかりいいパパに (写真:iStock)

 さて、海老蔵さんのように若い時は遊び人だった男性が、人が変わったように酒と女をやめて、真面目に生まれ変わること、俗にいう「卒業現象」は実際に存在します。

 この卒業現象、一体どういう時に起こるのか、見ていきましょう。

1. 子供、とくに女の子が生まれた時

 一番多いのが、子供が生まれた時です。

 彼らにとって、「チャラさ」とは、自分の中に大事なものがない、自信がないことの裏返し。そうした寂しさや不安の裏返しが、「遊び人」という形で表に出るのです。

 子供は「自分の遺伝子」を引き継いだ唯一無二、オンリーワンな存在。とくに、可愛い女の子が生まれた際には、チャラ男が溺愛する確率は99%です。(自分調べ)

 この時はもう、仕事もそこそこに毎日定時帰宅し、すっかりいいパパになるでしょう。

 要注意は、子供が大きくなって家から出ていく40代後半~50代。この時、また浮気グセが再発してしまうかも。

 夫婦間の気持ちが冷めてしまっていると、彼らは新たな刺激を求めて、「遊び人」復活してしまうかもしれません。

2. 独立や起業をした時

 次に多いのが、サラリーマン時代は遊んでいたけど、独立や起業をして以降は全然飲み会などに参加しなくなった、というパターン。

 仕事の楽しさでアドレナリンがガンガン出るため、恋愛より仕事の方が刺激があって楽しい、ということなのでしょう。

 とくに自社サービスをやっている事業の場合、自分のサービス=子供のような存在となるため、上述した子供と同じような位置付けになっていきます。

 また、ビジネスを自分でやり出すと全ての優先順位を自分で決めてしまえるようになるため、できること、やるべきことが大量に出てきます。その結果、「遊ぶ」という生産性の低い行為の優先順位は下がっていくのだと思われます。

 ただし、独立・起業といっても、営業系のビジネスや広告代理店的なビジネスをやっている方は要注意。こういう事業は、必然的に飲み会などで人脈を作る必要があります。西麻布に生息する起業家たちはこういうタイプが多いです。

もしかしたら理想の夫になるかも(写真:iStock)
もしかしたら理想の夫になるかも (写真:iStock)

3. 本気の恋に落ちた時

 そして、たまにあるのが「本気の恋」に落ちた時。そう、本気の恋もたまにあるのです。ごくたまに。

 遊び人が本気になるには、これまで遊んできた数多くの女性にはない「特別な何か」が必要です。しかも、彼らがそれに気づくのは、多くは別れた後だったりも。

 別れた後に、「お前がどれだけ大切な存在だったかやっと気づいたんだ」と復縁を迫ってきます。

 この時、信じるかどうかはあなた次第です。

まとめ

 この卒業現象を理解すれば、「彼氏にするのはちょっと無理だなー」と思っていたチャラ男くんであっても、「いつかは理想のダンナ様になるかも」と見え方が変わるかもしれませんね。

しめサバ子
記事一覧
マルチポテンシャライトライター
主に恋愛・性に絡むネタを執筆。ライター業以外にも法務や税務、イベント企画、プログラミング、起業、ひいては寿司を握るなど、興味を持ったことに手当たり次第に挑む。休日はシメサバ作りをこよなく愛する。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


30代40代「婚活の後悔」4選 あのときどうして気づかなかったんだろう
 婚活に励んでいる女性は必見! 「あのときこうしておけば…」と、自身の婚活に後悔がある女性たちの話を集めてみました。 ...
恋バナ調査隊 2024-02-26 06:00 ラブ
甘い新婚生活なんて誰が言った?ラブラブ一転イライラ爆発エピソード5選
「新婚」と聞くと、誰もがラブラブな生活を想像するでしょう。 でも、共同生活を始めて間もない新婚は、イライラする機会も多い...
恋バナ調査隊 2024-02-25 06:00 ラブ
男「冗談はよしこちゃん」女「は?」年の差カップルはすれ違い日常茶飯事
 近年、10歳以上の年の差カップルが増えていますよね。年の差があると、相手を尊敬できたり、落ち着いて安定した恋愛ができた...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
肉体より精神的なつながりに“利”があるよね? 51歳経営者が女を選ぶ条件
「冷酷と激情のあいだvol.183〜女性編〜」では、夜の営みをしないことを条件にプロポーズをしてきた恋人・ジュンジさん(...
並木まき 2024-02-24 06:00 ラブ
性交渉一生ナシ?裕福な経営者から提示された結婚の条件に戸惑う47歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-02-24 06:00 ラブ
女に困らないチャラ男に聞いた! 本命に選ぶ女性の特徴3つ
 好きになった男性がチャラ男だったら「真面目に恋愛する気はないよね…」と落ち込むかもしれません。  でも、チャラ男だっ...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
女性から家デートに誘うのはアリなの? 超自然な誘い方と男性の本音
 なかなか家に呼んでくれない彼。もっと仲を深めたいけど「女性から家デートに誘うのはナシかも…」と悩んでいる人は多いはず。...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
年の差婚は“1億円プレーヤー”の特権に…婚活のプロが見た同世代婚の現場
 年の離れた若い女性と結婚したい――。結婚相談所には今も夢見る中年男性が訪れるそうだが、時代は変わったようだ。  ...
モテる女が選ぶ男はセンスなし? 美人が陥りがちな恋愛の失敗傾向3つ
 あなたは、男性にモテますか? 答えがイエスなら、恋愛で選ぶ男に注意したほうがいいかもしれません。  なぜなら、美人で...
恋バナ調査隊 2024-02-23 06:00 ラブ
年下男性と恋愛したい! 知っていると憧れられる3つのテク
「年下男性と恋愛したい」と主張する女性がかなり増えています。けれど、思い切ってアプローチしてみても、なかなか盛り上がらな...
内藤みか 2024-02-22 06:00 ラブ
“お金持ちのド本命”になる方法 爆美女じゃなくても大丈夫!
 将来結婚するならお金持ちの人が断然いいですよね。  しかし、「自分は特別な美貌もないし、稼いでいるわけでもない。...
若林杏樹 2024-02-21 06:00 ラブ
【風邪ひき夫のイライラエピ6選】かまちょで子より手間かかるんですけど
 既婚女性の皆さん。夫から「風邪をひいた」と言われたらどんな反応をするでしょうか? 心から純粋に心配するのは、ラブラブな...
恋バナ調査隊 2024-02-21 06:00 ラブ
1分で得するフェロモンジャッジ!自律神経を整え、ストレスを手放す香り
 寒さが残る早春は男女ともにフェロモン度が下がり、生殖器にとっては大ピンチのシーズン。カップルや夫婦もマンネリ化しやすく...
太田奈月 2024-02-20 06:00 ラブ
器が小さい男性の見極め方 交際後に幻滅&ストレスMAXエピソード3選
 器の大きい男は、豪快で頼りがいがあってかっこいいですよね! でも、残念ながら世の中には「器が小さい男」もたくさんいるの...
恋バナ調査隊 2024-02-20 06:00 ラブ
本命じゃない人と結婚したっていい…幸せのための5つの心得
 愛し合うカップルのゴールとされる、結婚。一方で、なかには「本命じゃない人と結婚することになった」と悩んでいる女性も存在...
恋バナ調査隊 2024-02-25 17:28 ラブ
美人の結婚が遅い3つの理由、男性の切ない本音を紐解くと…
 女性から羨ましがられる美人は、結婚も早いだろうと誰もが思いますよね。でも、実際に周囲を見回してみると、見た目は平均点の...
恋バナ調査隊 2024-02-19 06:00 ラブ