男性も出会い系で騙される!気の毒な体験談3つと共通点

内藤みか 作家
更新日:2022-02-03 06:00
投稿日:2022-02-03 06:00
 最近、SNSで知り合った人に暴行を受けたり、お金を騙し取られる女性のニュースが後を絶ちません。けれど、見ず知らずの人と関わることの怖さを味わっているのは女性ばかりではありません。実は男性も苦い経験をしているものなのです。

結婚に引っかかる女性

 SNSで知り合った外国人男性を信じ、彼が出国するためのお金を送ってしまう、そんなロマンス詐欺に遭う女性がいます。会ったこともない男性になぜ大金を? と驚いてしまいますが、送金した本人は真剣そのもの。結婚したいと言ってくれた彼を信じ切っているのです。

 こうしたロマンス詐欺の被害者は40代や50代が多いと聞いたことがあります。結婚のタイミングを逃し、もう自分は孤独なまま老いていくのだとあきらめかけた時に、SNSで知らない外国人男性に「ひとめぼれした」と熱くアプローチされ、これが最後の恋と盛り上がるほどに盲信しいるため、彼を助けたい、とお金を出してしまうのです。

うまい話に引っかかる男性

 男性の場合も、女性に「奨学金の返済がある」などと言われてお金を巻き上げられることがあります。年齢を重ね、心細くなっているところに降ってくるスイートな言葉は、人のお財布の紐をゆるゆるにしてしまうものなのでしょうか。

 また、儲け話に乗って痛い目に遭うということがあります。女性は恋愛感情を大事にする人が多いため、愛情を感じた相手にお金を出してしまいがちですが、男性はおいしい思いができると感じた相手にお金を投じたくなるのかもしれません。

雰囲気のいいバーと思ったら

「ちょっといい投資先がある。何倍ものリターンがある」などと言われてその気になってしまい、お金を失ってしまった、という男性がいます。

 これは一種のギャンブル感覚なのかもしれませんが、SNSで知り合った、本名も住所も知らない相手に支払うのはとてもリスキーですが、儲け話にテンションが高くなり、周囲が見えなくなってしまうのでしょうか。

 また、SNSで知り合った女性とデートして「私、いいバーを知っているの」と連れて行かれた先がぼったくりバーだったという話もあります。「私は不動産の営業をしているのでマンションを買ってほしい」と持ちかけられ、二人の愛の巣にするためにと買ってしまった人もいます。男性のお金もかなり狙われているのです。

お小遣いをもらえるはずが

 パパ活の逆バージョンであるママ活をするつもりが、逆にお金を払うハメになったというケースもあります。デートしてくれたらお金を払うと言われ、地方からはるばる東京に会いに行った男性が、不愉快なことをしたから罰金ね、などと言われ、あの手この手で逆にお金をむしり取られ、帰りの電車賃にも困ったということもあるのです。

 東京にはイケメンが大勢いるのだから、わざわざ地方の男性を交通費まで出して呼び寄せるような女性はめったにいないでしょう。それなのに会ったら精算するという言葉を信じ、自腹を切ってまで上京してしまうほどに、なぜか相手を信じ切ってしまうのだからお気の毒です。

褒め言葉にはウラがある

 男性にも女性にも言えることですが、見ず知らずの相手を信じ切ってしまうのには、理由があります。それは「自分は相手に選んでもらえた」という誇らしさが裏にあるということです。

 向こうは大勢の異性に声をかけているかもしれないのに、熱心にアプローチされ続けるうちに「自分ひとりだけが相手に惚れられている。自分は相手にとって特別な存在だ」と勘違いしてしまうのです。

 SNSでの出会いでは、多くの人が「自分は相手に愛されている」と思い込み、舞い上がってしまいます。けれど、大切なのはそこで一歩立ち止まり、万が一の可能性として「カモにされているのではないか」という疑いを持ち続けることです。

 そしてお金を要求されても出さない毅然とした態度が絶対に必要です。真実の愛ならば、お金を出さなくても相手に愛されるはずなのですから。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


自分では何ひとつ考えず…夫の“質問攻め”に嫌悪感を抱く妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-08-28 06:13 ラブ
とにかく妻を怒らせたくない…不機嫌な妻に恐怖心を抱く夫
「冷酷と激情のあいだvol.53〜女性編〜」では、なんでも自分に質問してくる夫に嫌悪感を抱き始めた妻・Yさんの苦悩をご紹...
並木まき 2021-08-29 06:06 ラブ
彼氏の冷たい態度はわざとかも…? 隠れた男性心理&対処方法
  この間まで優しかったはずの彼氏が、急に冷たい態度になったら誰だって戸惑うものです。「嫌われたのかも……」と、不安にな...
恋バナ調査隊 2021-08-27 06:00 ラブ
女性から告白する最高のタイミング&成功に導く3つのコツ♡
 気になる男性ができた場合、女性から積極的に告白していいのか悩むところですよね。今回は、女性から告白する最高のタイミング...
恋バナ調査隊 2021-08-27 06:00 ラブ
好きだけど彼氏に会うのが気まずい…原因&5つの対処方法
 好きな人と付き合えたら、それですべてがうまくいくとは限りません。時には、「彼氏に会いたいけど、なんだか気まずい……」と...
恋バナ調査隊 2021-08-26 06:00 ラブ
自分らしくいられる♡ 本当に相性がいい人の3つの見分け方
 恋愛や結婚で幸せを掴むために、「本当に相性がいい人を見つけたい!」と思う人は多いですよね。でも、実際のところ、どうやっ...
恋バナ調査隊 2021-08-25 06:24 ラブ
嫌われないか不安…付き合っている人に好みを合わせるべき?
 好きな人の前では魅力的でありたいですよね。そのために、相手の好みに合わせるべきか否か、とても気になります。少し油断して...
若林杏樹 2021-08-25 06:00 ラブ
昔の面影なし、格差に愕然…40代の同窓会恋愛あるある5選
 40代になって、かつての同級生たちから届いた同窓会のお知らせ。「初恋の相手は変わっていないかな♡」なんてドキドキしなが...
恋バナ調査隊 2021-08-24 06:00 ラブ
価値観が合う人がいない…! 本当に理想の結婚相手の探し方
 結婚相手を探しているのに、「価値観が合う人がなかなかいない」と悩んでいる人は多いですよね。実際に、結婚相談所などでも多...
恋バナ調査隊 2021-08-24 06:00 ラブ
彼女がいるのに思わせぶりをする男性心理5つ&見抜くポイント
 男性からアプローチされるのは嬉しいものですが、相手が彼女持ちとなれば話は変わります。たとえ、自分が気になる男性だったと...
恋バナ調査隊 2021-08-23 06:00 ラブ
彼女がいる人に恋をしてしまった…略奪愛の失敗例&対策法
 恋は、いつどんなことがきっかけで始まるか予測できないもの。中には、好きになった人に彼女がいた……なんて経験がある女性も...
恋バナ調査隊 2021-08-22 06:00 ラブ
イケメン男性なのに彼女がいない5つの理由&落とすテクニック
 イケメン男性と出会った時、「カッコいい!」と思いつつも、「どうせ彼女がいるだろう」と諦めてしまう女性は多いでしょう。で...
恋バナ調査隊 2021-08-22 06:00 ラブ
これって運命かも♡付き合う予感を感じる瞬間&脈ありサイン
 告白をされたわけではないのに、「もしかしてこの人と付き合うかも?」と付き合う予感を感じたことはありませんか? 今回は、...
恋バナ調査隊 2021-08-21 06:00 ラブ
夫が“家事放棄宣言”でも…知らん顔の義母に不満を募らせる妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-08-21 05:45 ラブ
夫婦で解決すべきことにまで…過干渉な義母に辟易とする夫
「冷酷と激情のあいだvol.52〜女性編〜」では、夫婦問題に無関心すぎる義母への不満を募らせる妻・Eさんの叫びをご紹介し...
並木まき 2021-08-21 05:43 ラブ
心惹かれちゃう♡ 恋愛上手な男性の特徴6つ&注意すること
 初デートの際、スマートなエスコートをしてくれる男性は魅力的に映るものです。しかし、それだけ恋愛経験、女性経験が多いとい...
恋バナ調査隊 2021-08-20 06:00 ラブ