我慢の限界っ!イケメン出張ホストを呼んで禁断のBL鑑賞 #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-03-17 17:39
投稿日:2022-03-10 06:00

画像よりも数倍イケメンの2人が…!

ーーいよいよですね。続けてください。

「私は、ドキドキしつつも『はい』と返事をして、ドアを開けました。

 すると、長身のイケメン男性2人が立っていたんです。

『どうぞ』と震える声で部屋に招き入れ、改めて2人を見つめました。

 HPの画像よりも数倍カッコいい。スタイルも良くて肌がツヤツヤしていて、まさに『ザ・イケメン』という印象です。

 今どきの若い男の子って、ひげがないんですね。そんな部分もひっくるめて、思わず『頬に触りたい~』と萌えちゃいました。

 私のリクエスト通り、31歳のJ君は紺のスーツにメガネ姿、25歳のA君は白いシャツにデニムというカジュアルなファッションです。マリン系の香水が漂ってきて、一気にセクシーな気分になりました。

 私は窓際にあるソファーに2人を促し、対面の席に座りました。すると、J君とA君は立ったまま、『P子さん、本日はご指名ありがとうございます。16時までどうぞよろしくお願いいたします』と礼儀正しく一礼してきたんです。

 なので、私も慌てて立ち上がり、『こ、こちらこそ、よろしくお願いいたします』とお辞儀をしました。

 この時点で、私は汗びっしょり。これから目の前にいるイケメンたちのイチャイチャする光景を見られると思うと、下着の奥にトロリ……とした蜜が滴ってきたんです」

意外な申し出に困惑しつつも…

ーー続けてください。

「で、J君がバッグからノートを取り出し、『本日はオイルマッサージコースをご希望とのことですが、特に体で凝っている部分どのあたりですか?』と問診をし始めたんです。

『えっ?』と思いました。でも話を進めていくうちに、『店側はあくまでも風俗ではなく、男性が女性客を癒すためマッサージだと案内しているため、問診が必要』だと分かり、『肩と首が特につらいです』と適当に答えちゃいました(笑)。

 で、隣にいるA君も『肩こりはおつらいですよね。僕、マッサージは得意ですから』と笑顔で言ってくれて……ちょっと申し訳ないなと思いつつ、一方では『早く2人のBLが見たい!』という不埒な願望がムクムクと芽生えてきたんです。

 で、タイミングのいいところで、私は2人に『ところで、〇〇というドラマはご存じですか?』と、話題になったBLドラマのタイトルを切り出しました。J君が『僕、見ていましたよ。男が見ても面白かったです』と言えば、A君も、『僕も見ていました。主人公が嫉妬する場面とか切なくて……同性でもグッとくるものがありましたね』と、なかなか良い食いつきだったんです。

 その流れで、3人で『あの場面はキュンキュンした』とか、『男同士の壁ドンもいい』などと盛り上がって……いえ、単に2人とも私に話を合わせてくれたのかもしれませんが、さすがホスト! という対応をしてくれたんです」

ーー続けてください。

「で……話が最高に盛り上がったところで、私は本題に切り込んだんです。

『実は今日、お2人を呼んだのは、あのドラマのようなBLを見たかったからなんです。どうか、お願いします』と謙虚に頭をさげました。

 2人とも『えっ』と頬を引きつらせて、固まっていましたね(笑)。

 J君が『そのようなプレイがご希望でしたか』と言い、A君も『僕はてっきり、2人でP子さんを気持ちよくさせるものだと思って……』と予想通りの反応でーー。

 でも、さすがプロのホストです。年上のJ君が『あのドラマなら、全部見ていますので分かります。なるほど、僕が先輩役のほうですね』と承諾してくれました。A君も『僕も大丈夫です。P子さんに楽しんで頂けるなら嬉しいです』とうなずき、2人はベッドに行って……」

自分のためだけのリアルBLにドキドキ

ーー聞いている私もドキドキします。続けてください。

「私は、『仰向けになったA君の上に先輩役のJ君がまたがって、J君のリードでキスから始めてほしいんです。そのあと、A君の服を脱がせて、乳首や体をリップサービスをするところを見たいな』と、声をうわずらせながら言いました。

 すでに私の体が熱く火照り、鼓動もバクバク鳴っていましたね。パンティの奥もさらにトロリとしたものがあふれてきて、私は座ったままお尻をもじつかせました。

『分かりました』と言いながら、J君は仰向けになったA君を上にまたがり、『ほら、こっち見ろよ』とドラマの通り、クールでややSっぽく命じたんです。

 A君は『ああ、先輩……』と声を震わせながら、一瞬、顔をそむけたのですが、J君の手がA君のあごをつかんで、無理やり正面を向かせました。

 イケメン2人が見つめ合う甘美な瞬間を逃すまいと、私は瞬きもせず見入っていました。

J君の唇がA君の唇に重なると…

 夢にまで見たBL……イケメン2人が、私のためだけにベッドでエッチなコトをしてくれるーーそう思うと、呼吸すらうまくできないほど欲情してしまって……。直後、J君の唇がA君の唇に重なりました。『ううっ』と喘ぎながら、A君も唇を押しつけているのが分かりました。

 そして、J君は顔の角度を変えながら、貪るようにキスを浴びせまくって……そのたび、子犬のように愛らしいA君が頬を染めてキスに応じているんです。

 もう『興奮』のひとことでは表現できないほど、私も『ああ……すごい』と呟いてしまって……。

 私の声など聞こえないのか、J君はキスをしながらA君のシャツのボタンを外し始めたんです。シャツがはだけると、引き締まったA君の上半身が現れました。

 胸板が厚くてうっすら汗ばんでいて……アーモンドピンク色の乳輪に小ぶりの乳首が若々しさを体現しているようで……。

 私、気づけば身を乗り出していました。

 続きは次回

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


セックス依存者が語る 実録「一夜限りの恋」の身の処し方
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
忘れた振りで「否認」を続ける私にストレスを溜めていく女
 異常な行動を繰り返す人間に関して、近年、サイコパスやソシオパスの研究が進められています。 サイコパス──先天的に...
肌を重ねなくても…脳への刺激が快感を呼ぶ“遠隔セックス”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-11-13 19:28 エロコク
私は都合のいい女? 本命になれないセフレ体質女子の特徴4つ
 男女関係においてセフレ問題で悩んだことがある方は多いはず。 「エッチした途端、男性からの連絡が気まぐれに。都合が...
七海 2019-11-11 18:50 エロコク
優しく小刻みに…奥を丁寧にノックするピストンに身を委ねて
 ピストンバイブと聞くと、だいたいの人は激しい動きを想像されると思います。  がんがん突いてイカせちゃうぜ~! 的...
桃子 2019-11-11 01:55 エロコク
81歳恋人の浮気旅行をNYまで尾行…死にたくなった結末とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
窓の開いた部屋…女はなぜ全裸で床を拭いていたのか?
 翌日も何時間も彼女に全身を舐めら、彼女がまた寝入った後、私はバスルームに入りました。シャワーに打たれながら思いました。...
デリケートゾーンに潤いをプラス!濡れない痛みとサヨナラを
 多くの女性が、常に潤いを気にしています。肌、髪、そしてデリケートゾーンの潤いも。セックスのときは、膣内がちゃんと体液で...
桃子 2019-11-07 18:40 エロコク
性依存に調教され…脳みそ性器男の「浮気旅行」尾行を決意!
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「私の胸も…」汗ばむ体を重ねてきたアラフィフ女の欲情
「ショックで頭が真っ白になる」とよく言いますが、これは実際に脳が起こす症状です。脳は強いストレスを受けると、一時的に血管...
アプリで会ったラテン系外国人の男は「天動説」を語り出した
 さて、出逢い系サイトもPCやガラケーからスマホに舞台を変え、マッチングアプリという何やら爽やかな名前に変化しました。 ...
男性向けアロマエステを副業にする女性たち…都内OLの告白
 消費税もとうとう10%まで上がり、都会で働くひとり暮らしのOLたちも大きな打撃を受けています。役職に就きでもしなければ...
挿入&クリトリス刺激…ダブルのエクスタシーに見舞われる
 バイブコレクターの私でも、女性がいちばん感じるのはクリトリスだということをよ~く知っています。男性とのセックスでもずっ...
桃子 2019-11-12 04:46 エロコク
それは男女間であれば法的にレイプと呼ばれる事件でした
 私へのセクハラがエスカレートし、私が拒絶するにつれて、彼女の仕事上でのパワハラも酷くなっていきました。ただこの時点では...
内頬を膨らませ…フェラチオの奥義を女流官能作家が教えます
 前回、官能小説における「オーラルセックスの奥義」をお伝えしたところ、ありがたいことに、男性読者さまからも「こんなふうに...
蒼井凜花 2019-10-22 06:00 エロコク
クリを優しく吸引…バイブとの合体技で多彩に楽しめる逸品
 クリトリスをそっと吸い上げつつ振動刺激を与える「吸引系」。この連載でも何度紹介したか分からないくらいですが、なぜこんな...
桃子 2020-01-11 06:51 エロコク