一見ハイスペでも…結婚できない「乙女おじさん」のタイプ

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-04-10 06:00
投稿日:2019-04-10 06:00
 一見すると、結婚相手として条件が揃っているような中年の男性が独身である場合「乙女おじさん」である可能性も潜みます。独身貴族を謳歌したいどころか、結婚願望が強すぎて、むしろ“女性以上に乙女”な感覚が原因で、結婚を逃してしまうタイプです。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、ハイスペ男性に意外と多い“乙女おじさん”の特徴に迫ります。

1:「付き合うなら結婚する人と」願望が強い

 いい歳をして、なかなか彼女すらできない。

 それなのに「ぼちぼち結婚したいんですけどねー」などと平然と口にするおじさんは、まるで20代前半の乙女かのように“大恋愛からの純愛結婚”を切に願っているタイプも珍しくありません。

 この手のおじさんは、女性と出会うと、まず「大恋愛ができる相手なのか」を勝手に値踏み。

 周囲が「お似合いだよ」と勧める相手であっても、自分が「でも大恋愛には至らないかも…」と思うと、たったそれだけの理由で恋のチャンスを自ら退けます。

2:自分が「ハイスペ」ゆえに典型的なトロフィーワイフに憧れている

 結婚相手に幻想を抱きまくっている乙女おじさんたちは、いわゆる「ハイスペ」が少なくないことから「この歳で結婚するなら、みんなが羨むくらいのトロフィーワイフじゃないと」的な我流のこだわりをもっているケースも。

 自分のキャリアや資産に自信があるため「見合う相手じゃないとなー」と、まるでひと昔前の乙女が「結婚するなら3高な男じゃないとー」と口にしていたのと同レベルで理想を語り出します。

 世の中に、そんなに理想通りの出会いなんてないことは、“おじさん”世代ともなれば理解していそうなものなのに。

 なぜか乙女おじさんは「いつか見合う女性と出会えるはず」と、周囲が驚くほど乙女な思想で、一切の妥協をせずに、せっせと結婚相手を探し続けるのです。

3:でも外見を磨かないので、容姿はイマイチ

「結婚を考えられる女性じゃないと、深い仲にはなれない」、「僕に見合うだけの条件を揃えている妻がほしい」などと口にするわりには、乙女おじさんは、自分の外見に無頓着な傾向も。

 乙女なのは内面だけで、見た目は、生活に疲れ切ったおじさんにしか見えないケースもかなりの割合です。

 いい年齢になっての婚活では、相手の容姿は「お互いさま」的に妥協し合うのも実態ですが、だからこそ、乙女な条件を掲げるおじさんたちは、それに見合うだけの自分磨きだって必要なはず。

 なのに、自分は加齢のままの姿をさらしつつ、相手選びには乙女のような理想ばかり語るわけですから、そのギャップのせいで、一向に相手に恵まれないのは無理もありません。

 自分を棚に上げ、理想ばかり熱く語れるあたり、乙女であると同時に、精神年齢の低さも窺えます。
 

まとめ

 高収入、資産もある、見た目は年齢なり…と「結婚相手」として見たときには「まぁ、ハイスペ」の部類に入っている婚活おじさんには、結婚できない致命的な理由があることも。

 それが「恋愛偏差値が乙女」にあるパターンも、決して珍しくないのです。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


一生添い遂げる相手を見つけるのは不可能!?日本の結婚制度限界じゃない?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  婚活がうまく...
豆木メイ 2024-04-23 06:00 ラブ
【推し活の落とし穴】推しへのガチ恋で婚期を逃し、心も懐も寂しくなった
 あなたには“推し”がいるでしょうか? アイドルやイケメン俳優、アニメキャラなどを熱烈に応援する“推し活”は、オトナの女...
恋バナ調査隊 2024-04-22 06:00 ラブ
48まで男を知らなかった私、無修正のAVがこじれたSEX感を植え付けた
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳まで性体験がなかったよもやま話を綴っている...
mirae.(みれ) 2024-10-08 11:41 ラブ
情事妻のテク。不倫相手の名前を“五反田のまさかず叔父”で登録したら…
 不倫相手との連絡によく使われるLINE。でも、そのままの登録名では怪しまれてバレるのがオチ…。だからこそ、みんなありと...
恋バナ調査隊 2024-04-21 06:00 ラブ
「娘に“男”を見せたくなかった…」マチアプを悔やむ45歳シンパパの本音
「冷酷と激情のあいだvol.191〜女性編〜」では、自身の妊娠と出産を年齢的な理由で諦め、シングルファザー限定で恋人探し...
並木まき 2024-04-20 06:00 ラブ
出産は諦めたけど子は欲しい…シンパパ射止める“5秒前”、47歳独女の計画
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-20 06:00 ラブ
着信26件、もはやホラー! アラサー・アラフォー女性が蛙化した瞬間
「好きだったけど幻滅した!」と、好意が一気に消えてしまう“蛙化現象”。(元々は、好きになった人から好意を感じると逆に嫌悪...
恋バナ調査隊 2024-04-20 06:00 ラブ
人生狂わす男女の金銭トラブル 大谷を襲った“一平さん騒動”と次元違えど
 大谷翔平選手と水原一平さんの間で起こった金銭トラブルとは次元が異なるものの、男女間でもお金が原因の関係が破綻は少なくな...
恋バナ調査隊 2024-04-19 06:00 ラブ
年下男子とのデートは「ヌン活」に限る? 彼らを誘うと「即OK」するワケ
 アフタヌーンティーが人気です。色とりどりのスイーツとおいしいお茶を味わいながらの午後のティータイム女子会は格別な心地良...
内藤みか 2024-04-18 06:00 ラブ
自分にはお金使うくせに「ケチな男」の特徴4つ、結婚したらどうなる?
 自分の持ち物や趣味には好き勝手お金を使うのに、それ以外のことにはお金を出すのを嫌がる男、いますよね。  車がベンツで...
恋バナ調査隊 2024-04-17 06:00 ラブ
職場は心の浮気の震源地!四六時中チャット、2人きりランチ…リスクは?
 恋人がいるのに他の男性と体の関係があったら、それはガッツリ「浮気」。そして、既婚者であれば「不倫」です。でも「体の関係...
恋バナ調査隊 2024-04-16 06:00 ラブ
不倫2回、なにかあるとお母さん…夫に優しくできない納得すぎる理由5選
 人前で夫を批判したり、夫と頻繁に喧嘩したり。そんな女性を見て、外野は「もっと旦那さんに優しくしたら?」なんて言いたくな...
恋バナ調査隊 2024-04-15 06:00 ラブ
「マチアプで知り合った女と人生歩めます?」肉体関係を拒む50男の疑念
「冷酷と激情のあいだvol.190〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合った50歳の恋人と、1年にもわたって肉体関係...
並木まき 2024-04-13 06:00 ラブ
淡泊すぎて蛇の生殺し…マチアプ交際1年、肉体関係ゼロな彼に悩む46歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-13 06:00 ラブ
イワクラ×オズワルド伊藤も破局復縁おかわり 時間を無駄にする男女なぜ
 お笑いコンビ「蛙亭」のイワクラ(34)が、9日放送の冠バラエティー「イワクラと吉住の番組」(テレビ朝日系)で、恋人であ...
お育ちのいい男を見極めるポイント6つ 好物件は絶対に逃がしちゃダメ!
 今回は育ちのいい男を見極める基準を解説します。育ちのいい男は自分のことも周りの人のことも大切にするので、結婚するといい...
恋バナ調査隊 2024-04-12 06:00 ラブ