更新日：2023-01-26 19:03
投稿日：2022-08-04 06:00
彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人。タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けている――。
今日も悩みを抱えた女性が、ウワサを聞きつけて、ふらりと立ち寄ったようですよ。
今日も悩みを抱えた女性が、ウワサを聞きつけて、ふらりと立ち寄ったようですよ。
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1. 気づかないのは私だけ？ 体臭が不安
今回の相談は、リエさん（35歳女性／仮名）から。
リエさんは座った途端、向かいにいるえりのボスとなんとなく距離を取り、気まずそうな表情になりました。
えりのボスはゆったりとほほえんで、リエさんの言葉を待っています。
「……あの、私の……体臭、気になりませんか？」
不安そうに呟いたリエさんに、えりのボスは自信たっぷりに答えます。
「いいえ、全然。デオドラントにかなり気を使っているのね。清潔感のある人だと思って、感心したところよ」
リエさんの表情が少し明るくなりました。
「……本当に？」
リエさんは恥ずかしそうな様子で話してくれました。
「最近、自分の体臭がきつくなった気がして」
リエさんは、学生時代に友人から「汗っぽい臭いがする」と言われたことがショックで、それ以来、体臭ケアには余念がなかったそうです。しかし最近、自分の体臭が強くなった気がするとのこと。
「臭いに気づかないのは私だけで、本当は周りから不快感を持たれてるんじゃないかと思うと……怖くて」
「わかるわ。臭いはデリケートな問題だものね」
えりのボスはうなずきながら、話を聞いています。
「最近体臭が気になりはじめた……ということなら、プレ更年期のホルモンバランスが関連している場合もあるわね」
「女性ホルモンが体臭に影響するんですか？」
驚いて目を見開いているリエさん。
これは放っておけません！
コクハク編集部
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