初めての女が激白!息子のカテキョは“童貞大学生”でした #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-08-22 17:27
投稿日:2022-08-05 06:00

彼が来る日は服装もヘアメイクも気合いが入る

――些細な共通点でも運命を感じてしまう女心、わかります。続けてください。

「彼が訪問してくれる日には家中をキレイにして、いつもより服装やヘアメイクにも力を入れましたよ。

 そんな私に、息子は『何めかしこんでるんだよ』と茶々を入れてきましたが、子供なりに母親の恋心を察知したのでしょうか?

 さすがにドキッとしましたが、『先生がいらっしゃるんだから、失礼のないようにしてるだけ』と言い返しました。

 U君は2階にある息子の部屋で勉強を教えてくれるのですが、その間、私は邪魔しないよう立ち入り禁止です。

 あらかじめ、お茶とお菓子をトレイにのせて部屋に置き、自由に飲食してもらうスタイルをとりました。

大きく綺麗な手にイケナイ妄想が

 その間、私は1階のリビングやキッチンで家事をしながら待っているわけですが、マスク越しに見たU君の涼しげな瞳や、すれ違う時に香ってくる清涼感のある匂いを思い出してはときめきましたね。

 彼女はいるのかしら? どんな女性がタイプかしら? などと、疑問が次々と湧いてくるんです。

 勉強時間が終わると、先生と私、2人だけで今日の勉強内容や今後の課題を簡単に話すのですが、U君は息子の強みや弱点など、きめ細かにメモして渡してくれましたね。『ああ、すごく熱心に教えてくれている。私も一緒に息子の成績アップに貢献しなくちゃ』と肝に銘じました。

 それ以上に、彼の大きく綺麗な手にきゅんとしましたね。女性は男性の手をよく見るといいますが、当たっています。この逞しい手に触れられたらどんな感じかしら? とイケナイ妄想に走ってしまって(笑)」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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