体臭・香水など職場のスメハラ問題 賢く解消する4つの対策

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2022-09-24 06:00
投稿日:2022-09-24 06:00

注意点の次は…スメハラ問題を解消するための4つの対策

 スメハラに対して一人で対処するのは、さまざまなリスクが伴うことがわかりました。では、スメハラ問題を穏便に解消するにはどうしたらよいのでしょうか? 賢い4つの対策事例を見てみましょう。

1. 全体周知として伝える

 臭いがする本人に直接指摘するのは、センシティブな内容であるためリスクが大きいです。そこで、全体周知として伝える方法があります。

「『社内には匂いに敏感な人もいるので香水は控えめに、たばこや体臭がきつくないかチェックしましょう』と定例MTGの最後に上司から遠回しに伝えてもらいました。特定の個人を傷つけずに済むのでとっかかりとしてはいいと思います」(40代・IT勤務)

2. 直接臭いを防ぐ

 スメハラ問題で相手に伝える方法もひとつですが、社内に漂う臭いを直接取り除ければ問題ありませんね。

「ウイルス対策と銘打って、脱臭機能付きの空気清浄機を増やす、消臭剤を気づかないところに置く、社内の換気を徹底するなど、消臭に力を入れれば意外と臭いが消えることも多いので一役買っている気がします」(40代・メーカー)

3. 仲の良い同性の人に伝えてもらう

 遠回しに対策しても効果がないなら、本人に伝えることも検討しましょう。注意点としては必ず「同性の人に伝えてもらう」ことです。

「同僚の男性の体臭がきつかったため、彼と仲の良い男性社員にネタっぽいノリでそれとなく注意してもらいました。おそらく女性の私から『体臭がきつい』と伝えられるよりも、彼も傷付かずに済んだと思います」(40代・営業)

4. 直接指摘しない

 スメハラに悩んでいても、本人に直接臭いを指摘するのは、リスクが高すぎます。臭いに悩んだら、まず最初は必ず会社に相談するようにしましょう。

「スメハラに悩んでいましたが、直接注意せずに会社の担当部署に相談しました。結果、個人名を伏せて担当部署からの指摘として声がけしてもらえました。個人同士の人間関係がこじれると社内の雰囲気も悪くなるので、個人を特定できない対処で正解だったと思います」(40代・アパレル)

スメハラの注意点を頭にいれて賢く対処しよう

 ハラスメントの中でも、悪意がないスメハラはやっかいな問題です。事前に注意点を頭に入れておかないと、被害者であったはずのあなたが知らないうちに加害者になってしまうかもしれません。

 ぜひ、この記事を参考にして、穏便に賢くスメハラに対処していきましょう!

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...
長財布はダサい&時代遅れとされる3つの理由。令和におすすめの財布は?
 最近、長財布を使っている人をあまり見かけなくなってきましたね。今でも長財布を愛用しているものの、「もしかしてダサい? ...
女性は30代以降、筋肉量が年間1%ずつ減!?【医療従事者監修】今すぐ試せる“ぽっこり下腹”引き締め術3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【検証】メイクしたまま寝ると汚肌一直線?20代美容ライターが3日間オフなしで過ごしたら意外な結果に…
「メイクを落とさないと肌が荒れる」とはよくいったもの。メイクをしたまま寝ると毛穴に詰まった汚れや皮脂が酸化して、肌荒れや...
「美容医療」反対派と賛成派の意見。トライする前の参考にしたい
 いつの時代も、女性は美しくなりたいと思うもの。そして、今の時代、美容医療や美容整形がより手軽になり、挑戦する人も増えて...
更年期の“意外と知らない”基礎知識/更年期症状は遺伝する? 出産経験の有無は影響する?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
熱狂する韓国コスメブームに違和感。顔につけるのに、低価格、パケ買い、なんとなく…だけで買って大丈夫?
 つい先日、資生堂の最終赤字が100億円超との報道がありました。主な理由は中国での事業不振にあるそうですが、実際のところ...
急に夜が淡白になり、枯れてしまった彼氏…【薬剤師監修】浮気以外で考えられる原因は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代で「実年齢+5歳老け見え」は絶対回避したい!【美容家激推し】お助けアイテム3選
 40代を迎えると、ちょっとした老け見えにも落ち込みますよね。「43歳なのに、48歳くらいに見られた…」なんてしょんぼり...
お肌のシミはなぜできる?【美容外科医が解説】薬局で購入可能なおすすめの薬と美容クリニックの威力
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。美容医療11年目の美...
腹痛だけと思ったら大間違い!本当は怖~い「便秘」の5つの影響【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
冬でもテカる! 厄介な「油田肌」3つの原因と対策3カ条。逆効果のケアしていませんか?
「夏はまだしも、真冬の今でも肌がテカるのなんでなの!?」とキレている女性の皆さま、必見!  今回は冬でも肌がテカる原因...