もし婚活女子がドラッガーの「マネジメント」を読んだら

しめサバ子 マルチポテンシャライトライター
更新日:2019-05-17 06:00
投稿日:2019-05-17 06:00
 経営の神様ピーター・F・ドラッガー、日本では「もしドラ」が大変有名ですが、この名著「マネジメント」は婚活女子にとってバイブルにしてもいいくらい、重要な視点が多数含まれております。
 ドラッガーは、実は愛妻家としても知られており、妻ドリスはドラッガーを支え、彼のチャレンジの背中を押した“あげまん女性”でもありました。
 そんなドラッガーの恋愛マネジメントについて解説させていただきます。

名言その1

 集中せよ!――。

 あまりにも有名な、

「成果をあげるための秘訣を一つだけあげるならば、それは集中である。成果をあげる人は、もっとも重要なことから始め、しかも、一度に一つのことしかしない」
(ドラッガー「プロフェッショナルの条件」)

 のお言葉。

 言うまでもないですが、いろんな人に意識を分散するのではなく、リソースを集中して一人の相手に集中すべき、という至極真っ当なご意見です。ただ、本質的な部分としては、“恋愛は一途がいい”という話ではなく、集中して空いた時間などのリソースを相手にどう投入するかが重要ということ。

 貴重な時間とお金と気持ち、戦略的に相手に投入してくださいね。

名言その2

「成果をあげる者は、新しい活動を始める前に必ず古い活動を捨てる」
(ドラッガー「プロフェッショナルの条件」)

 集中せよ!につながる言葉なのですが、成果をあげるには、それまでの恋愛や他にやらなければいけないことなどをどれだけ断捨離できるかがポイント。元カレの未練を断ち切ろうという話だけじゃないので要注意!

 例えば、仕事が忙しすぎたりすると、恋愛どころじゃないですよね?ちゃんとした恋愛ができる人は、仕事も残業なく終わらせつつ成果を出していたり、他の面で安定した基盤があるのです。

 新しいことを成功に導くには、これまでの自分を振り返って不要なもの、優先順位の低いものを見極めてみるのも良いでしょう。

名言その3 

「娘の嫁ぎ先を探すのならば、娘が最高の妻となる男でなければならない」
(出典「ドラッガー365の金言」)

 こちらは、事業の売却先を探す際に、娘=事業、嫁ぎ先=売却先というワードで表したもの。なかなか示唆に富んだ言葉ですよね。娘が最高の妻になる、すなわち、あなた自身の持っている魅力や良さが100%活かすことができる相手を選ぶべきということです。

 どんなに好きな相手であっても、あなたが我慢したり、自分の価値観を曲げなければならない相手であれば、あなた自身の魅力はどんどん発揮されなくなり、結果として最高の妻にもなれなくなってしまう、という警告がここには含まれています。

 相手を選ぶときは、ただ相手が好きかどうかという点ではなく、その人と一緒にいてあなた自身が輝くことができる相手かどうか、という点も考慮に入れるべきでしょう。

名言その4

「コミュニケーションは、受け手の言葉を使わなければ成立しない。受け手の経験にある言葉を使わなければならない。説明しても通じない。経験にない言葉で話しても、理解されない」
(出典「プロフェッショナルの条件」:優れたコミュニケーションとは何か)

 もう、これなんて、恋に悩めるすべての男女に送ってあげたいくらいのお言葉ですよ。よくありますよね、全然話が伝わらないんだ、っていうお悩み。

 でもその言葉、相手に伝わるように言っていますか?

 独りよがりな言葉でしゃべっていませんか?

 相手に何かを伝えたい時は、相手の立場を想像してわかりやすい例えを使ったり、過去にあった実際の出来事を出して、どうしたら伝わるかを考えながら話すだけでも、伝わり方は違ったものになるでしょう。

 女性の皆さん、

「私の気持ち、わかってくれないの……」

 なんていう暇があるなら、まずはドラッガーを読みましょう!

まとめ

 あまりにも説得力にあふれたドラッガーのお言葉たち。世が世なら、ドラッガーは経営の神様ではなく、「恋愛の神様」と呼ばれていたかもしれませんね。

しめサバ子
記事一覧
マルチポテンシャライトライター
主に恋愛・性に絡むネタを執筆。ライター業以外にも法務や税務、イベント企画、プログラミング、起業、ひいては寿司を握るなど、興味を持ったことに手当たり次第に挑む。休日はシメサバ作りをこよなく愛する。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


インフルエンサー気取って見栄っ張り彼女に愛想を尽かす男性
「冷酷と激情のあいだvol.97〜女性編〜」では、結婚前提で同棲を始めた恋人が、なかなか結婚の意思を固めないことに不満を...
並木まき 2022-07-02 06:00 ラブ
イケオジの特徴って?ただのオジサンに捕まらないための知識
 40歳以上の男性というと、どうしても「オジサン……」と思ってしまう人が多いでしょう。自分の年齢はさておき、「恋愛対象外...
恋バナ調査隊 2022-07-02 06:00 ラブ
“恥じらい”にエロス感じる男性心理 効果的なあざとさとは?
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。お世辞にも「とってもかわいい」とはいえないのに、やたら彼氏が途切れないモテ女...
山崎世美子 2022-07-02 06:00 ラブ
彼氏の悪い噂が聞こえてきた!即座にやってはいけないNG行動
 大好きで信頼している彼氏の悪い噂を聞いてしまったら、動揺してしまいますよね。信じたいものの、人によっては噂話を鵜呑みに...
恋バナ調査隊 2022-07-01 06:00 ラブ
40代“子ども部屋おばさん”が初デートで服装を教えるのはNG!
「子ども部屋おじさん」という言葉を見かけることがあります。中年になっても実家の子ども部屋で暮らす男性を指すのですが、こち...
内藤みか 2022-06-30 06:00 ラブ
男と女で異なる「浮気の定義」どこからNG?どこまでOK?
 カップルや夫婦の喧嘩の原因として思い浮かぶのが、「浮気問題」ですよね。ほとんどの場合、浮気されたほうは「信じられない!...
恋バナ調査隊 2022-07-04 12:20 ラブ
多様な生き方を!「結婚したいけど子供いらない派」の婚活道
 厚生労働省の調査によると、結婚後に生みたい子供の数は「2人」と答える人がもっとも多く、「結婚したいけど子供いらない派」...
恋バナ調査隊 2022-06-29 06:00 ラブ
元カレがハイスペ故に…理想が下げられない場合はどうする?
 元カレがハイスペ……とまで行かなくても、まぁまぁ条件が良かった時、次のお相手を見つけるのって難しく感じてしまいますよね...
若林杏樹 2022-06-29 06:00 ラブ
「彼氏の機嫌を直す方法」たったそれだけ?実践あるのみです
 彼氏の機嫌が悪い時、理由を聞いても答えてくれなくて困った経験がある人もいるのではないでしょうか? 実は女性に比べて男性...
恋バナ調査隊 2022-06-29 06:00 ラブ
「うん。抱きたい」大人女子が興奮するマル秘LINEのやり取り
 経験が豊富な大人女子は妄想も膨らみやすいため、男性から来たLINEで興奮する場合もあるのではないでしょうか?  今回...
恋バナ調査隊 2022-07-01 20:44 ラブ
私の中の“どす黒い”ものが…身体だけの恋愛モドキを繰り返す
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
勘違い厳禁!「大人女性が急にモテる」現象のナゼと見抜き方
「年齢を重ねた女性は男性を魅了する」なんて言葉を耳にしたことがある方は多いはず。一方で“痛い勘違い”で舞い上がってしまう...
恋バナ調査隊 2022-06-28 06:00 ラブ
「ダサい彼氏」改造計画!諦める前に一緒に取り組む5つの策
 彼氏のことは好きだけど、「なんかダサい……」と感じている女性は少なくないようです。しかし、実際はというと、ダサいと思い...
恋バナ調査隊 2022-06-27 06:00 ラブ
「ヤリモク男」を見分ける5つの方法 狙われる女性の特徴は?
 好きなタイプの男性からアプローチされたら、すぐにOKしてしまう女性もいるでしょう。でも、どんなにタイプでも、相手をしっ...
恋バナ調査隊 2022-06-27 06:00 ラブ
彼氏の家にお泊まりしてドン引き!「歯磨きしたことないよ」
 大好きな彼氏とのはじめてのお泊まりデート。ドキドキワクワクしながら家に向かってみたら、彼氏の素顔や知られざる真実にドン...
恋バナ調査隊 2022-06-26 06:00 ラブ
あー正直めんどう!彼氏の食べ物の好き嫌いが激しいんです…
 付き合っている彼氏に食べ物の好き嫌いが多いと、とてもストレスが溜まりますよね。一緒に食事をする時も、好き嫌いに合わせて...
恋バナ調査隊 2022-06-25 06:00 ラブ