「アペロ」ってご存じですか?
「アペロ」。
最近日本でもたまに耳にするようになりました。今後ワインラバーズの間でトレンドになるかもしれないこの言葉は「アペリティフ(食前酒)」の略で、主にフランスでは日常的に使われています。
これは、夕飯の前にワインを1、2杯軽~く飲みながら軽食をつまんでおしゃべりを楽しむ時間のこと♪ 言うならば「0次会」ですね! フランスではこうしたアペロの習慣が根付いているんです(いいなぁ…フランス…住みたい…笑)。
ということで、日本でも近い将来流行るかもしれない(!?)アペロにピッタリの最高の1本をご紹介します♪
アペロを楽しむ上で大切なことは、あくまでもアペロ後の「夕食の時間」がメインなので、軽くてカジュアルなワインがオススメです。
間違っても、赤身ステーキに合いそうな飲みごたえのあるタンニン(渋味)がっつりの赤ワイン等はセレクトしないように!
イタリアの辛口白ワインをセレクト♡
今回私が選んだのは、成城石井で購入した『PECORINO TERRE DI CHIETI(ラ ピウマ ペコリーノ)』(税込1199円)。
イタリアのアブルッツォ州(イタリアはブーツの形をしていますが、ちょうどふくらはぎあたりの場所!)で造られた辛口の白ワインで、ペコリーノという可愛らしい名前のブドウを100%使用しています。
グラスに注ぐと、綺麗に透き通るレモンイエロー。少し熟した柑橘系果物や桃のようなフルーティーな香りを感じながら口に含んでみると……しっかり広がる強めの果実香とは裏腹に、とってもライトで、爽やかな酸味とミネラル感もあり、サラッとスイスイいけちゃう飲み口!
肩肘張らずに飲めるワイン
少し微発泡なのかなと思うくらい、若干舌の上でピリピリとした感じがあり、飲み込んだ後には柑橘果物の皮の甘苦い風味が優しく残ります。まさに仕事終わりの疲れた身体に爽快に染み渡っていくような最高の飲み心地です!
アペロ向きのワイン=「肩肘張らずに飲めるワイン」なので、気楽に飲むにはこの1本のように「味わいを主張しすぎていない」方が、さまざまな種類の軽いおつまみに合わせられます。
ワインのペアリングについて
アブルッツォ州では、地方食材であるサラミがよく食べられています。種類も豊富で、真ん中に四角柱のラードが入ったサラミや、胡椒とオレンジで味付けした豚肉のサラミが有名どころでしょうか。
ペアリングの基本として「同じ土地同士のワインと食材は合う」とされているので、その原則に基づき、この1本はサラミも抜群に合うと思います。
でもって、市野瀬的にはケッパーを乗せたスモークサーモンや、海老とアボカドのタルタルなんかにも合いそうだなぁと思います♪(あ、でもこのワインは、どんなおつまみがきても邪魔せずに調和してくれるハズ!)
ペコリーノつながりもグー!
あとは、チーズにも間違いなく合いますね♪ ちなみに、このワインのブドウ品種「ペコリーノ」と同じ名前のイタリア発祥のチーズがあるんですよ! 羊乳製のチーズ「ペコリーノ」。濃厚なコクと風味のチーズで、私もチーズ専門店などで見かけたら絶対に買ってしまうアテです。
(ワインエキスパート試験では世界中のチーズの種類も暗記する必要があったので、いろいろと試食しながら覚えました♪ 笑)
普段頑張っているお仕事帰りの自分へのご褒美タイム(もちろん、特に何も頑張っていない方も!笑)や、0次会を有意義に楽しく過ごす空間でいただく夕飯前の数杯は、心に余裕を持たせてくれるはず。
アナタも「今日アペロしない?」と誰かを誘ってみてはいかがですか?♡
※「成城石井」のオンラインストアでも購入可能。本文内のワインの価格等は、いずれも著者購入時のものとなります。
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