「NMN」配合化粧品で“若返り肌”も夢じゃない?【医師監修】

コクハク編集部
更新日:2023-01-26 18:57
投稿日:2022-12-01 06:00

3. NMNの若返りの仕組み

 NMNの若返り効果とは、どのようなものなのでしょうか。

 若返り効果に関連する「NAD」と「サーチュイン遺伝子」の紹介もしながら、若返りの仕組みをご説明します。

3-1. NADとは

 NADとは、「ニコチンアミド アデニンジヌクレオチド」の略称で、細胞内にある補酵素(体内の代謝に関わる栄養素)のひとつです。

 NADは生物が生きるために必須の補酵素で、細胞のエネルギー産生において中心的な役割を果たしています。

 たとえるならば車のガソリンのような存在で、抗老化の鍵を握っているといわれているのです。

 NADは年齢とともに減少します。その量は10代後半をピークに減り始めて、40代になるとピーク時の半分までに減少するといわれています。しかし、NADを直接摂取しても消化管で分解されてしまうため体内に吸収されません。

 そこで登場するのがNMNです。体内に吸収されたNMNは、NADに変換されます。そのため、体内のNADを補給するにはNMNの摂取が効果的といえるのです。

3-2. サーチュイン遺伝子とは

 サーチュイン遺伝子は「長寿遺伝子」や「抗老化遺伝子」とも呼ばれており、長寿・老化防止・エイジングケアに関連している遺伝子といわれています。

 そのため、若返りを目指すためには、サーチュイン遺伝子を活性化させるのが効果的なのです。

 サーチュイン遺伝子が活性化するためにはNADが必要といわれています。たとえるならば、NADというガソリンを燃料にしてサーチュイン遺伝子が働くというイメージです。

 そのため、NADの原料となるNMNを補給することは、体内のNADの量を増やし、サーチュイン遺伝子の活性化を促すことにつながります。

 このような仕組みにより、NMNを補給することは若返り効果が期待できるのです。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


ハンドクリームはシーン別に揃えよう 冬乗り切る3アイテム
 乾燥する冬は手肌のかさつきが気になります。手洗いや水仕事後の、小まめなハンドケアが必要ですよね。ハンドクリームをシーン...
どこでしくじった? 30代からどんどん綺麗になる人の秘密4つ
 20代の女性はどんな女性でも若さに溢れて美しいですが、30代を過ぎた頃から見た目に大きな差が開いてきますよね。30代を...
あーイライラ!“鉄板”漢方でプレ更年期と戦う【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
20代メイクフェチがお伝えしたい! 劇的に垢抜ける「ハイライト」術
 アラフォー女性のみなさん! ツヤ肌に見せたいからといって、顔中あちこちにハイライトをのせてギラギラにしてしまっては、せ...
「漢方の基本」プレ更年期世代の素朴な疑問10【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
amazonで常に上位!男を惑わす「フェロモン香水」試したら
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
単品より定食!? ダイエット中なのに外食が多い人のメニュー選び
「外食=太りやすい」というイメージが強いため、ダイエット中はできるだけ避けたいと思う人も多いはず。でも仕事が忙しいと、つ...
“ヘアアレ”下手回避!意外と知らない「スタイリング剤」の種類&選び方
 女性にとって、ヘアスタイルは重要なポイント! 毎朝、鏡に向かって髪の毛と格闘している人も多いのではないでしょうか。理想...
マスクを外したくないけどー!素顔バレの葛藤を乗り越える法
 コロナ禍でマスクが欠かせない生活が3年も続いています。最初は息苦しさを感じていたものの、いざマスクを外すとなると、マス...
黒ゴム注意報発令!「老けて見えない」まとめ髪で脱おばさん
 まとめ髪をした自分が鏡に映って、「なんか老けた?」と悲しくなったことはありませんか? 若い頃は、何も考えずにささっとま...
プチプラでアイメイク格上げ!一周回ってキャンメイク&セザンヌが良き♡
 私はいまだにマスクをつけて外出する機会が多く、そんな時はアイメイクしかしていません。そしてマスク姿だと、何だか街中全員...
糖化はお疲れ女性の敵!若さを保つ食事法5選【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「ノーズシャドウ」アラフォーの“ケバ・ダサ”残念テクを解説
 眉から鼻にかけてノーズシャドウを入れることで、簡単に彫りが深いハーフのような目鼻立ちの顔に見せられるため、最近では数年...
アンミカ歯磨き粉「ミカホワイト」でホンマに歯は白くなる?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
衣紋掛けはTPOで!40代赤っ恥“秋冬ファッション系死語”7選
 ファッション用語は、時代によってどんどん様変わりしていきます。常に流行をチェックしていない限り、知らない間に若者にはま...
目頭切開ラインが人気!マル秘テク4つでマンバギャル回避
「目頭切開ライン」とは、目頭の部分に“ちょんっ”と切り込みを入れたようにアイライナーを引いてつくるラインのこと。この目頭...