ぽっちゃり熟女が繁華街から“ちょい離れた”スナックで働く訳

中山美里 作家
更新日:2022-12-06 06:00
投稿日:2022-12-06 06:00

雇ってもらえるだけありがたい

 いくつか面接に落とされた末、池袋から2駅離れた巣鴨に流れ着いたそう。

「池袋の高級スナックに比べたら時給が1000円安いけどね。雇ってもらえるだけありがたいって話ですよ」

 とは言うものの、子育てにもお金がかかる。あと10万円稼げればというのが本音だったとか。

「そんなときに、常連のお客さんから愛人のお誘いを受けたんです」

月1回で3万円

 男性は51歳の独身会社員。彼からは、愛人といっても月に3万円くらいしか払えないと言われたそうですが、加奈さんは二つ返事でOK。

「3万円は2日分のお給料と同じですからね。それを月に1回エッチするという条件でいただけるのはありがたいですよ」

 現在は、もう1人か2人ほどパパを増やしたいと考えている加奈さん。彼女同様「もう少し稼ぎたい」と思っているホステスさんは、大きな繁華街から少し離れた駅に潜伏しているのかも。

中山美里
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作家
1977年、東京都出身。フリーライター。数多くの援交女子や風俗嬢をインタビュー。著書に「漂流遊女」や「高齢者風俗嬢」。2019年2月に出版した「副業愛人」(徳間書店)はテレビなどでも大きな話題になっている。

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