女性向け風俗のコスパ#1…彼氏とは違う“プロの技”の料金は?

神田つばき 女と性 専門ライター
更新日:2019-10-11 16:43
投稿日:2019-05-22 06:00

お金で身体だけ気持ちよくなりたい

 女性だって「最近、性欲がたまっているな~」と思うことはありますよね! 

 そんな時に、必ずしも彼氏がいるとはかぎりません。でも、それだけで男の人と関係してしまうと、いろいろなトラブルが……。

「ヤリマンだって噂されるのも困るし、セフレでいようって話だったのに、相手だけ本気になって執着されるのも迷惑。男の人みたいに、お金で身体だけ気持ちよくなれる場所があればいいのに……と思う時があるんですよ」

 と、実際に女性向け性風俗を利用している亜里沙さん(32歳・会社員)。

 “女性向け風俗なんて本当にあるの?”とネット検索すると、出てくる出てくる……。

 みんなこっそり利用しているのかな? でも料金は? 安全面は? そもそもどうやってアクセスするの?

ファースト風俗のお店をどう選ぶ?

 出張ホスト、レンタル彼氏、性感マッサージ、レズ風俗、女性専用SMクラブ……。

 いろいろありますが、基本的にホテルなどで会うシステム。お店に行くわけではありません。

 お店の情報はネットがすべてです。必ずチェックするポイントは、

○料金と時間は細かく書いてあるか
○メールやチャットでの質問に“わかりやすく”“丁寧に”“ごまかしなく”答えてくれるか
○“本番NG”を明記しているか(挿入行為は法律で禁止されています)

「利用料金のほかにホテル代とキャストの交通費がかかることを忘れないで。70~90分ぐらいの利用だとして、2万円は見ておかないと」と亜里沙さん。

 そのへんもメールやチャットでハッキリきいておきましょう。

「実際には格安店もあれば、AV男優が在籍しているお店、お泊りコースのあるお店など、高いお店もいくらでもあります。でも、最初にそういうお店を選んでもうまく遊べないから、平均的な価格帯のお店がいいですよ」

 実は亜里沙さん、最初に利用した性感マッサージでお店選びを失敗しました。そこは格安料金のお店。

「イケメンでした。一人で運営してて、ほかにキャストやスタッフがいないから安くできるんだと言ってました」

 駅前で待ち合せてラブホ街へ行き、亜里沙さんが「ここなら」と選んだホテルにIN。

 事前に聞いていたとおり、キャストの服装はブランド物のデニムにスニーカー。はたから見たら普通のカップルだよね、と亜里沙さんはホッとしました。

リスクを回避して安全に遊ぶのが基本

「生まれてはじめて電マを使われて、メチャ気持ちよかった。マッサージは全然なかったんだけど、そういうもんなのかなあ、と思ったんです。それから恋人どうしみたいなムードになって、挿入もされちゃって……」

 もちろん本番行為(挿入を伴うセックス)は禁止です!

「私が風俗の常識を知らないだけで、そういうものなのかも……と思って流されちゃったんです。コンドームは付けてくれたけど……。しなきゃよかった、と気づいたのは帰るとき。次回からはホテル代だけでいいよ、と言われました。えーっ、お金払ってセフレにされちゃうところだったよ、と。もちろん二度と利用しませんでしたよ!」

 どんなに感じのよいキャストでも、公私混同する人は避けましょう。

「せっかくお金を出して遊んでいるのにガッカリ。これじゃプロのパフォーマンスとは言えないですよね。それに、よく考えたらほかのお客ともやっているはず。全員とコンドームつけているって保証はない。怖くなって性病検査に行きました」

 プロ意識のないキャストやお店はトラブルのもと! 安全に遊ぶためには、「話がちがう」と思ったら勇気を出して断りましょう。

 それができない人は風俗を利用しちゃダメなのです。

「2軒目に選んだお店で、マッサージが神レベルのキャストに当たり天国でした。指技、手技で10回以上イカせてくれたんです」

 でも、亜里沙さんがメロメロになっても、キャストは脱がない。

 腕枕してうたた寝させてくれたけど、挿入なんかはもちろんしない。

「崩さない態度に、かえってこっちはそそられて、また指名しちゃうんです。この人には今もかよっていますね」

 プロの魅力ってこういうことなんですね。

(次回に続きます)

神田つばき
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女と性 専門ライター
離婚と子宮ガンをきっかけに“目がさめて”女性に生まれたことの愉しみを取り戻すべく、緊縛写真のモデルとライターに。私小説「ゲスママ」、イベント「東京女子エロ画祭」「親であること、毒になること」などを企画。最近は女犯罪者や緊縛表現者に関するZINEの制作・販売を開始。Xnoteblog

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