【2022年アツかった記事】何コレー! 天然オブジェの“最高峰”「旅人の木」は見たら即買い!?

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-01-27 19:58
投稿日:2023-01-03 06:00

旅人の木ってなんですか?

「世界でもっとも大きな葉」と呼ばれる葉を扇のように広げた様子が特徴的な「旅人の木」は、マダガスカル原産のバナナの仲間。日本では宮古島や石垣島など亜熱帯地域に自生しています。

 白い花はあまり目立たず、葉は異常にデッカいバナナの葉のようなもの。その葉を扇のように広げるのでオウギバショウ、あるいは旅人木(リョジンボク)、英名ではTraveler's Palm(トラベラーズ パーム)と呼ばれております。

 ではなぜ旅人の木と呼ばれているのか。その理由は有名な説が2つあります。

1. 左右一定方向に広がる扇型の葉の表面が「南」、葉が「東西」を向いて育ち、道に迷った旅人のコンパスの代わりになるため。

2. 葉の柄に水を貯めるので、旅人が喉の渇きを潤すときに利用するため。

 旅人の木は本来、露地ものであれば20mを超えちゃう木なので、確かに道に迷った旅人にとっては頼りになる木だったんでしょうな。

納得の「種子の宝石」

 多くの人が旅人の木に興味を持つきっかけは、「印象的な種子を見ちゃったから~」なのではなかろうか、と思いますわよ。

 だって、まるで「モンキーバナナ」の実が乾燥すると、オカシナ形にバックリと裂けて、中にはありえへん青色の種がビッチリ! なんとも形容しがたい生き物(?)でございます。

 裂ける前は本当に固くてマズそうな「モンキーバナナ」のバッタ品みたいな実。仕入れたワタクシ自身も当初はえらい不安でしたが、まさかの展開に本当にビックリしちゃいましたわよ!

 くわえて、自然の色とは思えないほどの青さっぷり! メッチャ濃いコバルトブルーの綿に一粒ずつ包まれて出現する種は、まさに「種子の宝石」。

 ベージュ色のオカシナカタチに裂けた殻に包まれたコバルトブルーの種は、印象的なインテリアグッズとしても人気で、見た瞬間「欲しい!」と声が漏れちゃうのは必至ですわよ。

 ただし希少価値が高く、ワタクシのようなお花屋さんでも、旅人の木の存在をご存じない、種子を見たことない方は少なくないのでございます(沖縄方面にお住まいの方は除くかも……?)。ですから、オドロキな高額商品でございますの。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


癒し系の彼女になって? 恋愛はそういうサービスじゃない!
 あなたには理想の恋人っていますか? 「優しい人がいい♡」「背が高くて色白がいい♡」「お金持ちがいい♡」  好きなタ...
共感されないけど…子どもを欲しいと思わない女の4つの理由
「子どもが欲しいと思わない」――。女性がポツリともらすと、男女問わず「どうして!?」「なんでほしくないの?」と質問責めに...
人はなぜ死者に花を手向けるのか? 古代から続く花のチカラ
 お花屋さんという御商売は、本当にさまざまなお客様のいらっしゃる場所でございます。ワタクシのお店は神奈川でもちょっぴりカ...
都会男子にスナックがブーム?おしゃれな20代男子が集うワケ
 スナックといえば従来は、場末な雰囲気でおじさんが多くて、煙たいイメージが強かったかもしれません。しかし、今そんなスナッ...
レディーファーストは常識!成熟“にゃんたま”デートに密着
 にゃんたマニアのみなさんこんにちは。  きょうは、にゃんたまωデートを後ろから大接近!  猫の写真週刊誌が...
なぜ内縁の夫や再婚夫はシングルマザーの連れ子を虐待する?
 女性の連れ子を虐待する内縁の夫や再婚夫の事件があとを絶ちません。一体どうしたら彼らの凶行を防げるのでしょうか。虐待する...
「親族が認知症かも?」と思ったらチェックすべき5つのこと
 自分の親や親戚が“高齢者”と呼ばれる年齢になると、些細なもの忘れに「認知症かも?」と思うことはありませんか。どんな人も...
子宮全摘手術からパン食まで回復も「腸閉塞」疑惑がぼっ発
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
ホストクラブではどんな時にシャンパンコールを行うのか?
 ホストクラブで夜な夜な飛び交うシャンパンコール。大勢のホストに囲まれてワッショイされるなんて、女子にとって夢のような時...
恋愛を求めるなら…あえて「出会いに行かない」を選択せよ
 さて10月に入り、いつに間にか秋めいて来ましたね。秋が終わると……いよいよクリスマス。できれば今くらいの時期にお相手を...
そっとシャッターを…木漏れ日を浴びてお昼寝中“にゃんたま”
 木漏れ日を浴びて、お昼寝タイムが心地よい季節になりました。  にゃんたま君はどんな夢を見て眠っているのでしょう。...
卵子凍結だけで入院騒ぎに…思い通りにならない採卵への道
 日本は不妊治療の件数は世界一なのに、体外受精で赤ちゃんが産まれる確率は最下位。そんな状況を変えるために、ミレニアル世代...
新卒くんが使う「若者コトバ」 あなたはいくつ分かる?
 学生時代はあんなに率先して身内ノリな言葉を使っていたのに、友人グループで会う機会が減ったり、広い交友関係を持たなくなる...
絶対安心の贈答花…幸せを呼ぶ「胡蝶蘭」の置き場所は?
 神奈川でも屈指の老舗旅館の店内装飾を担当させていただいおりますワタクシですが、こちらの旅館では胡蝶蘭と観葉植物など生き...
物欲が止まらない! 部屋に物を散乱させないためのルール4つ
 社会人の楽しみといえば、自由にお金を使えること。  ということで、学生時代より財布の紐が緩み、ついつい「これ可愛...
子宝・安産祈願にご利益? 梅宮大社の有難い“にゃんたま”様
 京都市右京区にある「梅宮大社」で、有難いにゃんたまω様に出逢いました。  こちらの神社、冬は見事な梅が咲き、春は...