更新日:2023-02-10 17:09
投稿日:2023-01-20 06:00
会えるとは思わなかった
――続けてください。
「食事会が終わると、Rさんと私はどちらからともなく人混みの輪から外れ、銀座の街を歩き始めました。夜でしたがブランドショップが並ぶ道は、最新ファッションがディスプレイされたショーウィンドーがライトアップされ、優雅な気持ちにさせてくれます。
彼との会話は以下のようなものだったでしょうか。
――二十年以上も経ってM子と会えるなんて……信じられないよ。
「M子」と呼ばれ、私の胸奥がキュンと高鳴りました。
――私も……海外赴任だと思っていたから、今日会えるとは思わなかった。
――一時帰国なんだ。家族はジャカルタにいるよ。
――海外生活なんて、羨ましい。
――いつでもおいで。案内するよ。
――もう、本気にしちゃうわよ。
そう笑った時、彼に手を引かれました。
――Rさん?
突然のキス…そしてホテルに誘われて
ビルの陰に引き寄せられた時には、彼の唇が私の唇に重なっていました。
私は拒めなかった。夫には揺るぎない愛情がありましたが、発情ともいえる言いようのない淫らな気持ちに包まれたんです。
キスを解いた彼は、ギュッと私を抱きしめました。
――あの時、なぜM子と別れたんだろう。俺たち結婚するはずじゃなかったか?
確かに……彼とは結婚するつもりで付き合っていました。しかし、彼が商社に入社し、海外赴任となってすれ違いが続きました。
今となってはどちらから別れを切り出したか、よく覚えていなくて……。いや、その時、記憶をたどるだけの余裕が私にはなかったと言っていいかもしれません。
――品川のホテルに泊まってるんだ。来ないか?
耳元で囁かれました。
――えっ……?
――このままM子を帰したくない。
そう言うとすぐさまタクシーを停め、ホテルに向かったんです」
エロコク 新着一覧
「膣トレ」って、聞いたことがある人は多いでしょう。締まりが良くなる、イキやすくなるなど、セックス時にメリットがあるだけで...
「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、ラブグッズをコレクションし始めたころの私は、まさにそれでした。というよりも、...
その人の生き方は、セックスのシーンでも滲み出るのではないでしょうか。受け身だったり恥ずかしがるよりも、アクティブで主体...
あなたは、ラブグッズを使ったことがありますか? 「興味はあるけれど機会がない」「周りにバレたら困る……」と、尻込みして...
女性はクリトリスの刺激が大好きです♡
ラブグッズ業界はそのへんをしっかり心得ているので、あの手この手でクリに...
カラダ目当ての男って、私は嫌いじゃありません。「ヤリ逃げされた」とか「遊ばれた」とか言ってる女子もいるけど、性欲を満た...
リモートワーク、リモート飲み会……。リモートという言葉がこんなに使われる日が来るなんて、誰が予想したでしょう。ラブグッ...
わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
手にした瞬間、ずっしりと重い。「ウィーバイブ ワンド」は私が試してきた数々のラブグッズの中でも最重量級です。
...
気持ち良さとは理屈によるものではない、と思われがちです。たしかに、セックスではフィーリングが大事。でも実は、体の仕組み...
わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
ツイッター上で、性的な画像や発言などの投稿をくりかえす“裏垢女性”のアカウント。目にする度に「いったい何の目的があって...
「骨まで愛して」という懐メロを聴いたことがあります。人には見えない、自分の芯のところまで愛されたいという、情念や執着があ...
“リモバイ”という言葉が分かるなら、あなたはラブグッズ上級者。この連載でも何度か取り上げてきましたが、リモートバイブ、...
日々、男女のセックスを書いている官能作家の筆者ですが、実はセックス時、膣内(なか)でイクことができません。
こ...
クリトリスを覆って振動刺激を与えながら吸い上げる“吸引系”グッズ。大流行となって、一時期は新商品が乱発していました。現...