スーパー店員から人妻探偵に転身!「壊し屋」なる依頼が #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-08-22 17:31
投稿日:2023-03-10 06:00

 春本番、新年度から新しい生活が始まる読者様も多いことでしょう。

 今回は夫の単身赴任に伴い、スーパーのパートから「探偵事務所」の探偵として活躍することになったT子さん(38歳探偵/子供なし)の、驚きの「人妻探偵の実態」に迫ってみた。

 雪国の生まれという彼女は、透き通るような白い肌と大きな瞳、サラサラのボブヘアが似合うクール美女だ。

 ネイビーのパンツスーツに身を包み、大きめのバックパックにローヒール姿で現れた彼女は、待ち合わせのカフェで独特のオーラを放っていた。

ドラマチックな仕事がしたい!

――初めまして。探偵という、ある意味「特殊なお仕事」に就かれたきっかけをお聞かせください。

「きっかけは夫の転勤で、これまでの生活が一変したことです。実は私、2年間、不妊治療をしていたのですが、子宝には恵まれませんでした。主婦業を優先しつつ、近所のスーパーでパートをしていたのですが、夫が地方に単身赴任することになり、思い切って『もっとやりがいのあるドラマティックな仕事がしたい』と思うようになって……。

 で、たまたま観たYoutubeで、探偵をテーマにしたものがあり、探偵事務所の面接に行ってみたんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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