キンプリ脱退組と残留組に待遇格差? 一大“閉店セール”にもファン辟易

こじらぶ ライター
更新日:2023-03-25 06:00
投稿日:2023-03-25 06:00

キンプリ5人体制も残り2カ月を切って…

キンプリ脱退組と残留組に待遇格差?/(C)日刊ゲンダイ
キンプリ脱退組と残留組に待遇格差? /(C)日刊ゲンダイ

 King & Prince(以下、キンプリ)から平野紫耀(26)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)が脱退する5月22日までいよいよ2カ月を切った。平野、神宮寺は同日、岸は出演映画のプロモーションが終わる今秋にジャニーズ事務所からも退所予定だ。

 そんな中、ファンの間では同事務所で2人でグループを守ることを決めた残留組の永瀬廉(24)、髙橋海人(23)と比べ、平野ら脱退組に待遇格差があると嘆かれている。

脱退組と残留組の“露出差”が明確に…

 平野らの脱退・退所が発表された昨年11月からずっと指摘されてきたことだが、脱退組の露出は抑えられ、残留組には次々と仕事が舞い込んでいる。同事務所にいられるタイムリミットがある者とない者ではそうした差が出てくるのは仕方がないことではあるが、脱退組のファンにとっては受け入れがたいようだ。

 5人での冠番組「King & Princeる。(以下、キンプる。)」(日本テレビ系)は番組改編期の4月以降も同名のまま放送が継続される予定だ。嵐が活動休止に入る際は、休業メンバーもいたためか、それまであった冠番組は名前を変え再スタートさせていた。

 ただ、「キンプる。」は5月23日以降のキンプリのフルメンバーである永瀬、髙橋の2人が続投するためこれまでのところ、公式での変更発表はない。

すでにキンプリ2人体制の布石

5人での「キンプる。」が見られなくなるのは悲しすぎる/「Life goes on / We are young」(初回限定盤A)
5人での「キンプる。」が見られなくなるのは悲しすぎる /「Life goes on / We are young」(初回限定盤A)

 また、NHK「ザ少年倶楽部プレミアム」(BSプレミアム)の4月以降の新MCとして、永瀬、髙橋が就任することも発表された。番組改編期に合わせたとはいえ、まだキンプリが5人体制の状態で、一足先に2人体制のキンプリを見せつけられる形となったファンは「まだ心の準備ができていない」とショックを受けている。

 一方、デビューからグループのエース格としてフル稼働で多忙な日々を過ごしてきた平野は、今月の公式ブログにて、個人仕事はあまり忙しくないことを明かしている。

 また平野については、事務所からのフォローが少ないのではないかと感じることもある。先月24日発売の「月刊TVnavi」(産経新聞出版)で、これまでジャニーズとして仕事面でいかに我慢してきたかについてや、今後はプライベートも充実させつつ楽しく仕事がしたい旨の発言がそのまま掲載された。

 事務所批判とも捉えられかねない平野の発言に、残留組のファンだけでなく、一部の平野ファンからも失望の声がネット上に溢れた。

平野紫耀の“ある発言”が憶測を呼ぶ

平野の韓国での言動が問題視され…(写真:iStock)
平野の韓国での言動が問題視され… (写真:iStock)

 加えて、3月18日放送の「キンプる。」では、平野は韓国を訪れた際に、中国語で挨拶し、「来韓」を「来日」と呼び、韓国の首都は「パク」で、通貨は「ベリー」と答えていた。また「意外と高いビルとかあるんすね、もっと雪山かなと」との感想も残している。

 こうした言動が一部視聴者や、韓国ニュースサイトから「嫌韓」と捉えられ炎上した。平野に悪意はなかったかもしれないし、彼は常日頃から「天然ボケ発言」「おバカ回答」が多い人物だ。それがバラエティーでも平野が多くの人から愛されてきた理由でもある。

本当に問題なのは?

 それでも、今回の韓国での言動は客観的に見たら、やはり配慮に欠けているように思えるし、「嫌韓」と騒がれても仕方ない部分もある。問題はそうなる可能性があるのに、番組の制作サイドがそのまま「面白おかしい風に」放送してしまったことにあるだろう。

 そして、前述の「月刊TVnavi」での発言と合わせ、現事務所のフォローの少なさが伺えるように思う。

SMAP解散騒動にも重なる 平野・岸・神宮寺の脱退

事務所はSMAPから「閉店セール」を学んだとの声も…/(C)日刊ゲンダイ
事務所はSMAPから「閉店セール」を学んだとの声も… /(C)日刊ゲンダイ

 キンプリは今年1月から、4カ月連続でリリースが続いている。第1弾はキンプリ初のドームツアーのBlu-rayおよびDVD。第2弾は12枚目シングル。第3弾は2022年全国ツアーのBlu-rayおよびDVD。そして第4弾は自身初となるベストアルバムだ。

 キンプリファンは、5人体制最後のリリースラッシュに「嬉しいけど、正直キツい」と複雑な思いを抱いているようだ。

 かつてのSMAP解散騒動にも重なるが、3人の脱退が発表されてから、団結したキンプリファンは発売済みのCDを買い増ししてミリオンヒットへと導いた。

 今回、新しい楽曲がCDになったり、ライブが映像化され、手元に残るのはもちろん嬉しいだろうが、3人の脱退を前に、団結したファンが必死になってそれらのアイテムを購入することを事務所に見透かされているとも感じているようだ。

ファンの真の望みは“5人での活動継続”

 ファンが本当に望んでいたのは、リリースは少なくとも5人での活動継続だろう。脱退を前にした4カ月連続リリースは、一部のキンプリファンからも、ジャニーズの他グループのファンからも「閉店セール」と揶揄されている。

 それでもキンプリファンは、事務所の思惑がどうあれ、悲しみを飲み込みリリース作品を購入し続ける。そんなファンのためにも残留組と脱退組、5人それぞれに輝かしい未来が待っているのを願ってならない。

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ジャニーズ、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

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