コスパ最高ランク、“超満開”長っ! 開運花の「レウイシア・エリーゼ」

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-03-29 06:00
投稿日:2023-03-29 06:00

日本の気候に合わせたレウイシア

 乾燥と寒さに強く、高山などの乾いた岩場に咲くレウイシアの和名は「イワハナビ」。岩の隙間から上がる打ち上げ花火のような花姿と色鮮やかさがそのゆえんです。花言葉も「熱い思慕」「熱い思い」「ほのかな思い」など。

 1月期の連ドラ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」(テレビ朝日系)で、花火師として主演されていた高橋一生殿を拝んでいた感覚を彷彿させるような花言葉でございます(対象が若干ズレますが)。

 本来のレウイシアは、寒さ乾燥には強いものの、梅雨と夏は越えられないのが定説ですが、蒸し暑い日本の夏に合わせて品種改良されたレウイシア・エリーゼは、春から晩秋までずっと咲く画期的な花。

 街のお花屋さんで一般的に売られているものは、このタイプだと思っていただいてほぼ間違いありませんが、ほっぽらかし園芸を好むなら確認することをオススメします。

 水分コントロールのできる鉢植えで育てるのがベターですが、ロックガーデンなど水はけの良い場所にも向いています。多肉植物のような葉で水分を蓄えられる特徴を持っているため、水やりのタイミングがとてもわかりやすい。

 水を蓄えた葉はプクッと膨らみ、水が減ってくると葉に張りがなくなってくるのでわかりやすっ! 水やりを忘れて葉がしなしなになっても、水をたっぷりあげれば再び復活。ゾンビみたいにまた咲きます。

 肥料もあまり欲しがりません。濃かった花色が薄くなってきたら液肥を多少あげるくらいで大丈夫。別にいいやというのなら、気にしなくても平気でございます。ただし、花殻摘みぐらいは面倒見てやってくださいませ。

炎天下で葉がやけて「死んだ!」と思ったら…

 花は茎ごと根元から除去が基本。長い花茎からまた花芽が……なんてことは無いので、これ以上期待しないであげてくださいませ。真夏の炎天下に晒すと葉がやけますので、せめて真夏は日陰に移動させてください。

 ワタクシも戸外にほっぽらかし過ぎて、気がついた時には見事にやけて「死んだ!」と慌てて日陰に避難させましたが、気が付けば大きくなってまたゾンビみたいに咲いてましたww。本当にコワイわ。

 基本的には冬場でも戸外管理。暑い日の炎天下だけ気をつけていただければ、ほっぽらかしでも超ロングな四季咲きで年間通して楽しめる、夢のお花がレウイシアでございます。

 ワタクシの店では四季咲きに咲いてくれる花で運を呼び込むため、年間通して店頭に置きっぱなしでございます。ぜひお試しあれ!

 色鮮やかな打ち上げ花火のようなレウイシアの花が、アナタの毎日に熱い感動を与えてくれますことを……遠いお空の向こうから応援しておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


後ろ足で器用にポリポリ…一緒に“にゃんたま”も揺れちゃうの
 きょうは、首元がカユ~イにゃんたま君です。  首を掻くのに、うしろ脚を使うなんて…ニャイす!  一本だけ爪...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #2
 自分の作品がヘアヌードブームに引っかかることも、世間はこんなにエロが好きで、女性のヌード=男性の下半身への奉仕物、と見...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #1
 女が脱ぐ仕事をするのには、いまも昔も危険や煩わしいことが付きまといます。  私自身、音楽をやっていた頃に自分の作...
お葬式に黒いタイツはダメ?寒い日の防寒対策&喪服のマナー
 真冬にお葬式に参列することになった時、黒のストッキングでは足元が寒いことってありますよね。でも、暖かい格好で行こうと思...
配信者にとっては厄介!「察してもらいたい欲」がすぎるひと
 ライブ配信は、まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく世界。今日も今日とて、多くのライバーやリスナーは、配信をめぐっ...
この匂いはあの子かにゃ?チェックに余念のない“にゃんたま”
 猫の嗅覚は、人間の嗅覚の数万倍から数十万倍鋭い、といわれています。  猫の鼻先は常に湿っていて、空気中に流れてい...
今年の実付きは最高!「千両」と共に迎える幸せなお正月
「今年の千両、実付きがいいよ!」  花市場でいつもお世話になっているセリ人のお兄様が電話の向こうで叫んでおります。...
旅行できない今こそ…年末年始におすすめグルメサービス2選
 政府の観光支援策「Go To トラベル」の全国一斉停止が決まり、年末年始の予定を変更した人も少なくないはずです。こんな...
静かな時間の終わりなき毛繕いに感じる“にゃんたま”の美学
 男には自分の世界があるらしいと知ったのは、小学校低学年の頃。  テレビでルパン三世のアニメのテーマ曲が流れていて...
人と仲良くなる6つのコツ&友達作りが上手な人の共通点♪
 社会人になってから、「人付き合いに苦労している」という人は多いはず。学生の頃には、無難にこなしていたはずの人付き合いが...
アンガーマネジメントのススメ~怒りを伝えて我慢にさよなら
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。人間関係のほとんどのトラブルは“怒り”から始まるといっても過言ではありません...
急ぎ足の隙間からチラリ…赤ネコ君のぷっくり“にゃんたま”
 きょうは、急ぎ足で横切るにゃんたまω様。  茶トラの別名は「赤ネコ」。鮮やかな色をした毛並みに、立派なにゃんたま...
ハマる女子続出 WEB漫画「明日、私は誰かのカノジョ」って?
 近ごろは、紙のコミック雑誌だけでなく、電子コミック連載でのヒット作も増えてきました。その中でも紙と電子で累計40万部を...
自由奔放が長寿の秘訣? 森の妖精“フェアリーピコ”の育て方
 さかのぼること、数年前の年末のある日……。  花市場を徘徊していたワタクシは、市場関係者の鉢物担当のお兄様たちに...
お酒が飲めなくてツライ…下戸が飲まずに飲み会を楽しむ方法
 水商売に限らず、仕事をするようになると必ずぶち当たるのが「お酒は飲めた方がいいのか?」という問題。緊張がほぐれるお酒の...
“時間がない”と思って行動するデメリット&抜け出す方法
 家事や仕事をするには、時間がかかります。状況や内容によっては、終了日や納期などが決められているものもあるでしょう。この...