「ガーベラの命が短い」は間違い! 超経済的でハッピーな花

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-04-12 06:00
投稿日:2023-04-12 06:00

ガーベラの日持ち問題

 ずばり、「ガーベラの命が短い」は間違いです。飾り方を間違わなければ、命の長いお花。「ガーベラ記念日」をきっかけに長持ちのポイントをお伝えいたします。

1. エアコン風が直に、あるいは直射日光が当たる場所はNG

 花の元気がなくなり始めると「人が心地よいと思う環境」に移動してくださる方も多いのですが、必ずしも花にとっても良い場所とは限りません。

 特に、元気がないからと日光を当てるために窓際などに花瓶を移動なさるケースがありますが、完全にアウト。切り花は鉢植えにあらず、ございますよ。

2. たっぷりの水はNG

 元気がなくなるほど、たっぷりの水で管理するケースも見受けられますが、ガーベラは水に浸かっている部分から劣化が始まるので、水量は不安なくらい少なめ。花瓶には3~5センチ程度の水量で十分です。水が多ければ多いほど劣化していきます。

3. 品質保持剤に過信してはNG

 ガーベラが入っている花瓶の水は濁るスピードが早く、こまめな水換えが必要。品質保持剤が入っているからといって水の交換をしないのは、命短しでございます。真水であれば毎日、品質保持剤が入っていれば5日が限界。夏の暑い時期は3日に一度は水換えを心がけてくださいませ。

 希釈の割合は、小袋に入った品質保持剤は一袋でおよそ水500ml。台所用洗剤や漂白剤などを入れる場合は、一輪挿しの花瓶でほんの1滴で十分です。

4. 時には大胆な成敗が必要

 こまめな水換えと同時にすることは、茎の給水部分の「こまめな切り戻し」。劣化していくと茎が柔らかくなります。こうなると茎の中が腐っている可能性が高く、いくら水を換えてもダメ。茎を触って確認しながら、ハリの無くなった部分は大胆に切り捨てる必要がございます。

 腐っているのか、ただの水落ちなのかの判断は感覚ですが、水落ちの発見は毎日の手入れをきちんとしていれば早く応急処置ができますわ。茎が腐っている場合は茎の色は黒ずみ、水のにごりもひどく、明らかに違います。黒ずんで柔らかい部分を切り落とせば、再び水を吸い上げてくれるようになります。

  ◇  ◇  ◇

 年間通して人気のガーベラは、正しくお手入れすれば、冬の間は1カ月は楽しめるロングライフなお花でございます。お試しあれ。

 超経済的なガーベラがアナタに鮮やかで明るい生活が送れますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


ガーデナーの必見「服部牧場」ルポ ペレニアルガーデンってなんですか?
 神奈川の片田舎が立地の猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも夏がやってきました。店先には鮮やかな夏の花が、屋外にはガーデニ...
3大加工アプリ有料版比較!K-POPアイドル“名指しフィルター”の実力は…
 SNSで写真を投稿するのが当たり前になった今、プリクラ並みに盛れる加工アプリも続々と登場しています。無料でも十分ハイレ...
無重力空間みたい! クネクネころんな“たまたま”君をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
夕暮れ時に浮かび上がる曲線美
 夕暮れ時に浮かび上がる曲線美――。  それに気づく人はあまりいないようだ。  あなたはどうですか?
【難解女ことば】「御御御付」はなんて読む? ヒントは日本食
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
毎月誰かに「誕生日おめでとう」義家族グループLINEは面倒くさいの極み
 結婚した夫の母親から、ある日突然「家族のLINEグループを作ったんだけど、入ってくれるわよね?」と言われたら、あなたは...
梅雨に負けるな! ラブリー「たまたま7選」で元気チャージ♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 6月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまた...
海外旅行と整形手術、そして私。
 久しぶりの海外旅行だ。まだ「コロナ」といえばメキシコのビールでしかなかった頃に、友人と台湾へ茶を飲みに行って以来である...
酒癖悪い夫の最悪エピ集「口臭いんですけどいつも歯磨きしてます?」
 酒癖の悪い夫を持つと、女性は苦労するもの。場合によっては周りに迷惑をかけてしまうため、夫の代わりに謝罪したり止めに入っ...
本当に防災対策してますか? 大切な人を守るために家庭でできること
 2024年元旦の石川県能登地方の地震は、まだ記憶に新しいですよね。日本のどこかで災害が起こると、一時的に防災意識が高ま...
【3COINS】梅雨シーズン突入! 全身汗ベタ40女を救う神アイテム3選
 6月21日、とうとう関東地方も梅雨入りしました。汗かき民としてはつらい季節の到来です。  代謝がいいのか、年齢的なも...
去勢手術直前! 驚きを隠せない少年“たまたま”キュートな瞳
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
きたきたきた遅刻常習犯の言い訳。お仕置きだべ!笑面虎な返信LINE3選
 世の中には、集合時間や出勤時間にいつも遅れてくる「遅刻常習犯」がいます。彼らは、反省している顔を見せながらも、何度も遅...
義母「昼ご飯何入れた?」嫁姑戦線!陰湿系から誤爆まで壮絶LINE10選
 嫁姑の関係は、昔から多くの人が悩んできた課題でもありますよね。大切な息子を取られた姑が同居の嫁をいびるなんて話は、星の...
地方組が「東京人は冷たい」と感じる5つの理由、人間関係ドライすぎない?
「東京人は冷たい」という言葉を一度は聞いたことがありますよね。東京で生まれ育った人にはわからないかもしれませんが、地方か...