40代でアイドル復帰!久しぶりペニスの衝撃、また秘密の恋だけど… #6

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-05-29 19:05
投稿日:2023-05-19 06:00

新型コロナで状況は一変

――おつらい時期でしたね。差し支えなければ、続けてください。

「ありがとうございます。時を経た数年後、店の状況を一変させたのが、新型コロナです。緊急事態宣言で、六本木の街からネオンが消えました。中にはこっそり闇営業していた店もあったようですが、うちの店は閉めて、オンライン営業に変えたんです。

 当然、お客様は減りました。経営難で行方知れずになったお客様も多く、外出自粛の日々が続きました。私は子供たちの世話と、昼はアクセサリーを作ってネット販売し、夜はオンライン営業をして糊口(ここう)を凌いでいました。

 そんな折、自宅に届いたのが、Nさんからの離婚届です」

再びアイドル仲間から誘いが

――えっ、離婚届け……ですか?

「はい……そのころには彼との行き来は無く、店でも事務的な会話ばかり。夫婦としてはとっくに破綻していたんです。ただ、子供のためだけに籍を入れているようなものでした。

 息子たちも、家に帰らない父のことなど気にも留めていないようで、長男はPCのプログラミングやゲームに夢中になり、次男はアニメにハマっていました。

 父親不在でも子供が育っていることに救われましたね。離婚届にサインをして、私は晴れて独身に戻ったんです。

 そんなタイミングで、再びアイドル仲間から『R美もアイドルユニットに加わってよ!』と誘いを受けたんです。以前も話しましたが、人気アイドルグループの残党メンバー4人で『C』というアラフォーアイドルを結成してライブハウスでライブをしていました。

 過去のファンたちも長年にわたって応援してくれて、彼女たちなりに楽しくアイドル活動をしてたんです。そこで『R美も5人目のメンバーとして活動したら、ファンも喜ぶわよ』と言われて……その言葉が私の人生を変えました。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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