女性から男性に花を贈るのはアリかナシか【4つのデメリット解消法付き】

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-06-07 06:00
投稿日:2023-06-07 06:00

男性に花を贈るデメリットの解消法

「花なんて……」と思っているであろう男性へのプレゼントに、花束をチョイスした場合のデメリットは3つ。解消法と合わせてお伝えいたします。

1. 持って帰りにくい

 会社や出先で花を受け取った場合、カバンの中に入らず、電車の中で困っちゃう。

「コンパクトなサイズを」と依頼して(写真:iStock)
「コンパクトなサイズを」と依頼して (写真:iStock)

【解消法】バックや袋に入る小さいサイズの花束はいかが?

2. 花瓶がない

 実は花瓶を持っていない説。

【解消法】安価な小さい花瓶も一緒にプレゼントする。花瓶に挿さったままラッピングされた花束もありますわよ。

3. 花の管理がわからないし面倒

 すぐに枯らしてしまったらというプレッシャーと、花瓶があったとしても水の交換などの管理が困難で……。

受け取った瞬間の思い出が大切(写真:iStock)
受け取った瞬間の思い出が大切 (写真:iStock)

【解消法】そもそも管理しようなんて思わなければ良いのです。花屋としては大事にしていただけた方が嬉しいですが、花束は受け取った時の驚きと感動のために用意されたサプライズアイテム。そう考えれば、ミッションは受け取った一瞬と、心に残った思い出で十分です。

 美しい思い出作りに一役買った花はギフトラッピングされたままの状態で朽ち果てたとしても、それもまた本望だと考えます。

4. 他のものが欲しかった

 花はいらん説。

【解消法】だったら最初に言えや、ですわ。

最大のポイントは意外性

 そもそも花のプレゼントを男がもらえるのか? という意外性も、サプライズ演出の大事なエッセンスです。

 受け取る方のイメージに合わせて作られた花束やアレンジメントは、格安なオートクチュール。お花屋は贈る側から可能な限りの情報を引き出し、最大限の想像力を働かせて作ります。“この世で一つだけの花”の演出は、最高じゃござんせんか?

 デジタル時代は演出第一。老若男女の区別のない思い出の残し方ってステキです。「男性の贈り物に、花はアリorナシ」かは、当然「アリ!!」なのでございます。

この前お客様に「牛みたい」って笑われた。デブで悪かったな byさぶ店長/無断転載禁止 (C)コクハク
この前お客様に「牛みたい」って笑われた。デブで悪かったな byさぶ店長 /無断転載禁止 (C)コクハク

 ワタクシごとで恐縮ですが、やたらと丈夫で不死身だと思っていた父はすでに他界しております。元気だった父と過ごした最後の「父の日」に、生まれて初めて父に花束をプレゼントしました。ちょうどその頃独立した花屋の友達に作ってもらった花束です。

 父はいたく喜び、「ありがとう」と何度も言いながら自らラッピングを外して花瓶に活けておりました。そして1カ月後、思いもよらない病気で入院したまま、帰らぬ人になりました。

 父が亡くなった後、遺品の整理をしていると、ワタクシが毎年「父の日」に贈ってきた品々が未使用のまま出てまいりました。

「パパはもったいないっていつも仕舞い込んでいたのよ。使わないまま死んじゃったね」と母が教えてくれました。

 人一倍ロマンチックだった父の一体何を見てきたんだ――と自分の鈍感さをだいぶ後悔しました。モノではない、寄り添う気持ちの問題だったのです。

 花を受け取る男性に、アナタの思いが通じますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
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開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

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