美徳だけど危険度高め⁉︎ 優しすぎる人、自分の心がグッタリしてませんか

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-07-21 06:00
投稿日:2023-07-21 06:00
 優しい人でいたい――。きっと誰もがそう思って生きていますよね。私もいつも思いますし、なるべく優しい気持ちを忘れずに過ごしたいです。
 でも最近、ちょっと軌道修正が必要かも? と考えを改めはじめました。なぜなら、疲れる出来事がじわじわっと増えてきたからです。

人に合わせすぎていませんか?

 

 

 

 

底抜けの優しさは、変な人も引き寄せる

 人の話を最後まで聞く機会が多い、否定するのが苦手、自分より人にかまいがち……。

 みなさんはこんな傾向、ないですか? 少し当てはまるかもと思った人は、周りから「優しい」とよく言われませんか?

 そして人と話した後に、実はドッと疲れが出ませんか? その気持ち、痛いほどわかります(泣)。

 誰かが悩んでいたらずっと話を聞いちゃうし、泣いていたら放っておけない、できるだけ力になりたいと思う……。

 その気持ちは本当に素晴らしいし、これからも大事にしていくべきものです。

 だけどその優しさが、自分の生活を犠牲にしてまで発揮されているなら、今すぐやめましょう。むしろ、やめないと損します。

“都合のいい人”認定されたらおしまい

 理由は単純で、あまりに優しい人には、変な人が寄ってくるんですよ。もう少し具体的に言えば、ワガママな人。

 こういう人は「あ! 優しくしてくれる!」と感じたら自分の都合のいい時にだけ、それも際限なくあなたに甘えてきます。そうなったら、ハッキリ言って終わりじゃないですか?

 自分の時間と心をずっと蝕(むしば)まれるんですから、デメリットしかありません。なので、優しくする範囲は限定してしまいましょう。

 それはいけない行動なんかじゃありません。魔除けにもなるし、ストレスも減ります。

 一気に変えるのは難しいですが、少しずつ意識できるようになりたいですね。私も頑張ります……。

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。とても優しい性格が災(わざわ)いして、自分を後回しにしがち。その優しさに甘える人を引き寄せてしまうので、いつも疲れた顔をしている。

ママ:どろんぱのママ。誰に対しても優しいが、自分のキャパ内でできる範囲でやると決めてある。モジョ子の良き人生のお手本。

ウナギ坂さん:どろんぱの常連。モジョ子を気に入っているのだが、その優しさに甘えまくっている一人。ママによく怒られる。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


仕事に遅刻! 信頼を失わない言い訳&連絡時のビジネスマナー
 社会人でも、寝坊をして遅刻をしてしまった経験がある人も多いでしょう。でも、会社に勤めていると、遅刻した際に大人として正...
“にゃんたま”は神様の化身?幸せを呼ぶまあるい鈴カステラ
 あけましておめでとうございます。今年も「にゃんたま詣」でスタート!  神社で動物に出逢うのは、神様の歓迎サインと...
ご祝儀は新札しかNG? 土日の入手方法やアイロンでの作り方
 友人の結婚式が近づいて、美容院の予約やドレス、靴の手配まで完璧なのに「ご祝儀の新札がない!!」と焦った経験はありません...
来年は猫年じゃない? 干支に入れず恨み節の“にゃんたま君”
 昔、神様は元旦に動物たちにあいさつに来るよう言いました。12番まで先着順に、年の動物になれるという大イベントでした。 ...
本当に自分のために? 素直に聞くべきアドバイスの見極め方
 昔から「素直さは大切」だと言われます。大人になっても素直さを忘れずに、周囲のアドバイスを聞き入れられる人のことは尊敬し...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #3
 投資していた友人の失脚により、K社長はブラックな債権者から追われる身となりました。  社長は行方をくらまします。...
縁を切るべき友達の5つの特徴&上手に縁を切る方法とは?
 どんなにコミュニケーション能力が高い人でも、「苦手だな」「付き合いにくいな」と感じる人は、誰にだっているもの。仕事の付...
後ろ足で器用にポリポリ…一緒に“にゃんたま”も揺れちゃうの
 きょうは、首元がカユ~イにゃんたま君です。  首を掻くのに、うしろ脚を使うなんて…ニャイす!  一本だけ爪...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #2
 自分の作品がヘアヌードブームに引っかかることも、世間はこんなにエロが好きで、女性のヌード=男性の下半身への奉仕物、と見...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #1
 女が脱ぐ仕事をするのには、いまも昔も危険や煩わしいことが付きまといます。  私自身、音楽をやっていた頃に自分の作...
お葬式に黒いタイツはダメ?寒い日の防寒対策&喪服のマナー
 真冬にお葬式に参列することになった時、黒のストッキングでは足元が寒いことってありますよね。でも、暖かい格好で行こうと思...
配信者にとっては厄介!「察してもらいたい欲」がすぎるひと
 ライブ配信は、まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく世界。今日も今日とて、多くのライバーやリスナーは、配信をめぐっ...
この匂いはあの子かにゃ?チェックに余念のない“にゃんたま”
 猫の嗅覚は、人間の嗅覚の数万倍から数十万倍鋭い、といわれています。  猫の鼻先は常に湿っていて、空気中に流れてい...
今年の実付きは最高!「千両」と共に迎える幸せなお正月
「今年の千両、実付きがいいよ!」  花市場でいつもお世話になっているセリ人のお兄様が電話の向こうで叫んでおります。...
旅行できない今こそ…年末年始におすすめグルメサービス2選
 政府の観光支援策「Go To トラベル」の全国一斉停止が決まり、年末年始の予定を変更した人も少なくないはずです。こんな...
静かな時間の終わりなき毛繕いに感じる“にゃんたま”の美学
 男には自分の世界があるらしいと知ったのは、小学校低学年の頃。  テレビでルパン三世のアニメのテーマ曲が流れていて...