【45歳からの歯科矯正】4カ月、目に見えて効果が…! 2023.8.1(火)

コクハク編集部
更新日:2023-08-01 06:00
投稿日:2023-08-01 06:00
 総費用160万円かけてワイヤー矯正(表側)に踏み切った“40代半ば婦人”のほぼほぼリアタイ体験談。ワイヤー装着から4カ月が経ち、変化が表れてきました。

ワイヤー矯正治療開始から4カ月

【これまでのお話し】

45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ(#1)/45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断!(#2)/歯の矯正治療は自費診療で定価ナシ!で、おいくらに?(#3)/歯の矯正器具を2時間かけて装着、違和感しかねぇ(#4)/歯科矯正で“ハムカツNG”となり、人生の楽しみが半減(#5)/ワイヤー矯正装着2週間、バゲット食らうコツを取得(#6

  ◇  ◇  ◇

 ワイヤー矯正を装着し、4カ月が経ちました。2週間に一度の通院も思っていたほど苦にならず、なんとか通えています。

 矯正器具を装着している間はワイヤーやポッチ(正式名称は「ブラケット」)の“異物”がくっついているわけで、日々の歯磨きでは隅々までブラッシングするのは至難の業……。

 どうしても限界があり、磨き残しができやすく、歯周病や虫歯になりやすいんですよね。私が通っているクリニックでは2週間に一度の通院を推奨され、

・装着器具の調整
・器具を外してのクリーニング

 を施してもらいます。通院頻度は病院ごとに違うようですが、職場に近いクリニックでよかったな、と心底感じます。自分の生活行動範囲内だと負担は少ないですよね、やっぱり。

 それに定期健診も矯正費用に含まれているため、“びた一文”無駄にしないよう意地でも通うつもりです(苦笑)。

 懸案の歯の痛みは相変わらず、前歯で噛みちぎる際には時折痛みが走ります。ただ我慢できないほどではなく、まったく痛まない日もあり、「慣れ」の部分が大きいのかも。

ワイヤーを装着したら終わり、ではない

 装着から4カ月の間でワイヤー矯正は大きく3段階、変化しました。

 個人差があるものの、一般的には1カ月で0.3~0.5mm程度歯を動かすことが可能だとか。もっとも一度に強い力をかけすぎて無理に歯の根っこに過度な負担をかけては本末転倒。患者の口腔内の状況を診ながら、まずは緩めに力がかかる、柔らかくて細いワイヤーの装着からスタートします。

 ワイヤーって一度装着したらそのまま「ずっと同じもの」ではないのです。

併用してゴムの装着も始める

 続いて、2カ月半が経った頃、ループワイヤーと呼ばれる「ループ(輪)状」のワイヤーに変更。それに伴い、食事する時以外は「顎間(がっかん)ゴム」と呼ばれる矯正専用のゴムをつける治療が加わりました。

 ゴムをかける場所も患者ごとに異なり、私の場合は上下ともに「3番(犬歯)」に。マスクを外す機会が増え、何気なく口元を見てしまった人の中には、「どうしたの!?」「き、吸血鬼みたいだね」と驚く反応も少なくありません。

 口には出さないものの、見てはいけないものを見てしまった的な表情をする人もひとりやふたりやさんにん……。初対面だとなおさら聞きづらいですよね(苦笑)。

 そしてつい最近、ループワイヤーに「焼きを入れる」工程が施され、強度が増した状態にバージョンアップ。焼き入れはワイヤーを焦がすので、治療台に横たわった隣りで焦げ臭いにおいが漂ってきました。

「歯が動く速度がかなり早い」

 主治医いわく、「Oさんは、歯が動く速度がかなり早い」とのこと。予想以上に治療は早く進んでいると説明します。進行が早いぶん、ワイヤー装着期間も「もちろん、短くて済むよね」。

 お、いい感じと喜ぶ一方で……。性格なのか、「疑うことが仕事」の職業柄なのか。動きやすい歯のデメリットが気になるところ。

 先生、どうなんですか?

「動きやすいってことは、戻りやすいってことでもあるよね」

 つまり、せっかく矯正した歯でも、矯正後の夜間のマウスピース装着を怠ったりすれば“元通り”になりやすい可能性をはらんでいるのです。

きちんとゴムを付けていたかな?

 実際、顎間ゴムを外している時間が長かった時は、定期健診で「ゴムはきちんと付けているかな?」と聞かれます。

 主治医に尋ねられる際はほぼ百発百中、食後に数時間放置していた回数が多かった時なんですよね……。

 なんて素直な我が「歯」なのか! そして、「歯」も口程に物を言うのだと学んだのでした。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり読み切り漫画/第58回「サクラ鳴く」
【連載第58回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
夏空が秋にかぶさる風景 季節がバトンタッチする時期がきた
 夏空が秋にかぶさる。そうだ、あしたはもう「秋分の日」。  ここまでくると「いよいよ今年も後半戦」という感じがして...
気づけば10年前のまま…大人のメイクは年単位で見直すべし!
 みなさんはぶっちゃけ、メイクの勉強をしていますか? 私はお恥ずかしながら、10代の時に雑誌を参考にして習得した以来、や...
妊娠5カ月、4畳のシェアハウスへの単身引越しに踏み切った話
 先日、夫の実家で親戚の子どもたちと上の子の5歳の誕生日を祝いながら、ふと「ってことは、自分も人の親という立場に置かれて...
気が付けば先輩社員の立場に…「職場で憧れられる存在」に5つの共通点
 仕事がバリバリできて見た目も完璧な女性は、職場の頼れる存在であり、憧れる存在でしょう。「私も少しは後輩から憧れられる女...
2023-09-21 06:00 ライフスタイル
「ほよよ顔」がたまらにゃい!プー太郎君の“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ギャラ飲みは私の天職! 月収100万円、一度だけ恋人関係になった人も…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「必ず夢は叶う」は罪なアドバイス? どっちにしろ人生は続くのです
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
日持ち抜群「ジンジャー科のお花」の摩訶不思議、1週間過ぎても元気!
 ワタクシの大切なお花友達のAさんは、見た目は男性ですが、心は妄想が止まらない夢見る乙女。朝の精神統一は「花を触ること」...
子育てワンオペ問題…親頼みのママにモヤモヤ、男性の育児休暇は必要?
 先日友人と、子育てについての話になりました。  私の仲の良い友人たちは、自分の子どもが乳児の時に、実家の協力が得...
おなら、誤爆、カビパン…40年生きてたら、恥ずかしい思い出ぐらいね
 生きていれば、誰にでも一つや二つの恥ずかしい思い出があるものですよね。時間が経って忘れた頃に、ふと思い出してしまうと、...
親との距離感むずい…小言付き同居or孤独な別居、子連れで出した答え
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
遊びスイッチ全開にゃ! 猛ダッシュ“たまたま”の一瞬をパチリさせて~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
死語説もあるけど便利な「OL」、海外では通用しない?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
私が稼ぐしかない!「月経ディスク」で起業、元居酒屋店員の猪突猛進人生
 パワフルの塊のようなアラサー女性がいます。「株式会社MONA company」代表取締役の向井桃子さん(35)。生理用...
月経ディスクにベットする女の覚悟「ストレスを減らす手伝いがしたい」
 生理用品の一種で使い捨て可能な「月経ディスク」を企画・販売する「MONA company」代表取締役の向井桃子さん(3...