たまごっちってうんち垂れ流ししないの!?「平成レトロ」なおもちゃの今

更新日:2023-08-12 06:00
投稿日:2023-08-12 06:00

学校で持ち込み禁止になるほど話題になった『バトル鉛筆』

 学校に持ち込み禁止になるほど話題になった通称バトエンこと、「バトル鉛筆」! 鉛筆の各面に書かれている技を競い合い、転がして戦う遊びを覚えているかたも多いのではないでしょうか。

 当時、小学生だった筆者の学校でも「男子は全員持っていた!」といっていいほど、人気を博していました。休憩時間は校庭でサッカーをやる男子よりも、教室で椅子を並べて机の上でコロコロ鉛筆を転がす男子の数のほうが圧倒的に多く、「やったぜ~、ベホマ!! HP全かいふく!」「ハイ~! 全員に30のダメージ! 俺の一人勝ち!!」といったアホな声(ごめんなさい)が響いていたものです。

バトル鉛筆でリアルなバトルが発生

 鉛筆キャップや消しゴムなどの多数の関連商品も売れに売れていたバトル鉛筆ですが、問題視されてもいました。たとえば、バトル鉛筆をめぐって、クラスメート間で喧嘩がぼっ発。なんでも「負けたらバトエンをあげる」と言ったとか言っていないとか。

 そこから「盗んだんだ!」みたいな話に発展し、保護者を呼んで話し合うリアルなバトルが発生。同じような事情が多発したため、多くの学校でバトル鉛筆は持ち込み禁止とされてしまいました。

人気のバトエンはネットオークションで高値が

 バトル鉛筆の価格は1本300~580円と幅がありますが、他のおもちゃと比べるとかなりリーズナブル! 小学生のお小遣いでも買える価格帯でしたが、「ドラクエ」「ポケモン」など当時人気だったバトル鉛筆には、ネットオークションで1本7000円近い値段がつけられるものもあるのだとか。

 当時全く興味なかったものの、なぜか数本持っていたバトル鉛筆。断捨離ブームに乗っ取って全部捨ててしまいました。でももし取っておいたら、ちょっとした臨時収入になったのでは? と思うと、ちょっと悔しい……。

 ちなみに、2021年にはアニメ「鬼滅の刃」のバトエンも発売されています。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


記憶鮮明な阪神・淡路大震災発生前夜の“異変”。冬眠モードのカメが突然大騒ぎして…
 8月8日16時42分ごろ、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生。その後、気象庁が初めて「南海トラフ地震臨時情報(...
“たまたま”チェックに余念のない茶トラ君♡ 写真集の表紙になれるかな?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「妊娠アウティング」経験者たちのエピソード 悲劇はどうすれば防げたのか
 皆さんは、「妊娠アウティング」という言葉を知っていますか? もしかしたら、実際に被害を受けたことがある人もいるかもしれ...
あの人気観葉植物が地震を予知!? 植物の異変から事前兆候を察知する話
 テレビ画面に映し出される南海トラフの「巨大地震注意」の文字…。不安で心が押しつぶされそうになりますな。ワタクシが生...
アプローチ中のおんにゃの子は塩対応? “たまたま”の恋の行方にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
盆地を見下ろす丘で
 盆地を見下ろす丘で。  くるくると回る風に吹かれ、空に風の交差点を観た。
ほっこり癒し漫画/第79回「来るかな? ニャー」
【連載第79回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「女郎花と男郎花」読める? ヒント:ジョロウは間違い。初秋に愛でたい
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ミルクに難色、昭和育児の「母乳信仰」って何なん? 押しつけがましい上から目線LINEにイラッ
 初めての育児や、何人もの育児をしているお母さんは、とりわけ、毎日大変! そんなお母さんを追い詰める身内、どうにかならな...
セレブ妻が赤羽のサイゼリヤに落ちるまで 上流階級との「品格の差」に絶望
 悠々自適なセレブ生活を送っている医師の妻・大宮由香。ある日、お嬢様学校に通う娘のクラスメイト・愛舞(らぶ)とその母親・...
勝ち組ママ友が放った屈辱的な一言。私を「一般人」と一緒にしないで!
 四ツ谷・番町エリアに暮らす医師の妻である大宮由香は、娘・葵を名門お嬢様学校に通わせている。小学校に入った葵から友人がで...
嘘でしょ…娘の友達が「キラキラネーム」? 玉の輿セレブの大きな誤算
 都会の中心でありながらも、ハイグレードな住宅街として知られる四ツ谷・番町エリア。  大宮由香は、小学校に入ったば...
スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...