隣に誰かがいるのに「人恋しい」と思ってしまうこと、ない?

小原玲 動物写真家
更新日:2023-11-29 06:00
投稿日:2023-11-29 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。
そういう季節だね(C)小原玲
そういう季節だね (C)小原玲

 冬って「人恋しくなる」って言うよね。この時期は恋人たちのイベントが多いのもあるけれど、単純に気温と体温が下がって、誰かのぬくもりに触れたくなるのかな。

 猿や小動物は寒い季節に身を寄せ合って、お互いでお互いを温め合うけど、毛皮をコートに着替えても、僕ら人間はやっぱり動物なんだね。

 だけど、ちょっとだけ違うのは、その相手が誰でもいいわけじゃないってこと。

 隣に誰かがいるのにふと「人恋しい」と思ってしまって、「ああ、この人じゃないんだな」と自分の気持ちに気がついた。

「好きな男の腕の中でも、違う男の夢を見る」って歌っていたのはジュディ・オングだっけ? この季節が近づくと思い出す、誰にでもあるほろ苦い思い出。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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