「ジモティー」初心者に値下げ交渉のメールがきた! 2023.8.19(土)

コクハク編集部
更新日:2023-08-22 14:39
投稿日:2023-08-19 06:00
 地域密着型の掲示板「ジモティー」。月間利用者数1200万人ともいわれ、東京都民(およそ1396万人)に追いつけ追い越せ(?)の勢いで多くのユーザーが利用しているようで……。
 40半ばの今の今まで未経験ですが、不要となったモノの取引が無料でできる有名ポータルサイト、初挑戦です!

引っ越し前にジモティーで家具を売る

“町の掲示板”よろしく、不要品などの情報を地域単位で掲載しているジモティー。送るための梱包といった手間がかからない手軽さが大きなウリですが、基本面倒くさがりだし、ちょっとググれば、「こわい」「トラブル」といった物騒な単語もちらほら……。

 それでも利用しようと思ったのは、引っ越しがきっかけです。新居には置く場所がない家具をどうするか問題が浮上。粗大ごみとして出すにはお金がかかるし、それ以前にまだまだ使えるのに捨ててしまうのはもったいない。

 どうする、ジモティーしてみる? と相なりました。

 売り出し希望の家具は3つ。本棚として使っていた「パルプボードボックス」、コロナ禍となり、リモートワーク用として購入した「小さなダイニングテーブル」、そして「テレビ台」です。

 会員登録には身分証明書の画像などの提出が必要で、スマホ片手にあれやこれやと40分ほどでしょうか。作業時間がかかったものの、準備が整えば、あとは投稿するのみ。

 利用している友人の話やネット上にある利用者の声などを参考にしながら、チャレンジしてみました。

投稿する「PR文&画像」で気を付けたこと

 投稿する際に気を付けたのは以下の通りです。

・タイトルにブランド名を目立つように明記
・紹介文は箇条書きに列挙して読みやすく
・簡単に売却する理由を明記(惜しむらくは……の雰囲気をにおわせる)
・希望の価格と引き取り期日を明確に記す(トラブル回避)
・サイズ表記のほか、メーカーのHPに記載された商品詳細仕様を引用表記する
・商品画像は多すぎず少なすぎずの3点ほど
・汚れや欠けなど“欠点”の部分を撮影する

 いずれも基本的なことですが、ジモティー内をパトロールし、自分が「取引したいな」と思う好感度の高い投稿をいくつか参考にした次第。ド初心者ですから先人かつ達人たちの手法をマネるところから始めたのです(笑)。

投稿から数時間後にメールが…!

 売り出した3つの商品はいずれも「無印良品」あるいは「NOCE(ノーチェ)」のもの。お手頃価格が人気ですよね。アピールポイントになるといいなあ。

 深夜帯に投稿したところ、翌朝からぽつりぽつりと「取引希望」の問い合わせメールが……!

 3つの家具のうち、最も多く問い合わせがあったのは、小さなダイニングテーブルでした。手ごろな大きさ、華美な装飾のないシンプルな作り、在宅勤務用の作業机を探していた人が多い……このあたりが理由かもしれません。

価格交渉の静かなる交渉ラリー

 パルプボードボックスは「買取価格の提案」として「1000円→0円」との連絡がありましたが、いやいやいや、まだまだきれいだし! おばちゃん精神で「500円ではどうですか?」と価格交渉のラリー。買い手売り手の心理作戦が繰り広げられます。

 2、3回やり取りは続いたでしょうか。結果は中間をとって「500円」で交渉成立(やたっ!)。このあと別の方から1000円での購入希望のメールが届きましたが、あとの祭り。引っ越し期日までに売りたい身としては時間との勝負です。難しいところですね。

年季の入ったテレビ台は100円で売買成立

 もしかしたら買い手がつかないかもと思っていたテレビ台。ほかの2つの家具に比べて年季が入っていて、サイズも小さく、使用用途も限られます。ですが、100円の提示価格で無事に使ってくれる方が……。「このサイズ感を探していました」との一文に、大げさではなく胸がアツくなったのでした。

 いずれも引き渡し場所は引っ越し間近だったので自宅マンションの入口に。本来なら、人目のつく場所でやり取りするのがいいかなと思います(女性のひとり暮らしだとしたらなおさら、ですね)。

初体験後の感想

 運営会社が公表するメーン利用者は「40代以上の子供のいる女性」ですが、今回譲渡した方はいずれも男性。年齢も幅広い印象です。みなさん、賢く利用しているよう。

 3つの家具の譲渡合計額は1600円。粗大ごみとして処分するとそれ以上の金額がかかります。それになにより、まだまだ現役として使ってもらえる喜びが大きく、また機会があったら、挑戦してみたいなと意気込んでおります。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


パーフェクト“たまたま”の精悍&クールな眼差しに痺れちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ゴールデンボンバーの「女々しくて」は言い得て妙だった!
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
LINEのない生活は無理!父の死、仕事の失敗、自分の病…心が救われた話
 仕事で大きなミスをして落ち込んだり、大事な人を失って悲しんだりと、気持ちが沈んでしまう瞬間がありますよね。そんなとき、...
他人の不幸は蜜の味でも不倫より「よろめき」のほうが風情があっていい
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
義母が若すぎるとこうなるのか!介護の心配もジョークで交わせるって素敵
 年下の男性と結婚した場合や、夫の母親が若くして出産している場合には、若すぎる義母が誕生するケースがあります。中には、義...
ほっこり読み切り漫画/第59回「ボクは君で、君はボク」
【連載第59回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「「しっ...
「たかが、ものもらい」じゃなかった 30代女、霰粒腫の手術をしました
 先日、眼科で右目のまつ毛の生え際にあった“しこり”の切除手術をしました。「たかが、ものもらい」と思っていたのですが、こ...
久々に会ったペルシャ料理店の友人は変わらず元気だった
 お互いにいい歳。出合った頃より額は広くなったし、シワも増えた。  そして、なぜだか年々服装がハデになっていくんだ...
木下優樹菜はイチャイチャ公開…子の将来に悪影響を及ぼす母親の恋愛は?
 元タレントの木下優樹菜(35)が“アクセル全開”、SNSの投稿や出演番組があれやこれやと話題になっている。  た...
子供の言葉遣いが悪い時はどうすれば? 考えられる4つの原因
 子供が保育園や小学校に通い出すと、悪い言葉遣いを覚えて帰ってきます。また、悪い言葉遣いはSNSや動画サイトなどからも大...
“たまたま”の日常♡ この写真にぴったりな名前を選んでニャ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
コクハク専属ライバー コクハクリーダーズ第1期生を大募集!
 日刊ゲンダイが運営する女性webメディア「コクハク」では、メディア制作に協力してくださる「コクハクリーダーズ第1期生」...
金木犀の香りが空前のブーム!甘く懐かしくアンチエイジングに運気UPも
 とある量販店に行った時のことです。入り口付近に黄金色の商品ばかりが並び、遠巻きに見ると店舗全体が黄金色に輝いてみえる。...
タイパ? なにそれ。映画館で初対面の作品と出会う胸のときめき
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
リュウジ氏と港区女子の相容れぬ価値観「男子全奢り論争」諸悪の根源は?
 諸悪の根源はリュウジさんでも港区女子でもなく、ズバリ“あの人物”でしょう。 「バズレシピ」でお馴染みの人気料理研...
街が茜色に染まり始めた頃…ほんの1カ月前がすでに懐かしい
 夕暮れ前、ぼんやりしていたら辺りは真っ暗。少し前はそんなことなかったのに。  湿度を含んだ空気や強すぎる日差しが...