うっかり日焼けは24時間以内が勝負! 3ステップの徹底ケア

コクハク編集部
更新日:2019-07-15 06:00
投稿日:2019-07-15 06:00
 しっかりUVケアをしたはずなのに、なぜかうっかり日焼けをしてしまった! そんな経験がある方は多いはず。黒ずんだ肌を見てため息をつかないためにも、日焼け後24時間以内にできる徹底ケアを覚えましょう!

うっかり日焼けをしやすいパーツは? 放置するとどうなる?

「うっかり日焼け」が起こるシーンはさまざま。日焼け止めの塗り忘れはもちろん、ほんのちょっとの外出時や、アスファルトからの照り返しによって日焼けをしてしまうこともありますよね。まずは、そんなうっかり日焼けが起きやすい部位や、放置する危険について見てみましょう。

うっかり日焼けをしやすいパーツ

 まずは、うっかり日焼けが起こりやすいパーツをチェック! これからのUVケアに役立ててくださいね。

【顔】おでこ・頬・鼻
 顔では、少し高さがあるおでこ・頬・鼻が、日焼けをしやすいパーツ。日焼け止めを重ね付けしたり、UVカット効果のあるメイクアイテムを利用したりなど、日頃の工夫で予防することができます。

【体】デコルテ・首回り・耳の後ろ・手の甲・足の甲
 デコルテや首回り、耳の後ろは、日焼け止めを塗り忘れたり、適当に塗ってしまったりすることから、日焼けが起こりやすいパーツです。また、手の甲・足の甲にも注意が必要。特に足の甲は、アスファルトからの照り返しの影響で焼けやすいため、十分に対策を行いましょう。

日焼けを放置するのはNG!肌老化の原因に

 加齢に伴い、シミ、シワ、たるみなどの肌トラブルに悩む方は多いです。「年のせい」だと思われがちなこれらの症状は、実は紫外線のダメージによる「光老化」が大きな原因! つまりは、何十年にもわたって蓄積されてきたメラニンによって、これらの肌トラブルが発生してしまうということ。日頃のUVケアが、いかに大事かが分かりますね。

 また、紫外線は肌の細胞を傷つけてしまうため、ターンオーバーの乱れや乾燥を引き起こし、肌状態を悪化させてしまいます。将来の肌老化を防ぐためにも、日焼けの放置は絶対にNGなんです。

うっかり日焼け後、24時間以内にやるべき3STEPのケア

 うっかり日焼けをしてしまった時、すぐにでもやるべき3ステップケアを紹介します。24時間の行動が、将来の美肌を左右するかも。要チェック!

STEP1. 肌を清潔にして火照りをクールダウン

 日焼けをした肌は、言ってみれば軽い火傷を起こしている状態。程度がひどければ、水ぶくれや炎症を起こして跡に残る可能性もあるので、丁寧なケアが必要です。そのため、まずは肌を清潔にしてメイクやホコリなどの汚れを取り除くことから始めましょう。

 その後は、火照りを鎮めるためのクールダウンを。濡らしたタオルや保冷剤を包んだガーゼなどで、日焼けした部分を冷やしましょう。この時、タオルなどで擦るなどの刺激は極力控えて。また、日焼け後には、熱いシャワーやお風呂を控えることが肝心です。とにかく、肌を冷やすことを優先して考えましょう。

STEP2. 刺激が少ない化粧水&乳液で保湿ケア

 クールダウン後には、敏感肌用など刺激が少ないスキンケアで保湿ケアを行います。日焼け後の肌はとにかく水分不足。保湿力が高い化粧水や乳液を、たっぷりと塗りましょう。また、薬局やドラッグストアには、日焼けケア用のジェルなども販売されています。日焼けの範囲が広ければ、このようなアイテムを使うのも◎

 ちなみに、美白有効成分が配合されたスキンケア製品は、肌に刺激が強い場合があります。しっかり炎症が収まり、肌の状態が落ち着いてから使うようにしましょう。

STEP3. 水分補給&日焼けに良い栄養素を補給する

 体の内側からの日焼けケアも肝心です。日焼け後には肌が脱水症状を起こしている状態のため、水分補給をこまめに行ってください。また、美白に良いとされるビタミン類やリコピン、肌のターンオーバー力をアップさせる亜鉛やタンパク質などの栄養素を含む食材を積極的に摂り入れると、肌ダメージをより速やかに回復できます。サプリなどで摂取するのもオススメです。

うっかり日焼けは速やかケアでなかったことに♪

 いかがでしょうか。「うっかり日焼け」は起こらないのが1番ですが、万が一、日焼けをしてしまっても慌てず放置せず、速やかに対処することで、肌ダメージは最低限に抑えられるはず。でも、より大切なのはその後のケア。数年後のシミやシワなどの老化を防ぐためにも、日焼け後のスキンケアはより入念に行ってくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


歳は取るもの、尿はちょい漏れるもの!? 40代向け尿漏れ対策に取り入れたいセルフケア【薬剤師解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【美容のウソ・ホント】顔マッサージを毎日するのはOK?NG?医師3人の見解は/専門家監修
 SNSにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマでも相反する意見...
40代、ほうれい線が目立つよ…。王道人気のヒアルロン酸は回数限定!?【抗加齢学会正会員の女医が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長で抗加齢学会正会員の医師、増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉...
古い下着は運気を下がるだけじゃない!風水的には「寿命3年、処分時に感謝」、ビジュの見極めは?
 皆さんは、同じ下着を何年くらい使いますか? 半年で替える人もいれば、3年以上使っている人もいますよね。実は、風水では古...
40代こそおすすめ!進化続行中のオルチャンメイクで女っぷりを底上げしましょ♡
 オルチャンメイクといえば、どうしても可愛らしい印象が強くて「40代には向いていない」と思っている人は多いはず。でも、オ...
豊胸の覚悟までは…【薬剤師監修】30代からの理想のブラジャー選びと5つの育乳方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
産婦人科医の「腟ヒアルロン酸」セミナーに潜入! 感度が高まるって本当? 女性への実技も見学してきた
 目元のシワやほうれい線、眼頭下から頬中央まで斜め下方に表れるゴルゴラインなどを目立たなくさせる方法して、主流の美容整形...
ダイエットしてもバストキープは可能? 女性の永遠のテーマ、きれいに痩せる4つのコツ
 ダイエットしたいけれど、バストが痩せるのは嫌だと悩む女性は多いですよね。実際に、お腹の脂肪だけを落として、バストキープ...
40代美容家が無限リピする「お値段以上」ヘアオイル2品。うねりもクセも怖くない!
「ヘアオイル」の種類は多けれど「お値段以上」で「しっとりツヤツヤ」。この2つをクリアするヘアオイルって、案外見つからない...
全力共感!胸が小さい女性、胸が大きい女性「あるある悩み」攻防戦10選
「自分以外みんな巨乳に見える!」と感じながら生きている“貧乳”女性もいれば、「羨ましい」と言われるたびに、「いやいや結構...
“アレの元気”がない彼氏はEDかも?【薬剤師監修】二人でできる“勃起スコア”チェック&EDの改善方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
額と眉間のボトックスは、美容クリニックで最も多いクレーム!?【目元の美容医療に定評ある女医が解説】
 イートップクリニック院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問...
性生活にも支障が…つらい膣のかゆみと痛みは萎縮性膣炎かも【薬剤師解説】症状、原因、治療法は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代「秋のアイメイク」正解は? 必要最低限新調するだけで“ほんのり若返り”トレンド感【美容家解説】
 秋の訪れが近づいてきて、メイクやファッションにも季節感を取り入れたくなるタイミングです。秋アイメイクの最適解は?
まさか、乳がん?生理が終わったのに胸が張る…【薬剤師監修】気になる理由と受診の目安
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
アブラギッシュな40女がガチ愛用! 買ってよかったベタつきお助けアイテム3選
 今年の夏も暑かった! なんて、まだまだ振り返れないくらい9月に入っても暑いんですけど? 秋、仕事してくれよ…。9月半ば...