台風による体調不良、気象病かも!?【専門家監修】すぐに試せる対処法

コクハク編集部
更新日:2023-09-28 06:00
投稿日:2023-09-28 06:00
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人。でもって、タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けている――。
 そんなえりのボスのもとにはウワサを聞きつけ、今日も悩みを抱えた女性が、ふらりと立ち寄ったようですよ。

1. 「台風が来るたびに体調を崩してしまうんです」

 今回は、春香さん(27歳女性/仮名)からご質問をいただきました。

「私、台風が来るたびに、具合が悪くなるんです。 同僚からは、『またサボり?』なんて言われてしまって。今ではすっかり“台風になるとサボるキャラ”です……」

 えりのボスは春香さんの話を聞き、微笑みながらうなずきます。

「誤解されるのはいやね。具合が悪いのはウソじゃないんでしょう? 具体的にどんな症状が出るのかしら」

 春香さんは、自分の症状を思い出すように話し始めました。

えっと、頭痛だったりめまいだったり……。毎回同じではないんです。だるさとか気分の落ち込みとかもあって

「そういった不調が毎回起こるなら、もしかしたらそれは気象病かもしれないわね」

「えっ。気象病ですか?」

 春香さんは、気象病という言葉は聞いたことがあったようですが、具体的にどのようなものなのかは知らないとのことでした。

 これは放っておけません!

2. 台風と体調の関係とは?

気象病って、気圧の変化や天候の変動で体調に影響が出ることよ。梅雨の時期に、なんとなくからだが重かったり気分が暗くなったりしやすいのも、同じ理由よ

「言われてみれば梅雨も同じような感じかも」

 えりのボスは縦に首を振り、続けます。

「そうでしょう。それに、気象病にはいろんな症状があるの。頭痛やめまい、だるさなど、それぞれの体質や状態によって感じ方も違うわ」

 春香さんは興味津々で耳を傾けます。

「なるほど。気象病ってどうして起こるんですか?」

「それはね、大気中の気圧が変化することで、からだが影響を受けるからよ。台風のような気圧の急激な変化は、自律神経や内耳の働きに影響を及ぼすの。正常な働きができなくなってバランスが崩れるから、頭痛やめまい、だるさといった症状があらわれるのよ」

気圧の変化が、自律神経と内耳に影響を与えるんですね」

「そうそう。天気に合わせて毎回体調が崩れるのであれば、気象病におすすめのセルフケアをしてみるのはどうかしら。気象病の対処法を試して、体調の安定を図ってみるのもひとつの方法よ」

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


どこでしくじった? 30代からどんどん綺麗になる人の秘密4つ
 20代の女性はどんな女性でも若さに溢れて美しいですが、30代を過ぎた頃から見た目に大きな差が開いてきますよね。30代を...
あーイライラ!“鉄板”漢方でプレ更年期と戦う【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
20代メイクフェチがお伝えしたい! 劇的に垢抜ける「ハイライト」術
 アラフォー女性のみなさん! ツヤ肌に見せたいからといって、顔中あちこちにハイライトをのせてギラギラにしてしまっては、せ...
「漢方の基本」プレ更年期世代の素朴な疑問10【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
amazonで常に上位!男を惑わす「フェロモン香水」試したら
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
単品より定食!? ダイエット中なのに外食が多い人のメニュー選び
「外食=太りやすい」というイメージが強いため、ダイエット中はできるだけ避けたいと思う人も多いはず。でも仕事が忙しいと、つ...
“ヘアアレ”下手回避!意外と知らない「スタイリング剤」の種類&選び方
 女性にとって、ヘアスタイルは重要なポイント! 毎朝、鏡に向かって髪の毛と格闘している人も多いのではないでしょうか。理想...
マスクを外したくないけどー!素顔バレの葛藤を乗り越える法
 コロナ禍でマスクが欠かせない生活が3年も続いています。最初は息苦しさを感じていたものの、いざマスクを外すとなると、マス...
黒ゴム注意報発令!「老けて見えない」まとめ髪で脱おばさん
 まとめ髪をした自分が鏡に映って、「なんか老けた?」と悲しくなったことはありませんか? 若い頃は、何も考えずにささっとま...
プチプラでアイメイク格上げ!一周回ってキャンメイク&セザンヌが良き♡
 私はいまだにマスクをつけて外出する機会が多く、そんな時はアイメイクしかしていません。そしてマスク姿だと、何だか街中全員...
糖化はお疲れ女性の敵!若さを保つ食事法5選【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「ノーズシャドウ」アラフォーの“ケバ・ダサ”残念テクを解説
 眉から鼻にかけてノーズシャドウを入れることで、簡単に彫りが深いハーフのような目鼻立ちの顔に見せられるため、最近では数年...
アンミカ歯磨き粉「ミカホワイト」でホンマに歯は白くなる?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
衣紋掛けはTPOで!40代赤っ恥“秋冬ファッション系死語”7選
 ファッション用語は、時代によってどんどん様変わりしていきます。常に流行をチェックしていない限り、知らない間に若者にはま...
目頭切開ラインが人気!マル秘テク4つでマンバギャル回避
「目頭切開ライン」とは、目頭の部分に“ちょんっ”と切り込みを入れたようにアイライナーを引いてつくるラインのこと。この目頭...
使用期限は? 固まったら? 古いマニキュアの正しい捨て方
 マニキュアの捨て方を知っていますか? もしかしたら、「いつも適当に捨てていた」なんて人もいるかもしれませんね。でも、間...