ママ友トラブルに巻き込まれた!穏便に済ますための方法は?

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2019-07-14 06:00
投稿日:2019-07-14 06:00
 “ママ友”という言葉が、あまり好きじゃない――。そんな人も多いのではないでしょうか。そのくらいママ友にはトラブルがつきもので、ドラマなどの影響もあってか、あまり良いイメージがない。ママ友は子供たちの関係性にも付帯しているため、そもそも不安定であることが前提でもあります。
 ママ友トラブルに巻き込まれた時、どうしますか? きっとみなさん、こう考えるでしょう。「なるべくママ友トラブルは穏便に済ませたい」って……。

ママ友トラブルは自分だけが原因ではない

 結論を先に述べると、“ママ友トラブルは自分に原因がない”です。なので、考えてもスッキリ解決することはありません。むしろ、考えていくほど泥沼化していきます。ママ友トラブルでありがちなトラブルの原因を見てみましょう。

前提が“不安定な関係”だから

 人間は誰しも、好んで嫌われたい人はいないと筆者は思います。誰しもできれば他人に好かれたいでしょう。そうでなければ、人間関係を構築しようとは思いません。叱責されるだけの関係なら、よほど個人でいる方が楽しく穏やかな人生になります。

 古くからの友人には「その日は無理」と雑な返事をしたところで「じゃあ別の日に遊ぼう」と言った具合にリカバリーができます。お互いに信頼があるからこそ、少ない言葉で意思疎通が容易です。必要以上に気を遣う必要もありません。

 では、ママ友になったきっかけは? 「子供と〇〇くんが仲良しだから」や「近所だから」ということ。ここで、自分が女世界を歩んできた経歴を振り返ってみて欲しいのです。小学生くらいまでの女子なら「みんなで仲良く」はできましたよね。でも中学生になると、“女ならではのいざこざ”が頻繁に起こりませんでしたか?

 お気づきかと思いますが、ママ友とは中学生のクラスメイトより浅はかな関係ですよね。だから、前提が“トラブルありきの関係”なんです。

個人の感情のもつれから

 女性って、一般論や「みんながこう言ってるから」というのが好きです。だからこそ、雑誌の流行にも飛びついてしまいます。

 ママ友の世界も、誰かが「あのママって……」と言えば、同調しなくちゃいけない気がします。冷静に考えると10人中10人が本当に自分のこと嫌いですか? 仮にそうだとしても「顔も見たくないくらい嫌い」な人と「そんなに知らないけど周りが言うから嫌い」とレベルは分かれてそうですよね。

 しかし、悪口や噂を言われている自分も、女性だからこそ多数に偏った意見を無視できません。「私って必要ない人間なんだな」とか「自分は最低なママ……」と悲観的なります。複数人への同調意識が“自分にもある”からこそ、辛いんです。

 筆者から言わせてもらえば、そこは自分のことですよ。「私は間違ってない」と自信を持ちませんか。実際には原因がないことなのに、女性は議論する場合もあります。原因はないのですから、結論は出ません。

子供同士の関係性

 例えば、仲良しな女友達と同じく仲良しな幼馴染の男友達が付き合っているとします。二人が別れた時に自分はどうしますか? 多くの場合は、“そのまま”各自が友人関係を続行していくでしょう。

 ここで女友達が「彼氏と別れたから、アイツと幼馴染やめたら?」と聞かれたら、おそらく多くの女性は「なんで?」ってなりますよね。これは他者と自分の区別が付いているからです。

 しかし、ママである女性は“我が子と自分は一つの存在”と考え始めます。だからこそ、ママ友の子供が自分の子供に何かしてきたら、まるで自分のことのように傷つきます。子供がママに言った些細な日常の伝達でもソワソワするようになります。

 子供同士の関係性は、子供同士のものであってママ友には関係ありません。しかしママ友になったきっかけが「子供同士が仲良し」なので、関係を維持できなくなってしまいます。

どうする? ママ友トラブルが起きた時

 ママ友トラブルの原因を細かく読み解いていくと、共通しているのが「そもそも、そのママと仲良くない」ことがあげられます。ママ友だからこそ、友人や同級生との絆には及ばないのです。

 そんな関係性なのに疲弊してしまう原因は、実は自分にあるんです。子供と自分を切り離して考えられないので、必死になりますよね。それに、多くのママ友の意見が偏ってしまうと、自分もそこに合わせようとする。だからこそ、ママ友トラブルって辛いんです。

 子供同士の関係性は毎日変わります。だからこそ、ママである自分が介入する隙もないです。そんなスピード感で子供は日々成長していきます。さらにママ友は、最初から友達ではありません。そのように一歩引いて割り切って付き合うことが大事になります。

 それに“複数人で一人の悪口を言う”ことや“大人たちの関係を子供の世界に持ち出すこと”を簡単にするような人間。こんな魅力がない人と付き合えるくらい、自分はお人好しじゃないことにも気づいた方がいいと思いますよ。自分の本音と釣り合った行動をしていないからこそ、ママ友トラブルに苦しむことになります。

 自分の気持ちを隠して、なんとか前を向き続けた。それでも、ママ友トラブルに疲れた時。それは関係を終わらせる時ではないでしょうか。

ママ友とは適度な距離を保って

 筆者は“ママ友”とくくることが、あまり好きではありません。本当に仲良しなママであれば“彼女もママであり、私と友達”というカテゴライズがされ“友達”と呼ぶでしょう。わざわざ“ママ友”という分類をしているところが、なんとも曖昧な関係に感じます。

「子供が仲良しだから」とか「習い事で会うから」というような具合に、そんな関係だからこそ、持ちつ持たれつで“適度な距離”を保っていくこと。それが双方のテリトリーを犯さない必要最低限のマナーだと思います。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


洋服の寿命って何年?冬物をクリーニングに出す前におさらい
 洋服が好き! ショッピングも大好き! そんな女性って多いですよね。買うのはいいけど捨てるタイミングがわからず、クローゼ...
心に響かないアドバイスが有益なチャンスに変わる神マインド
 みなさんは素直に聞けないアドバイスはないですか? 私はぶっちゃけいっぱいあります……。もったいないですよね。スッと入っ...
超絶カッコいい!木登り“たまたま”の完璧ポージングにキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場のコミュ障さんに悶々…上手に距離を縮める5つの接し方
 職場では様々なタイプの人が働いているため、気が合わない人がもいるのもよくあることでしょう。コミュ障(コミュニケーション...
45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断! 2023.4.20(木)
 新型コロナが流行する前、医師から「健康的な自前の歯」を維持するべく、ひとつの選択肢として歯科矯正を勧められたアラフォー...
行き詰まった時は「料理」をするといいよ 2023.4.19(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
花にたとえるならスズランで!幸せ・愛・喜びを全部きやがれ
 細かいことは気にしない性分とはいえ、若い頃に付き合っていた彼氏から「花にたとえるなら、君はドクダミの白い花だね」と言わ...
「ささって」って何ナニ? 混乱必至!県民性ダダ漏れLINE3選
 小さな日本という島国に住んでいるのに、出身地が違うだけで、話し方も習慣も文化も大きく違うものです。違いすぎて、会話が聞...
白と青が眩しい季節 ぶらつくには良い日和 2023.4.17(月)
 この季節はなぜだか白と青が眩しくて、ぶらつくには良い日和。  家に籠もっていた人々が、外を動き回る自由を楽しんで...
“たまたま”も春うらら♡おんにゃの子と素敵な恋が始まる予感
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
念願のドラム式洗濯機!良かれと思ってホコリを取ったら1.6万円の大出費
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
昔の自分の写真を見て「かわいい」と思った 2023.4.16(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
アラフォーにして保険について初めて考えた 2023.4.15(土)
 皆さん、保険って何か入っています? 私は自分にはあまり関係ないものだと思っていました。ついこの間までは……。保険外交員...
余った片栗粉の使い道!ごま豆腐レシピから入浴剤、お風呂のカビ掃除まで
 料理に大活躍する片栗粉。でも、ついつい出しすぎてしまったり、賞味期限が切れて使えなくなってしまったりと、余りがちですよ...
スマートな大人の復讐ルールって? 泣き寝入りせず、仕返ししたっていい
 みなさんは、復讐や仕返しってどう思いますか? 私はものすごく執念深いので、イヤなことをされるといつまでも忘れず、仕返し...
明るい日差しのもとに春の色が溢れる 2023.4.14(金)
 ついこの間まで一色で塗られていた大地に、明るい日が差して春の色が溢れる。  冬に眠っていた反動で腕を伸ばす植物た...