性交渉でできもの!?【専門家監修】デリケートゾーンの異変とケア方法

コクハク編集部
更新日:2023-11-02 06:00
投稿日:2023-11-02 06:00

3. どんなとき受診すればいいの?

 受診の目安ですが、できものが痛む場合や、大きくなっている場合は、婦人科の受診をおすすめします。

 抵抗がないようならば、皮膚科でも問題ありません。一般的に、実際の診察では、医師の問診や視診の後、触診が行われます。

 また、できものがイボ状の場合も受診しましょう。イボ状のできももの場合、尖圭(せんけい)コンジローマの可能性があり、この原因ウイルスは子宮頸癌の要因になる場合もあるため注意が必要です。

 デリケートゾーンの診察に抵抗があるかもしれませんが、医者やスタッフなどがすべて女性のクリニックもたくさんあります。

 できものはデリケートゾーンに限らず、からだ中どこにでもできる可能性があるものです。美紅さんのように恥ずかしいと感じる方も多いと思いますが、異変を察したら、悪化する前に、一度婦人科を受診してみてください。

4. デリケートゾーンを正しく清潔に! おすすめセルフケア3選

 デリケートゾーンは非常に繊細な場所であるため、気づかないうちに刺激を与えてしまっているかもしれません。

 デリケートゾーンを清潔に保つための、おすすめのセルフケアを3つ、ご紹介します。

4-1. デリケートゾーン専用ソープの使用

 デリケートゾーンを洗う際は、専用のソープを使いましょう。

 デリケートゾーンは繊細な部位であるため、からだ用のソープだと洗浄力が強すぎてトラブルの原因になる可能性があります。

 洗い流す際は、ぬるま湯のシャワーがおすすめです。熱いお湯だとデリケートゾーンの乾燥の原因になります。

 また、泡が残らないようにしっかり洗い流しましょう。

4-2. デリケートゾーン専用のクリームやオイルでの保湿

 デリケートゾーンの皮膚は非常に薄いため、クリームやオイルでの保湿が重要です。

 顔やからだと同様に、デリケートゾーンはお風呂上がりに放置しているとどんどん乾燥してしまいます。お風呂上がりには、デリケートゾーンにも忘れずに保湿ジェルやオイルを塗るようにしましょう。

 保湿の際は、デリケートゾーン専用のクリームやオイルの使用もおすすめです。

4-3. 通気性のいい下着の着用

 デリケートゾーンのケアには、コットンやシルクなど天然素材の下着の着用がおすすめです。

 天然素材の下着は、ナイロンやポリウレタンなどの化学繊維の下着より通気性がいいため、ムレを防ぐことができます。

 また、天然素材は化学繊維よりも柔らかく摩擦が少ないため、黒ずみ対策にもおすすめです。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


生理前に限らず些細なことでイライラ!【医療従事者監修】アラフォーが注意したいPMSではない意外な理由
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...
長財布はダサい&時代遅れとされる3つの理由。令和におすすめの財布は?
 最近、長財布を使っている人をあまり見かけなくなってきましたね。今でも長財布を愛用しているものの、「もしかしてダサい? ...
女性は30代以降、筋肉量が年間1%ずつ減!?【医療従事者監修】今すぐ試せる“ぽっこり下腹”引き締め術3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【検証】メイクしたまま寝ると汚肌一直線?20代美容ライターが3日間オフなしで過ごしたら意外な結果に…
「メイクを落とさないと肌が荒れる」とはよくいったもの。メイクをしたまま寝ると毛穴に詰まった汚れや皮脂が酸化して、肌荒れや...
「美容医療」反対派と賛成派の意見。トライする前の参考にしたい
 いつの時代も、女性は美しくなりたいと思うもの。そして、今の時代、美容医療や美容整形がより手軽になり、挑戦する人も増えて...
更年期の“意外と知らない”基礎知識/更年期症状は遺伝する? 出産経験の有無は影響する?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
熱狂する韓国コスメブームに違和感。顔につけるのに、低価格、パケ買い、なんとなく…だけで買って大丈夫?
 つい先日、資生堂の最終赤字が100億円超との報道がありました。主な理由は中国での事業不振にあるそうですが、実際のところ...
急に夜が淡白になり、枯れてしまった彼氏…【薬剤師監修】浮気以外で考えられる原因は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代で「実年齢+5歳老け見え」は絶対回避したい!【美容家激推し】お助けアイテム3選
 40代を迎えると、ちょっとした老け見えにも落ち込みますよね。「43歳なのに、48歳くらいに見られた…」なんてしょんぼり...
お肌のシミはなぜできる?【美容外科医が解説】薬局で購入可能なおすすめの薬と美容クリニックの威力
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。美容医療11年目の美...
腹痛だけと思ったら大間違い!本当は怖~い「便秘」の5つの影響【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...