更新日:2024-09-03 13:54
投稿日:2023-11-03 06:00
友人が悪いわけではないけれど
キッパリ拒否されたんです。ショックで体が震える……というものを経験したのは、あの時が初めてでした。しかも、
――嬉しい。じゃあ、沙雪さんと一緒に帰るふりして途中で巻くから、涼介さんがいる店をLINEして。
――わかった。
2人が別々に店に戻る際、見つからないよう柱の陰に隠れていましたが、私の腹にはどす黒いものが渦巻いていました。
決してユリさんが悪いわけじゃないのに、言いようのない嫉妬心と敗北感に苛まれてしまって……。
迫りくる「女の賞味期限」
(あの2人、きっとセックスするのね……)
不意に2人が絡み合う光景が頭の中で描かれました。
夫とセックスレスになって、何年が経つでしょう。これほど悔しい思いをしている間も『女の賞味期限』は確実に失われていく。
その日からでした。私の女として価値があるのか、男の本能を奮いたたせる魅力があるのかを試したく、既婚者合コンに通い出したのは――」
次回に続く。
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