【45歳からの歯科矯正】まじか。矯正8カ月で主治医から衝撃の提案が…

コクハク編集部
更新日:2023-12-09 06:00
投稿日:2023-12-09 06:00

【これまでのお話し】

45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ(#1)/45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断!(#2)/歯の矯正治療は自費診療で定価ナシ!で、おいくらに?(#3)/歯の矯正器具を2時間かけて装着、違和感しかねぇ(#4)/歯科矯正で“ハムカツNG”となり、人生の楽しみが半減(#5)/ワイヤー矯正装着2週間、バゲット食らうコツを取得(#6)/ワイヤー矯正4カ月、目に見えて効果が表れてきた!(#7)/歯科矯正の洗礼か! 頬がこけ、そして便秘に…(#8

定期検診で磨き残しの“ちりつも”を痛感

 45歳から始めた大人の歯科矯正、器具装着から8カ月が経ちました。

 2週間に一度の定期検診は、もはや生活の一部。ワイヤーやゴムなどをはずし、ポッチ(正式名称は「ブラケット」)が正常に着いているかどうかの確認やワイヤーの調整などを行うのですが…。

 エアーブラシをかける歯のクリーニングが、とっても気持ちが良くて。毎日の歯磨きをどんなに頑張ってやったところで、表側のワイヤー矯正は磨き残しが出てしまう。それを痛感するのは、2週間に一度のワイヤーを外した瞬間で、ちょっと不快な臭いがするんですよね…。磨き残しの“ちりつも”って罪。

 矯正中は咀嚼の回数も少なくなりがちで、結果、日々便秘気味ですが、そんな便通ローテにも慣れて来ました(失礼いたします)。慣れってこわいですね。

歯の型取りを行うと一目瞭然!

 そんなある日の定期検診で、現状の把握のため、歯の型取りを行いました。

 型取りには印象材と呼ばれる、ほんのりと冷たくてムニュっとしたブツが口の中に流し込まれますが、あの「おえっ」となるのも、だいぶお手のもの。やっぱり「おえっ」とはなるものの、数分の我慢です。

 その2週間後――。

 型取りしたビフォー・アフターの模型を並べて、ふむふむと頷く主治医。

 矯正自体は順調に進んでおり、「安心してください、順調すぎるぐらいですから」。

 とにかく明るい安村入ってるなあ、と思っていたら、「ただねえ、動きやすいってことはねえ」。

 不穏な空気が漂います。

矯正しても元の状態に戻りやすい歯がある!?

わたし「動きやすいってことは、やっぱり、戻りやすいってことですか?」

主治医「そうなんだよね。矯正前の状態に戻りやすい側面が確実にある」

 な、なんと…。

 こればかりは実際に矯正をやってみないとわからないと言いますが、それでも、歯並びと骨格の傾向から、「戻りやすいタイプではある」とは見当がついたそう。

 初耳なんですけどー! 困惑するわたしを横目に、主治医は続けます。

「矯正が終わったあとも、就寝中のマウスピースの着用は、以前からお願いしていたとおりなんだけれど。

 それに加えて、この矯正が終わった後に、歯4本の裏側に矯正器具を装着したままの生活をすると、きれいになった歯並びがキープできて、歯医者の視点からいえばおすすめではある

別の矯正装置をつける仰天プラン

 それってつまり…。

表面の矯正が終わった後に、今度はまた別の矯正をはじめるってことですか?

そう。上の歯と下の歯、それぞれ前歯の4本にね。目立たないし、歯列をキープできることを考えたら、絶対におすすめではあるんだけれど

「その別の矯正はいつ取れるんですか?」

基本ずっと着けたままかな

 えーっ! つまりは一生、矯正生活!?

「結論を出すのはまだまだ先の話だから、ゆっくり考えてみて」

言い得て妙の「後戻り」

 衝撃の展開。帰路につく途中、電車内で「歯科矯正 戻る」で検索すると、「後戻り」なる用語が引っかかります。

 たしかに子どものころに歯科矯正をやった友人が、歯並びがまた悪くなった…と嘆いてはいたけれど。

 いやあ、まいっております。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


書店パトロール空振り?いや、逆ヤバ!文具女子博の雑誌付録は使い方∞
 慌ただしい年末年始で雑誌付録をチェックできていなかったな〜と書店をパトロールしました。  ピンとくる雑誌の付録が見つ...
Amazon1位の白湯用マグカップは“以外”でも大丈夫? 販売元に聞く
「Amazonベストセラー1位」のオレンジ色のワッペンよ、なぜこうもわたしの購入意欲をかきたてるのか…。「知らんがな!」...
ありがたい幸運お年玉! 激レア縞三毛猫の“たまたま”に合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
絶対買い!運気満タンなシンピジュームは手軽価格&ランなのに寒さに強い
 年末のお歳暮商品として人気の高い「シンピジューム」の花鉢ですが、実は切り花としてもスゴイんだとか。華やかで可憐な見た目...
【開運&金運UP】日本三大金運神社・安房神社のお参りで、ご利益が!
 日本三大金運神社とは、山梨県富士吉田市・新屋山神社(あらややまじんじゃ)本宮・奥宮、石川県白山市・金劔宮(きんけんぐう...
便利家電を使いこなすお婆ちゃんが教えてくれたこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
虫歯1本に治療費100000円!? ベラボーな額を請求される米国の高額治療費
「アメリカに住んでます!」 と聞くと、日本にはないキラキラした素敵な生活を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。 ...
2024-02-26 19:02 ライフスタイル
〆ラー卒業のアラフォーに!「かに鍋&水炊き」缶のススメ
 お酒を飲んだ後、人はなぜラーメンが食べたくなるのでしょうか? アルコールに浸った体が脂と塩分を欲しているのか…。  ...
子どもの友達に「ばあば」と間違えられたショック! 高齢出産の後悔4つ
 世間では、高齢出産する人がとても増えていますよね。晩婚化が進んだ背景や、不妊治療が保険診療になった変化も大きいでしょう...
日本海から吹きつける風の中、黙々と歩く少年たちが愛おしい
 早朝にも夕方にも見える空の色、学生服の少年少女、ミラーに映る電車。  どこか非現実的な景色は、まるで中村宏の絵画...
おんにゃの子の匂いに夢中!“たまたま”君の恋が実るといいな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
親バカ上等!いうて夫よりマシかも?子どもの可愛すぎるお手伝い失敗談
 子どもはいつだって、ママを助けたい、褒められたい、役に立ちたいと思っていますよね。だから、小さい子どもはママを喜ばせよ...
惚れてまうやろー!彼氏より気が利くChatGPTに「好き」について聞いた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第65回「パカラパカ、春のひとみにタツノオトシゴ」
【連載第65回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
恐怖の親知らず抜歯!30女が超ビビりながら人生初抜歯した話
 皆さんは親知らずがまだ生えていますか? 筆者は30代になってもすべての親知らずが生えたままです。  歯は大切にしてい...
千代田区民は“勝ち”だよね。通勤ラッシュを知らない自分は上流階級層の女
――『東京の中心に暮らす、ということ』…なんてね。  鈴木綾乃の頭の中にマンション販売のコピーのような、そんな言葉...