「わがままだね」と言われたら…悪口どころか褒め言葉のワケ

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2024-01-19 06:00
投稿日:2024-01-19 06:00
「わがまま」と聞くと、みなさんはどんなイメージを持ちますか?
 私は思いっきりネガティブなイメージしかなかったのですが、最近は憧れすら持つようになっています。
 わがままって、結構褒め言葉なのかもしれません。

「わがままだね」と言われたら…

 

 

 

 

わがままを言われると嬉しそうにするお客さんも

 何年か前に、「あなたはわがままだよね」と言われことがありました。

 最初に聞いた時は本当にショックで、自分がすごく嫌になったものです…。

 しかし、言われて落ち込んでいる私を見たその人が、「え! なんでショック受けてるの??」ってキョトンとしている。

 なぜなら、その人にとって”わがまま”は、悪いものではなかった様子。

 どうやら「意見をハッキリ言える」とか「分かりやすい性格」みたいな意味で言ってくれていたようでした。

 私ならわがままといった言葉を選ばないので、すごく驚いたのを覚えています。

 で、そこで思い出したのは、スナックのお客さんたちの顔。

自己主張する人の方が好かれる

 例えば常連さんがお姉さんに電話して「お寿司買っていくけど、何が好き?」と聞いたとします。

 私なら「嬉しいです! なんでも好き!」って返しますが、お姉さんたちは違う。

「今日はお寿司の気分じゃない、お肉がいい」と言うんですよ。

 初めて聞いた時は「ケンカになる!」と思ってすごく焦ってたんですが、肝心のお客さんは「え~しょうがないなぁ~」となぜか嬉しそうで…。

 なるほどね、と思いました。

 わがままなお姉さんたちって、男女関係なく人気があるんですよね。

 もちろん相手との関係性など、いろんな塩梅を計算しての発言だと思うのですが、わがままを言うのってそんなに悪い行動ではないと学びました。

 いつも気を遣ってばかりのみなさん! 今年、私と一緒に”わがままチャレンジ”してみませんか?

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。憧れのお姉さんたちに近づくために頑張り中。

コミ:どろんぱの人気ホステス。モジョ子の良き先輩。酒乱。

ママ:どろんぱのママ。自信と悟りの権化。世界の中心は自分。

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。おっとり毒舌、3人の子持ち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #2
 自分の作品がヘアヌードブームに引っかかることも、世間はこんなにエロが好きで、女性のヌード=男性の下半身への奉仕物、と見...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #1
 女が脱ぐ仕事をするのには、いまも昔も危険や煩わしいことが付きまといます。  私自身、音楽をやっていた頃に自分の作...
お葬式に黒いタイツはダメ?寒い日の防寒対策&喪服のマナー
 真冬にお葬式に参列することになった時、黒のストッキングでは足元が寒いことってありますよね。でも、暖かい格好で行こうと思...
配信者にとっては厄介!「察してもらいたい欲」がすぎるひと
 ライブ配信は、まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく世界。今日も今日とて、多くのライバーやリスナーは、配信をめぐっ...
この匂いはあの子かにゃ?チェックに余念のない“にゃんたま”
 猫の嗅覚は、人間の嗅覚の数万倍から数十万倍鋭い、といわれています。  猫の鼻先は常に湿っていて、空気中に流れてい...
今年の実付きは最高!「千両」と共に迎える幸せなお正月
「今年の千両、実付きがいいよ!」  花市場でいつもお世話になっているセリ人のお兄様が電話の向こうで叫んでおります。...
旅行できない今こそ…年末年始におすすめグルメサービス2選
 政府の観光支援策「Go To トラベル」の全国一斉停止が決まり、年末年始の予定を変更した人も少なくないはずです。こんな...
静かな時間の終わりなき毛繕いに感じる“にゃんたま”の美学
 男には自分の世界があるらしいと知ったのは、小学校低学年の頃。  テレビでルパン三世のアニメのテーマ曲が流れていて...
人と仲良くなる6つのコツ&友達作りが上手な人の共通点♪
 社会人になってから、「人付き合いに苦労している」という人は多いはず。学生の頃には、無難にこなしていたはずの人付き合いが...
アンガーマネジメントのススメ~怒りを伝えて我慢にさよなら
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。人間関係のほとんどのトラブルは“怒り”から始まるといっても過言ではありません...
急ぎ足の隙間からチラリ…赤ネコ君のぷっくり“にゃんたま”
 きょうは、急ぎ足で横切るにゃんたまω様。  茶トラの別名は「赤ネコ」。鮮やかな色をした毛並みに、立派なにゃんたま...
ハマる女子続出 WEB漫画「明日、私は誰かのカノジョ」って?
 近ごろは、紙のコミック雑誌だけでなく、電子コミック連載でのヒット作も増えてきました。その中でも紙と電子で累計40万部を...
自由奔放が長寿の秘訣? 森の妖精“フェアリーピコ”の育て方
 さかのぼること、数年前の年末のある日……。  花市場を徘徊していたワタクシは、市場関係者の鉢物担当のお兄様たちに...
お酒が飲めなくてツライ…下戸が飲まずに飲み会を楽しむ方法
 水商売に限らず、仕事をするようになると必ずぶち当たるのが「お酒は飲めた方がいいのか?」という問題。緊張がほぐれるお酒の...
“時間がない”と思って行動するデメリット&抜け出す方法
 家事や仕事をするには、時間がかかります。状況や内容によっては、終了日や納期などが決められているものもあるでしょう。この...
南の島のイケにゃん少年…初々しい“原石にゃんたま”をパチリ
 きょうは青田買い! 南の島でイケにゃん少年に出逢いました。  都会的な顔立ち、端正な見返りなさまに胸キュン♪ ...