横暴SEXで“分散”決意!乳房、卵巣を失った40代主婦は新たな男を探す#4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-02-23 11:21
投稿日:2024-02-23 06:00

フェラチオを要求されて

――どうしたの?

 彼は私の苦痛など全く気にかけないように、聞いてきたのです。共感力に欠けているのか、男のプライドなのかはわかりません。

――アソコがひりついて痛いの…ごめんなさい。

 さすがに耐えきれず、打ち明けました。すると、彼はあっさり告げてきたんです。

――今日は調子がノラないな。悪いけど、口でしてくれない?

――えっ?

 私は言葉を失いました。私の体をいたわるより先に、フェラチオを要求してきたんです。さも、自分は悪くないと言わんばかりに…。

――…わかった。オクチでさせて。

 痛みよりはマシだと思い、起き上がって彼の勃起に顔を近づけたんです。そのまま咥えようとした私に、

――ゴムは外してね。

 彼は当然のように言ってきます。

――も、もちろんよ…。

 私は言われるまま、生の勃起を頬張り、舌を絡めました。

――おお、やっぱりナマはいいな。ちょっと強めにしゃぶって。

「えずく顔がエロい」とノド奥まで

 彼の手が私の髪を撫で、またしても股間にグッと押し付けてきたんです。無理やりノド奥まで咥え込まされ、私が『オエッ』とえずくと、

――えずく顔がエロいな。もう一度、見せて。

 彼の手が再び私の頭を押し付け、私はもう一度ペニスを頬張らされたんです。亀頭の先端がノドの粘膜に触れ、再度『グエッ』とえずいてしまって…。

――純也さん、許して…えずくのは苦しいの。

 涙目で言いました。

――しょうがないな。じゃあ、普通のフェラでいいよ。セックスできなかったんだから、丁寧にやってね。

 あまりにも無情な言葉でしたが、私は従いました。

(彼に快楽を与えなくては捨てられる…もしかしたら、奥さんとヨリを戻されるかも…)

 そんな恐怖もよぎりました。夫と別居の私にとって、それだけは避けたかった。男の人に抱かれたい、いつまでも女でありたい気持ちが強かったんです。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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