お疲れ顔とは言わせない!知っておくと得するメイクお直し術

藤田裕美 美容師・ヘアメイク
更新日:2019-12-19 06:17
投稿日:2019-07-20 06:00
 朝にしっかりメイクして出かけても、お昼を過ぎたあたりからメイク崩れが気になり始め、夕方にトイレの鏡を見たら「あれ?」ってことありませんか。日中、通勤や仕事で頑張ったお肌は想像以上に皮脂や外気でダメージを受けています。一日中エアコンの下だと、乾燥も気になりますよね。
 お昼休憩や夜の予定のその前に、簡単お直しでくすんだ“お疲れ顔”から脱出しましょう。

持ってると便利! ポーチに入れておくべきリタッチ道具と直し方

細い綿棒

 100均などでは個包装されているものもあり、携帯に便利な上に衛生的にも安心なので、数本をポーチの中に常備しておくと使えること間違いなし。

 マスカラやアイシャドーでにじんでしまった下まぶたをオフしたり、アイシャドーのチップ代わりにも使えます。携帯用の乳液やリキッドファンデーションがあれば、そちらを付けてリタッチすることも可能です。

乳液

 目の下の三角ゾーンのヨレやクマを直したい場合は、ちょこちょこ直すよりも、思い切って乳液をつけた綿棒やティッシュで拭き取り、一からやり直した方が綺麗に素早く仕上がります。また、上で紹介した下まぶたのにじみに使用すれば簡単にスルッと落とすことができるので、小さい携帯用のケースに入れ替えてポーチにインしておくと重宝します。

 乳液だけでなく、メイク下地でも構いません。UVカットの入ったものや保湿成分が高いものだとなおのこと良し。ふっくらと仕上がります。

 乳液で拭き取ることによって、同時に保湿もすることができるので、その上からファンデーションやコンシーラーをつけても大丈夫。元々のファンデーションの境目は指でトントンとなじませましょう。

ティッシュ

 どうしても皮脂が気になったりテカリが気になる時は、柔らかいティッシュで顔全体を押さえましょう。あぶらとり紙は必要以上に皮脂を取り過ぎてしまい、すぐにべたつきやすくなるのでティッシュで十分。最後に小鼻をキュッとつまんで皮脂をオフしたらOK。

ミスト保湿スプレー

 空調などで乾燥したと思ったらシュッ!とひと吹き。きれいな手のひらで顔全体を包み込んで馴染ませます。リタッチしたい時は、ミストで浮き上がらせた表面の皮脂だけをティッシュでオフして、パウダーファンデーションで整えればOKです。メイクの上からでも使える霧の細かいミスト状のものがベストです。

スティック状のハイライトクリーム

 朝メイクをしてから時間が経つとともに、どうしてもお顔がくすんで見えてきます。お直しの最後にスティック状のハイライトクリームを目尻を囲むように9の字で入れると消したい影もきれいに飛ばしてくれるので、あっという間にツヤ肌完成。スティックタイプだから手も汚れず便利です。

 鼻筋に入れても立体感が出て効果的。乾燥した目尻に使うのもGOOD。

いつでもフレッシュ顔でいたいから

 これらのアイテムに、普段使いのメイク道具をいくつかチョイスしてしてポーチで持ち歩けば、いつでもどんな時もメイク仕立てのフレッシュ顔でいられます。最近ではお直し専用のシートなども販売されているので、うまく使ってみるのもひとつの手ですね。

 お直しの仕上げに、リップバームを使って一度キレイに拭き取った唇に、旬の色のリップをつけることもお忘れなく。色が入ることでお顔周りがパッと明るくなります。ちょっとしたひと手間を加えるだけで、もう“お疲れ顔”なんて言わせません。

藤田裕美
記事一覧
美容師・ヘアメイク
都内のサロンに勤務後フリーのヘアースタイリストに転向。メディア等のヘアーメイク、講師などの活動。2014年恵比寿にプライベートトータルビューティーサロンを設立。美容師免許保持。
http://starlier.jp/

ビューティー 新着一覧


性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎ...
日焼け対策、怠ってない? アウトドアガチ勢が実践すべき“美肌”を死守する3大ケア
 春と夏はポカポカと気持ちいい外の空気を吸いながら、アウトドアスポーツをしたくなる季節です。でも、「日焼けが気になる」と...
UV対策してる? 美容家が選ぶ春のおすすめ5選。大人の垢ぬけ顔にはこのチークが優勝!
 コクハク編集部では時短美容家の並木まきさん厳選アイテムを多く紹介してきました。  今回は、その中から選りすぐりのアイ...
毛穴にいい?「あの洗顔法」の真相を医師が解説。向いてる肌質もあるけれど…【美容のウソ・ホント】
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
救急箱の中身、チェックしてる? 「いざ」の時に役立つ“常備薬”の選び方【薬剤師が解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
乳液なしは「老け顔」を加速する!? 40代は“プチこってり”がキーワード。美容家の厳選アイテム3つ
 40代も半ばを過ぎると、気になるのが顔の“老いた雰囲気”。過去の自分と比べてギャップにがっかりなんてことも。  今の...
「寝ながら運動」で美ボディになれるってマジか! 激しいダイエットなしで痩せるコツ【インストラクター監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代のツヤメイクは暑苦しさNG!2000円以下で買える「夏までヘビロテできる」優秀アイテム3選
 今年は春から日差しの強い日も多く、初夏のような陽気も増えています。というわけで、そろそろメイクも衣替え!  春から夏...
モテる以前にマナーだよ!「みっともない」認定されてしまう男性の特徴6つ
 ルッキズムに厳しい昨今、男性のルックスにだって難癖付けることはできません。でも…悲しいかな、どうしても「生理的に受け付...
「五月病」になるのは5月だけじゃない!イライラ、不眠、意欲減退…なりやすい人の特徴や放置のリスク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
プチプラと侮るなかれ! 40代後半美容家がガチで使って惚れた神アイテム3点【2025春・スキンケア編】
 優秀アイテムがたくさんあるプチプラコスメ。ですが、40代以上の世代には「ちょっと物足りない…」アイテムもチラホラ。 ...
一晩に何度起きたら頻尿ですか?【医療従事者解説】頻尿のセルフチェック&トイレによる寝不足改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
990円の“プチプラ化粧水”1本だけで10日間過ごしてみた。乳液&クリーム不使用で意外な結果が…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「妊活を始めたものの、なかなか授からない…」《男性不妊》って知ってる? 意外と多い“精索静脈瘤”の話
「妊活を始めたけど、なかなか授からない…」そんなとき、多くの女性が婦人科に行く。でもちょっと待って。実は不妊の約半数は「...