アラフォーは美脚の前に「美足」を目指す!<前>美足とは? 歩き方3カ条

コクハク編集部
更新日:2024-03-20 06:00
投稿日:2024-03-20 06:00

美足につながる! 歩くときの3大ポイント

 歩くときのポイントは3つあります。

 まず、足全体を使って大股で歩くこと。歩幅が大きいほどお腹がねじれるので、腸が刺激されますし、骨にも適切な刺激を与えられるようになります。

 大股で歩くには、足裏を次のように使います。各ステップをイメージしたり実際に歩いたりしながら、あなたの普段の歩き方を振り返ってみましょう。

【Point】
a. かかとから着地する
b. 足裏の全面が地面につく
c. かかとが自然と浮く
d. 小指から親指に向けて体重を移動させる
e. 指先全体で蹴り上げる

正しい足の重心移動方法

 重心は、かかと→指の付け根→指先へと移動させてください。

 文献や情報サイトでは、「かかとから歩くのが正しい歩き方です」とだけ書かれていることがありますが、かかとからの着地を意識するだけではなく、指先で蹴り上げることが巻き爪予防にもなりますし、足首を使うことになります。

 足の指全体で蹴り上げるためには、体重がかかとから小指の付け根を経由して親指へ抜けていくのが大事。意識してみてくださいね。

 ガニ股やO脚になっていると、外側に体重がかかりすぎることがあります。外側に体重がかかりすぎていると、小指球にタコやウオノメができたり、小指の甲側にウオノメができたりします。

 正しい重心に戻すためにも、足裏の使い方を意識してみてください。

スリッパや、スマホを見つつの“ながら歩き”も要注意

 近年は在宅ワークが進んだこともあり、平日は靴を履かずスリッパで過ごす人も多いでしょう。ですが、スリッパを履いて歩くと引きずり歩きになり、小股になりがちなので要注意です。

 また、スマートフォンを見ながら歩いている人も見かけますが、視野が狭くなると自然と慎重になってしまい、膝が曲がり小股になってしまいます。

 せっかく歩いても、頭を下に向け膝を曲げて小股で歩いていると、ふくらはぎの筋肉もあまり使えませんし、健康にも美容にも好作用が期待できませんので、注意してください。

「第二の心臓・ふくらはぎ」の効果を最大化する

 次に、ふくらはぎの筋肉を伸縮させること

「ふくらはぎは、第二の心臓」と聞いたことがある人も多いと思います。ふくらはぎは、伸びたり縮んだりを繰り返して「ポンプの役割」を果たします。

 その動きが、重力で下がった血液や余分な水分を上へと押し戻す役割を担っています。

 ふくらはぎをきちんと伸縮させるためには、足首をしなやかに使う必要があります。

 足首をしなやかに使うには、さまざまな方向に足を動かすこと。今、この本を読みながら、机の下や横になりながらでもいいので、「つま先を伸ばす・引き上げる」の運動をしてみてください。ふくらはぎの筋肉が動くのが実感できると思います。

 足首がかたくなると、怪我や転倒のリスクも上がりますので、ぜひ普段の生活でも意識して動かしてみてくださいね。

爪の全体に体重がかかっているかを意識

 最後に、爪のプレート全体に圧をかけること。爪は、指の腹にかかった圧を受け止める役割を担っています。一定の圧が加わることが前提になっているので、圧がかからないと内側に食い込み巻いてしまいます。

 つまり、指先を使って蹴り上げないと、巻き爪のリスクが高まるのです。ちなみに爪が反るのは、指の腹に圧がかかりすぎていたり、鉄分が不足していたりする可能性もあります。

 原因のひとつとして考えられるのは、体重を指にのせすぎているというパターンです。178ページで紹介した、重心の移動の仕方を見直してみましょう。

 人によっては、歩く際に指を曲げすぎていることもあります。指の腹ではなく指先に圧をかけていると、爪が反り上がることがあるのです。

 指の先端ではなく、爪の真下から、プレートを押し上げるように、全体に圧がかかっているかを確認してみてください。

後編へつづく:アラフォー女性の靴選びで大切な3つのコツとは?】

『一生きれいが続く 素足美人プログラム』(日刊現代刊)

Dr.ネイル爪革命(著)▽2024年1月発売、Dr.ネイル爪革命(著)▽2013年創業。開業して10年、2023年現在で加盟店数100拠点を有し、70万人以上の足に触れてきた。フットケアマシンを自社で開発し日本人に合った独自の施術方法を見出し、2023年秋より新たに爪切りに困った人達が気軽にケアできるようクイックフットケアをスタートした。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


40代のインナーカラー ど派手“痛おばさん”を回避する注意点4つ
 髪の毛の内側だけにカラーを入れる「インナーカラー」は、若者から50代くらいの女性まで、広い世代に流行していますよね! ...
オートファジーダイエットって?16時間の“軽い断食”を成功させるには
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
バズコス「おいせさんコスメ」スプレー2種、お浄め効果を試したら…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
女性のメイクが嫌いな彼氏対策!方法3つで我慢せずに化ける
 男性の中には、女性のメイクが嫌いな人も多いですよね! 中には、付き合った彼氏に「メイクをしないで」と言われ、悩んでいる...
生理休暇は女性の権利!「ずるい」と思われない賢い伝え方
 生理で著しく就業が困難な女性に認められる「生理休暇」ですが、実際に活用している人は少ないようです。というのも、まだまだ...
「限定コフレ」にご用心!悲しすぎる失敗から学ぶ賢い買い方
 クリスマスやバレンタインなど、イベントごとが近づくと発売されるコフレ。イベントで高揚した気分も相まって、「さまざまなア...
どこでしくじった? 30代からどんどん綺麗になる人の秘密4つ
 20代の女性はどんな女性でも若さに溢れて美しいですが、30代を過ぎた頃から見た目に大きな差が開いてきますよね。30代を...
ハンドクリームはシーン別に揃えよう 冬乗り切る3アイテム
 乾燥する冬は手肌のかさつきが気になります。手洗いや水仕事後の、小まめなハンドケアが必要ですよね。ハンドクリームをシーン...
あーイライラ!“鉄板”漢方でプレ更年期と戦う【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
20代メイクフェチがお伝えしたい! 劇的に垢抜ける「ハイライト」術
 アラフォー女性のみなさん! ツヤ肌に見せたいからといって、顔中あちこちにハイライトをのせてギラギラにしてしまっては、せ...
「漢方の基本」プレ更年期世代の素朴な疑問10【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
amazonで常に上位!男を惑わす「フェロモン香水」試したら
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
単品より定食!? ダイエット中なのに外食が多い人のメニュー選び
「外食=太りやすい」というイメージが強いため、ダイエット中はできるだけ避けたいと思う人も多いはず。でも仕事が忙しいと、つ...
“ヘアアレ”下手回避!意外と知らない「スタイリング剤」の種類&選び方
 女性にとって、ヘアスタイルは重要なポイント! 毎朝、鏡に向かって髪の毛と格闘している人も多いのではないでしょうか。理想...
マスクを外したくないけどー!素顔バレの葛藤を乗り越える法
 コロナ禍でマスクが欠かせない生活が3年も続いています。最初は息苦しさを感じていたものの、いざマスクを外すとなると、マス...
黒ゴム注意報発令!「老けて見えない」まとめ髪で脱おばさん
 まとめ髪をした自分が鏡に映って、「なんか老けた?」と悲しくなったことはありませんか? 若い頃は、何も考えずにささっとま...