女性器リノベに投資する女たち#2…小陰唇縮小術の費用と中身

神田つばき 作家・コラムニスト
更新日:2019-10-11 16:45
投稿日:2019-07-30 18:00
 日々鏡で顔を見ない女性はほとんどいないと思いますが、「自分のアソコを毎日見てチェックしている」という女性もまたほとんどいないことでしょう。ある日突然目にした自分の性器のルックスに驚きやショックを感じる女性は少なくありません。デリケートゾーンのお悩み第1位の小陰唇について、病院で手術はできるのでしょうか? 気になる費用と手術方法について調べてみました。

顔と同じだけタイプがある? 小陰唇のルックスは千差万別

小陰唇のルックスは千差万別(写真:iStock)
小陰唇のルックスは千差万別 (写真:iStock)

大陰唇からはみ出ている小陰唇肥大

 小陰唇の形は真っ直ぐだったり、フリル状になっていたり、文字通り千差万別なのです。その中で気にする人の多いのが、大陰唇を閉じた状態でも小陰唇が見えているタイプです。実際にはこのタイプの女性はとても多く、小陰唇が大陰唇の中に収まっているのが普通だとは言い切れません。治療の必要はありませんが、「セックスしている時に小陰唇がペニスに巻き込まれ、膣内に引っ張られて痛い」と、小陰唇の切除手術を考える人が多いようです。

左右の小陰唇の大きさや厚さがちがう

 女性器は必ずしも左右対称とは限りません。大陰唇も小陰唇も、どちらか片方が大きかったり長かったりします。AV男優に話を聞くと、女性器の左右非対称は珍しいことではなく、男性から見て気になることはまったくないそうです。ただ、当の女性にとっては、長い方の小陰唇だけが下着などに擦れてかゆみの原因になることがあり、悩んでいることがあります。

小陰唇がしぼんで垂れ下がっている

 ふっくらしているはずの小陰唇がしぼんで下に垂れ気味になっているケースです。トイレで便座に座りおしっこをする時、垂れた小陰唇が閉じたままになっているために、オシッコが真っ直ぐに飛ばなかったり、オシッコが中にたまるという現象が起こります。時間が経ってから出てきて下着を汚し、尿漏れだと思い込んでいる人もいます。更年期以降にはこのような変化を起こすことがよくあるので、覚えておくと良いと思います。

デリケートゾーンまわりで最もオーダーが多い小陰唇縮小術

手術を考えているなら慎重に(写真:iStock)
手術を考えているなら慎重に (写真:iStock)

小陰唇縮小術、どんなことをするの?

 これらさまざまな小陰唇の悩みを解決する手術が、小陰唇縮小術です。人と見比べることのない部位なので、「大きい」にも個人差がありますが、2cmを超える場合は切除手術を考えるケースが多いようです。


・手術は局所麻酔で、レーザー切除を行います。
・術後2~3日は痛み止めが処方されます。
・手術時間は30~90分ほどで日帰り手術です。
・切除後は吸収糸(溶ける糸)で縫合します。この糸は2週間ほどするとポロポロ取れてきます。
・手術当日は安静が必要ですが、翌日からはシャワーや事務仕事などもOKです。

 部位が部位だけに非常に痛いのではと思ってしまいますが、実際に手術を受けた人の体験談によると「チクチクする感じの痛み」「翌日からはそんなに痛くない」という感想もあり、個人差はあると思いますが、寝込むほど痛いというケースは少ないようです。また、時間外でも相談できる電話番号のある病院を選ぶと安心できるでしょう。

気になる費用は? 健康保険の適用は?

 都内の美容整形外科病院で、小陰唇縮小術の詳しい情報を掲載しているサイトを何軒か調べてみました。左右片方で14~18万円、両方で20~30万円が平均的な価格帯でしたが、かなり広範囲のばらつきがあり、もっと極端に安いところも高いところもあります。初診時に治療費の内訳、実際の手術例についてくわしく聞いてみましょう。大切なデリケートゾーンを任せるのですから、「納得できる病院を探す!!」という意志が大切です。

 基本的には健康保険適用外の実費価格ですが、大陰唇から露出している部分が擦れて痛い、かゆいなどの症状により適用される可能性があります。見た目の美しさを求めて手術したのか、何かしら症状があって改善するために手術したのかで判断されます。ここは重要なポイントですから、オシッコが真っ直ぐ飛ばない、下着などの摩擦でかぶれたり痛かったりする、などの症状は詳しく伝えましょう。保険適用外なら手術は見合わせる、病院を変えて意見を聞いてみる、という慎重さも必要です。

 次回はデリケートゾーンのお悩みの第2位、「膣がゆるい」についてお話しします。

神田つばき
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作家・コラムニスト
離婚と子宮ガンをきっかけに“目がさめて”、女性に生まれたことの愉しみを探そうと緊縛写真のモデルとライターに。私小説「ゲスママ」、女性の悩みや疑問を解き明かすコラム「性に纏わるあれこれ」
イベント「東京女子エロ画祭」「親であること、毒になること」などの企画も。X

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